やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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免疫学者のパリ心景
新しい「知のエティック」を求めて

定価 3,960円(本体 3,600円+税10%)
  • 総頁数:362頁
  • 判型:四六判
  • 発行年月:2022年6月
  • ISBN978-4-263-20688-1
  • 注文コード:206880

免疫学者,パリで哲学する――
『週刊 医学のあゆみ』の好評連載エッセイ「パリから見えるこの世界」を大幅に加筆・再構成し,待望の書籍化!

内容紹介

・免疫学の研究者から転じて,ソルボンヌ大学で哲学を専攻(科学認識論,科学・技術史で博士号取得).
・“知のエピキュリアン”が語る「わたしの方法序説」――あらたな認識の方法として「科学の形而上学化」を提示.
・二つの文化の対<科学と哲学,日本とフランス>のインターフェースから見えてくる,これからの「世界」とあらたな「知のエティック」とは?

【主な目次】
第1章 なぜフランスで哲学だったのか
第2章 この旅で出会った哲学者とその哲学
第3章 科学という営み,あるいは科学者を突き動かすもの
第4章 科学と哲学の創造的関係を求めて
第5章 「現代の超克」のためのメモランダム
【COLUMN】
・古典を読むという「実験」が欠かせないわけ
・二つの闇の間の閃光
・免疫の本質に至る旅
・「科学と哲学」を考えるカフェとフォーラム
・エッセイシリーズから見えてきた好みの哲学者

目次

第1章 なぜフランスで哲学だったのか
第2章 この旅で出会った哲学者とその哲学
第3章 科学という営み,あるいは科学者を突き動かすもの
第4章 科学と哲学の創造的関係を求めて
第5章 「現代の超克」のためのメモランダム

書評

本書の書評をご覧いただけます!

書評:木村彰方 先生 (『医学のあゆみ』2022年9月10日号掲載)
書評:武田 昭 先生 (『医学のあゆみ』2022年9月24日号掲載)

本書の関連記事をご覧いただけます!
対談:教養としての研究留学 (『医学のあゆみ』2013年6月22日号掲載)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

矢倉英隆【やくらひでたか】
1972年北海道大学医学部卒業.
1978年同大学院博士課程修了(病理学).
1976年〜ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所,1978年〜スローン・ケタリング記念癌研究所,1983年〜旭川医科大学,1989〜2007年東京都神経科学総合研究所(現東京都医学総合研究所),免疫統御研究部門長として研究生活を終える.
2001〜2007年首都大学東京(現東京都立大学)客員教授.
2009年パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌ大学院修士課程修了(哲学).
2016年ソルボンヌ大学パリ・シテ(現パリ・シテ大学)大学院博士課程修了(科学認識論,科学・技術史).
2016〜2018年トゥール大学招聘研究員.
2013年〜サイファイ研究所ISHE代表.
訳書に,クリルスキー『免疫の科学論―偶然性と複雑性のゲーム』(みすず書房,2018),コサール『これからの微生物学―マイクロバイオータからCRISPRへ』(みすず書房,2019).

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矢倉英隆 著