やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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ドライマウス 第2版
今日から改善 お口のかわき

定価 3,300円 (本体 3,000円+税10%)
  • 総頁数:48頁 / カラー
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2023年8月
  • ISBN978-4-263-44688-1
  • 注文コード:446880

ドライマウスについて簡潔にやさしくまとめた患者さん向け読本が新しくなりました

内容紹介

●2010年発行の初版から,内容を一部追加修正して新しくなりました.

●お口がかわいて,辛かった経験はありませんか? ドライマウスは,単に口がかわいて辛いというだけではなく,全身の病気とも深くかかわっています.
●本書では,ドライマウスの症状と原因,診査・診断・診療の手順を紹介し,年齢・病気・対象者別の対応をイラストを用いてやさしく解説しました.また,ご自身で取り組むことのできる簡単で有効な対応法として,唾液腺・口腔粘膜マッサージを紹介しています.巻末には,ドライマウスを生じさせる薬を一覧できるようにしました.
●ドライマウスへの対応は,患者さんご自身の病状への理解と取り組みが大切です.待合室用の図書として,また患者さん説明用のツールとしてご活用ください

序文

お口がかわいて,辛かった経験はありませんか? 歯科でできるお手伝いをご紹介します
 お口がかわいて,辛かったという経験はありませんか?
 いまも辛い思いをしていらっしゃる方もおいでかと思います.
 お口がかわく症状のことを,「ドライマウス(口腔乾燥症)」といいます.
 ドライマウスとは,なんらかの原因で唾液が減少した状態を示します.
 では,なぜ,唾液は減少するのでしょう?
 唾液が出ない,あるいは出にくくなる病気が原因の場合もありますが,実際にはストレスが原因であったり,飲んでいる薬の副作用が原因である場合のほうが多いのです.
 口は,食べる,話す機能を果たすだけでなく,感情や個性を表現するためにも重要な器官です.また唾液は,口だけでなく,身体の機能維持にとって重要な働きをしています.ドライマウスは,単に口がかわいて辛いというだけではなく,身体にさまざまな障害をもたらすことも明らかになってきました.
 私は,大阪大学歯学部附属病院で「ドライマウス外来」を開設してから,多くのドライマウスの患者さんの治療にかかわってきました.歯科では,それらの障害に対して,いろいろな対応を行うことができるので,それらをご紹介したいと思います.
 本書では,患者さんに日ごろの診療でお話している内容を整理して,ドライマウスについてできるだけシンプルにまとめたつもりです.患者さんの病状により,診断・治療法は異なるのですが,まず基本的なことがらを知っていただき,ケアをすることで,すこしでも辛さを軽減することのお役に立てればと願っています.
 2023年 初夏
 阪井丘芳

 謝辞:本書におけるドライマウスの資料集積に際して,大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部の方々に協力をいただきましたことに感謝の意を表します.

目次

ドライマウスの症状と原因
 (1)口がかわくと,こんな症状が現れます/辛いだけでなく,こんな危険が!
 (2)口がかわく原因は?/唾液が出にくくなる三大原因
 (3)唾液の役割/唾液は働きもの
 (4)ドライマウスで辛かったら……/歯科で相談してみてください
 (5)新型コロナウイルス感染症とドライマウス
辛い症状を和らげるために
 (6)あなたのドライマウスチェックシート/どんな症状があるのでしょう?
 (7)ドライマウスへの対応法/薬を変える
 (8)ドライマウスへの対応法/保湿剤を使う
 (9)ドライマウスへの対応法/唾液腺・口腔粘膜マッサージ
 (10)MA-Tを用いたドライマウスに対する口腔ケアについて
年齢・病気・介護/対象者別対応
 (11)年齢の高い方の場合/薬・睡眠・筋力
 (12)若い方の場合/ストレス・花粉症・うつ・開口
 (13)介護の必要な方の場合/口腔ケアが大切
 (14)シェーグレン症侯群の方の場合
 (15)放射線治療を受けた方の場合
 (16)糖尿病の方の場合
 (17)脳血管障害の方の場合
健康長寿を目指したドライマウス治療/あとがきにかえて

 コラム:
  唾液分泌の日内変動
  30種類の薬で重度のドライマウスに!
  継続することが大事/患者さんの声から
  口腔内感染症/内因性と外因性
  シェーグレン症候群や放射線治療後のドライマウスへの処方薬
 付・口渇の副作用をもつおもな薬剤

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
阪井丘芳【さかいたかよし】
 1991年 徳島大学歯学部卒業
 1994年 大阪警察病院 歯科・口腔外科 医員
 1996年 大阪大学歯学部附属病院 第一口腔外科 医員
 1999年 大阪大学大学院歯学研究科 口腔外科学第一専攻修了(歯学博士)
 2000年 米国国立衛生研究所(NIH) 客員博士研究員
 2004年 大阪大学歯学部附属病院 口腔外科(制御系) 講師
 2006年 大阪大学大学院歯学研究科 統合機能口腔科学専攻 高次脳口腔機能学講座 顎口腔機能治療学教室 教授
 同年 (兼任)大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部 部長
 2021年 (兼任)CiDER(大阪大学感染症総合教育研究拠点)教授
 2023年 (名称変更)大阪大学大学院歯学研究科 成長発達歯学系部門 顎口腔機能治療学講座 教授

 大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部(ドライマウス外来)
 〒565-0871 吹田市山田丘1-8

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阪井丘芳 著