がん臨床の看護実践に広く役立つ有用なテキスト「がん看護の実践シリーズ」の第1弾!
内容紹介
●がん看護の臨床の場で「緩和ケア」や「看取り」の過程に取り組む看護職者に必須の内容を,図・写真・イラストを多用し,事例紹介やポイントにはコラムなどを挿入しながらわかりやすくまとめた.
●総論では,「緩和ケア」への最近の考え方から,治療,補完療法,がん患者・家族の全体像の捉え方について触れた.
●6部から成る各論では,エンドオブライフ(end of life)すなわち人生の終章にあるがん患者とその家族へ緩和ケアを提供するときに求められる取り組みとして,症状コントロールの実際や精神面のケアだけでなく,家族・遺族ケア,患者の意思を尊重した日常生活のケアに加え,QOL・希望・意味をテーマとしたケアも収めると同時に,「看取りのケア」に関しても言及した.
●看取りのケアでは,週単位あるいは臨終前後のケアにも焦点をあて,特に日常、臨床の場で提供されている鎮静と死後のケアを具体的に説明するように努めた。
●最後に「病院から在宅への調整」と「在宅での看取りのケア」も組み入れた.
目次
各論1.がん患者が体験する身体面の主な症状コントロールの実際
各論2.がん患者が体験する精神面の主な症状コントロールの実際
各論3.がん患者の意思を尊重した日常生活援助の実際
各論4.大切な人を喪失する人々とのコミュニケーションの実際
各論5.家族・遺族ケア:大切な人を喪失する配偶者・子ども・両親への対応とケアのプロセス
各論6.看取りのケア