内容紹介
●維持透析は当初,生命を維持することに目標をおいていたが,現在では患者のQOLを向上させる方向にも目を向けるようになり,近年ではその傾向が著しくなってきている.
●補完代替医療の多くは医療社会の表面からは姿がみえにくいが,”費用がかからず”,ときに,現代の科学的医療ではみることのない”医療奇跡”といわれる効果を発揮することもある.
●医師・看護師の多くは補完代替医療に関心をもっているが,その関心を満たすに足る情報が不足している.そこで,いま,維持透析患者に対する補完代替医療に関する実践書をめざして本書が企画された.
●維持透析患者の多くは全身性アミロイド沈着症や閉塞性動脈硬化症,あるいは骨・関節,四肢の痛みを抱えている.本書により補完代替医療が普及し,患者の悩みが軽快することを期待したい.