●嚥下障害について学ぶわかりやすい入門書!
内容紹介
●本書は主に米国の言語療法士(speech-language pathologist,SLP)向けに書かれた入門書である.大変コンパクトに要点がまとまっている上,嚥下障害に対するしっかりした取り組みと考え方が記載されているため,広く嚥下障害の臨床に関わるコメディカル,さらに医師や歯科医師にとって大変役立つ情報が満載されている.
●後半では診断と治療の両面を扱い,適切な患者管理に求められる診断と治療を結ぶ橋渡しとなるように記述されている.診断面に関しては免疫,正常な嚥下,症状の特徴,身体的評価と機器を用いた検査について説明.治療に関しては治療法の選択,実施,効果の判定についてわかりやすく解説している.
目次
第2章 正常嚥下
第3章 嚥下障害の徴候と症状
第4章 神経疾患患者の嚥下障害
第5章 嚥下障害と頭頸部癌
第6章 食道・食道咽頭接合部疾患
第7章 診察による評価
第8章 嚥下機能の検査法:嚥下造影と嚥下内視鏡
第9章 治療上考慮すべき点,治療法,治療法の選択
第10章 リハビリテーションによる治療戦略
第11章 嚥下障害と倫理
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
藤島一郎【ふじしまいちろう】
1953年 東京都に生まれる
1975年 東京大学農学部卒業
1982年 浜松医科大学医学部卒業
浜松医科大学脳神経外科
1988年 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
1989年 聖隷三方原病院リハビリテーション診療科
2002年 聖隷三方原病院リハビリテーションセンター長