やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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月刊「歯界展望」別冊
子どもの口腔機能発達不全症UPDATE
口腔習癖・食べ方・食生活指導を含めたアプローチ

定価 6,930円 (本体 6,300円+税10%)
  • 総頁数:176頁 / カラー
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2023年5月
  • 注文コード:351230
  • 雑誌コード:04246-05

「口腔機能発達不全症」の検査・診断・対応,そしてゴール設定の勘所を網羅した最新の一冊!

内容紹介

・「どのような状態が口腔機能発達不全症なのか?」「診断したあとの指導・評価は?」「保険算定はどうするの?」など,口腔機能発達不全症の「いまさら聞けないこと」について,豊富な臨床例と最新情報をまとめた一冊.
・口腔の問題のみならず,姿勢や呼吸,栄養・食生活など,考慮しなければならないトピックスについても詳説しています.
・「このまま対応しないと,将来どういった問題を生じる可能性があるのか?」「目の前の子どもにとって,最善の指導や機能訓練は何か」を考えるためのヒントが満載です.
・診療室でそのまま使える「問診票」や「院内用チェックリスト」「患者さん配布用資料」もダウンロードできます!

序文

序
 2018年に「口腔機能発達不全症」という疾患名が発表されてから,5年の月日が経ちました.多くの先生方がこの疾患について興味があることと思いますが,「なかなか臨床で対応できていない」「保険算定まで行えない」という声を聞きます.どのような状態が口腔機能発達不全症なのか? 診断したのちの指導・評価は? 算定はどのようにすればいいのか? など,“いまさら聞けない問題”もあるようです.
 まず,子どもの口腔機能の定型発達がどのように行われるのかがわからなければ,発達の不全がどのようなものかがわからないため,本書では口腔機能の発達について,知ることから始まります.その後,「どのような状態であれば口腔機能発達不全症なのか」の診断方法について,診断に必要なチェックリストを一つずつ,症例を呈示しながら解説し,必要となる機能訓練や支援内容,さらに保険の算定方法についても,皆さんが疑問に思っている点を解決できるように記載しています.
 また,口腔機能発達不全症は,口の問題だけではありません.姿勢や呼吸との関係,栄養や食生活についても考慮のうえ指導する必要があることから,それらの情報についても解説しています.
 さらに,臨床現場では「機能」と「形態」,どちらを先に治療するのかについても症例によって異なり,悩む場面があります.歯科矯正治療を含め,さまざまな角度から,目の前の子どもにとって何が最もよい方法なのかを考える際の参考にしていただきたく,症例を豊富に呈示しています.
 今,私たち歯科医療職が子どもたちの口腔機能について問題点を指摘できなければ,将来子どもたちの口腔内がどのような状態になるのかについても考えなければなりません.
 本書は「口腔機能発達不全症」について疑問に思うことがあった際に,真っ先に手に取り,調べていただけるように…との思いで,各分野・領域の第一線で活躍される先生方にもご執筆いただき,一冊にまとめました.ぜひ,皆様の日々の診療にご活用いただければと願っております.
 2023年5月
 土岐志麻 新谷誠康

