やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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DVD&ブックレット 摂食・嚥下障害検査のための内視鏡の使い方
60分DVDビデオ付

定価 9,240円 (本体 8,400円+税10%)
  • 総頁数:72頁 / 2色
  • 判型:A5判
  • 発行年月:2010年6月
  • ISBN978-4-263-44312-5
  • 注文コード:443120

摂食・嚥下障害検査の趨勢となりつつある嚥下内視鏡検査が“見てわかる”!

内容紹介

●摂食・嚥下障害の診断において,造影設備等が不要で,診療所,在宅での検査が容易な嚥下内視鏡検査(VE)が近年注目を集めています.本書では約60分の動画で,内視鏡の基本的な操作法,診断のポイントとなる所見を解説しました.機器の使い方を身につけられるのはもちろんのこと,適宜,嚥下造影検査(VF)の画像とも対照しながら解説することで,的確な診断ができるような構成となっています.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約434KB)

序文

緒言
 摂食・嚥下障害への専門的な対応を成功させるためには,その病態についての精査が不可欠である.精査には通常臨床で用いられるものとして,嚥下造影と嚥下内視鏡検査があげられる.嚥下内視鏡検査(VE:Videoendoscopic Evaluation of Swallowing)は過去には診断目的ではなくスクリーニングとして用いられてきたが,近年では評価の基準などが整備され,誤嚥の検出力は嚥下造影検査に劣らないことや咀嚼の評価にも有用であることが報告されるなど,摂食・嚥下障害に対する有力な精査方法としての地位を確立している.また,近年ニーズが高まっている在宅や施設の摂食・嚥下障害の対応においても,VEはその持ち運びの容易さを活かし,有力な精査方法として広まりつつある.
 本作品では,VEの適応や必要機材から,VEの特徴,健常者および典型的な症例の所見,さらには検査時の合併症への対応などを,DVDを用いて詳細に説明した.また冊子は映像の補足として作成している.摂食・嚥下障害の理解は動画を用いるのが一番の近道であるため,本書を手にした読者諸兄は,ふんだんに盛り込まれた動画を,実際に自分がVEを行った際に得られる映像のイメージができるようになるまで繰り返しご覧いただければ幸甚である.また,実際にVEを行わない職種の読者諸兄においては,このような映像をイメージしながら実際の訓練や食事介助を行うことは重要であるため,日常臨床を行うための一助として役立てていただければ幸いに思う.
 本書はVEに特化した書籍としたために,摂食・嚥下障害に対する基本的な知識,間接訓練法,代償的嚥下法,食事介助方法の詳細などについては割愛してある.そのような知識や技術を,他書を参照するなどして十分に得てから,実際の臨床に臨んでいただきたい.
 本書が,摂食・嚥下リハビリテーションの現場の活性化や,摂食・嚥下障害とともに生きる患者のQOLに向上に少しでも寄与することを願っている.
 平成22年5月
 戸原玄,武原格,野原幹司

目次

 DVDの使用にあたって
1 嚥下内視鏡検査の歴史(武原 格)
 1.嚥下内視鏡検査の変遷
 2.わが国における歴史
2 嚥下内視鏡のセット(野原幹司)
 1.はじめに
 2.電子内視鏡と光学内視鏡
 3.内視鏡本体
 4.光原
 5.カメラ,モニタ
 6.記録装置
 7.マイクロフォン
 8.その他必要物品
3 消毒(武原 格)
 1.消毒の流れ
4 嚥下内視鏡検査に必要な解剖(野原幹司)
 1.はじめに
 2.内視鏡の鼻咽腔挿入経路
 3.鼻咽腔
 4.咽頭・喉頭
 5.おもな解剖部位
5 VFとの比較,VEの問題点(戸原 玄)
 1.はじめに
 2.VFとVEの特徴について
 3.VFとVEの使い分けについて
6 内視鏡の操作の仕方(野原幹司)
 1.はじめに
 2.もち方
 3.操作手技
 4.操作時の注意点
 5.トラブル時の対応
7 健常者の内視鏡所見と観察ポイント(野原幹司)
 1.はじめに
 2.鼻咽腔
 3.咽頭・喉頭
 4.嚥 下
8 典型症例と対応(戸原 玄)
 1.はじめに
 2.対応を考える際の基本
 3.典型症例と対応
9 見逃してはいけない器質的疾患と使用にあたっての注意事項(武原 格)
 1.見逃してはいけない器質的疾患
 2.使用にあたって注意すること
付 VEに関するQ&A
 戸原;Q4,6~8,10,13,15~18
 武原;Q2,5,11,12,19~21
 野原;Q1,3,9,14
 索引

書評

本書の書評をご覧いただけます!

書評:植松 宏 先生 (『歯界展望』2010年11月号掲載 PDFファイル:約504KB)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
戸原 玄【とはらはるか】
 1997年 東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
 1998年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系専攻高齢者歯科学分野大学院(~2002年)
 1999年 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座研究生(~2000年)
 2001年 ジョンズホプキンス大学医学部リハビリテーション科研究生(~2002年)
 2003年 東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科医員(~2004年)
 2005年 東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科助手,東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食リハビリテーション外来外来医長(~2007年)
 2008年 日本大学歯学部摂食機能療法学講座准教授(~現在)
武原 格【たけはらいたる】
 1994年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
 1996年 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学教室助手(~2004年)
 2002年 ペンシルバニア大学リハビリテーション科留学
 2005年 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学教室講師(~現在)
 2006年 東京慈恵会医科大学第三病院リハビリテーション科診療医長
 2007年 東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科診療医長(~現在)
野原幹司【のはらかんじ】
 1997年 大阪大学歯学部歯学科卒業
 2001年 大阪大学大学院歯学研究科修了
     博士号取得(歯学),大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部医員
 2002年 大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部助手(2007年より助教)兼医長(~現在)

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戸原玄・武原格・野原幹司 編