目次

 序
Chapter1 口腔機能発達の概要
 1 口腔機能はどのように発達するのか
 2 口腔機能発達不全症とは
Chapter2 診断と対応~どう診る? どう評価する?~
 1 「離乳完了前」の評価
  C-1~C-6:「食べる」機能の「哺乳」について
  C-7~C-9:「食べる」機能の「離乳」について
  C-10:「話す」機能の「構音機能」について
  C-11~C-12:「その他」の機能の「栄養(体格)」「その他」について
 2 「離乳完了後」の評価
  C-1~C-6:「食べる」機能の「咀嚼機能」について
  C-7:「食べる」機能の「嚥下機能」について
  C-8:「食べる」機能の「食行動」について
  C-9~C-12:「話す」機能の「構音機能」について
  C-13~C-17:「その他」の機能の「栄養(体格)」「その他」について
 3 口腔機能発達不全症の資料採得・検査のコツ
Chapter3 アプローチの実際
 1 正しい食事の考え方~離乳食・幼児食を含めた食生活指導について~
 2 正しい口腔のケア・口腔清掃の方法
 3 口腔筋機能訓練について
Chapter4 ケースからみる
 1 上下顎の正中のずれが著しいかみ合わせ~顔が左右非対称の子ども~
 2 乳歯の反対咬合・1~指導する・しないの判断~
 3 乳歯の反対咬合・2~かみ合わせの改善を積極的に支援したい時期~
 4 口腔習癖の中止支援,いつ・どのようなときに行うか?
 5 指しゃぶりをしているが歯列咬合に問題がない子ども~指導はしなくてもよいのか?~
 6 指しゃぶりをやめたくない子ども
 7 口腔機能発達不全症の子どもの生活するうえでの問題点は?
 8 構音機能の発達からみるおしゃぶりの使用について
 9 全身的な疾患がかみ合わせの問題を生じているケース
 10 口腔機能の発達を長期に診る
Chapter5 口腔機能発達不全症の臨床に関わるTOPICS
 1 口唇閉鎖不全(お口ぽかん)の全国調査からみえたこと
 2 小児呼吸器科医の視点から考える口唇閉鎖不全(お口ぽかん)
 3 全身の体操と口腔機能発達の関係~歯科医院で行う口腔機能育成プログラムについて~
 4 歯科矯正学の観点から考える口腔機能発達不全症への対応
 5 口腔習癖による将来的な歯列への影響~「成人の難症例」を分析し,影響を見極める~
 6 「口腔機能発達不全症」に関わる保険算定上のポイント

 巻末付録
  お口の機能についての問診票〔離乳完了前用〕
  お口の機能についての問診票〔離乳完了後用〕
  「離乳完了前」のチェックリスト〔院内チェック用〕
  「離乳完了後」のチェックリスト〔院内チェック用〕
  食生活シート
  小児用歯科疾患管理用紙(令和2年改定版)
  口腔機能発達不全症とは(18歳未満)
  口腔機能を育てるためのトレーニング

 索引
 執筆者一覧

書評

本書の書評をご覧いただけます!

書評:弘中祥司 先生 (『歯界展望』2023年9月号掲載 PDFファイル)
書評:梶谷明美 先生 (『デンタルハイジーン』2024年3月号掲載 PDFファイル)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

編著
土岐志麻【TOKI Shima】
 1994年 北海道医療大学歯学部卒業
 1999年 北海道大学大学院修了 博士(歯学)
 同 年 北海道大学小児歯科学講座 助手
 2000年~ とき歯科開業(青森県青森市).現在に至る
 2018年~ 全国小児歯科開業医会会長
新谷誠康【SHINTANI Seikou】
 1988年 大阪大学歯学部卒業
 1992年 大阪大学歯学部大学院修了 博士(歯学)
 2008年~ 東京歯科大学小児歯科学講座 教授.現在に至る
 2022年~ 日本小児歯科学会理事長

執筆者(執筆順)
辻野啓一郎【TSUJINO Keiichiro】
 東京歯科大学小児歯科学 講師
田原純菜(管理栄養士)【TAHARA Sumina】
 豊橋キッズデンタルクリニック(愛知県豊橋市)
金澤亜佐美(歯科衛生士)【KANAZAWA Asami】
 とき歯科(青森県青森市)
滝田寛子(歯科衛生士)【TAKITA Hiroko】
 とき歯科(青森県青森市)
齊藤一誠【SAITOH Issei】
 朝日大学歯学部口腔機能発育学講座小児歯科学分野 教授
杉山 剛(医師)【SUGIYAMA Takeshi】
 一宮西病院 小児科部長
 尾張こどもの睡眠・呼吸・アレルギークリニック(仮称) 院長(愛知県稲沢市,2023年7月開院予定)
大澤佳代(歯科衛生士)【OSAWA Kayo】
 豊橋キッズデンタルクリニック(愛知県豊橋市)
文野弘信【FUMINO Hironobu】
 文野矯正歯科 院長(東京都中央区)
河井 聡【KAWAI Satoshi】
 山口歯科医院 院長(東京都西東京市)
鈴木広幸【SUZUKI Hiroyuki】
 鈴木歯科小児歯科医院 院長(福島県いわき市)

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土岐志麻・新谷誠康 編著