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27巻3号 2018年3月号
特集 下肢切断のリハビリテーションのポイント
特集にあたって
 近年,下肢切断は,重症虚血肢や糖尿病等によるものが増加し,外傷性切断のような安定した断端が得られないことも多い.さらに患者の高齢化や複数の全身疾患の合併が,リハビリテーション(以下リハ)実施の妨げになっている.義足の製作の経験の少ない回復期リハ病院や地域のリハ現場が切断症例を担当せざるを得ない場合も多くあり,義足の適応,選定,作成,調整,歩行訓練等に苦慮している現状がある.また,ライナーやパーツは日々進歩しており,次々と新しいものが登場している.それぞれの症例にどの組み合わせが最適であるか選択に迷うことも少なくない.この分野は対象者が限られることもあり,リハ関連の学会誌や雑誌でのまとまった特集は少なく,なかなか新しい情報をまとめて得る機会に恵まれにくい.また,診療ガイドラインには理学療法学会による「下肢切断―理学療法診療ガイドライン」(2011)があるが,発行から約7 年が経過している.
 そこで本特集では,下肢切断のリハビリテーションのポイントについて近年の事情に沿った情報を提供し,現場のリハで役立てることを目的に企画した.執筆は下肢切断のリハの分野で活躍されている各先生方にお願いした.「切断・断端管理と義足の適応」では,重症虚血肢や糖尿病による切断の特徴や問題点,断端の管理やトラブルについて,「下腿義足の処方や適合のポイント」,「大腿義足の処方や適合のポイント」では,処方の具体的な考え方,ライナーの選択,適合チェックのポイント,難しい断端での対処について,「下腿義足の訓練のポイント」,「大腿義足の訓練のポイント」では,訓練の基本原則からADL での活用まで幅広く解説いただいた.特に大腿義足では,あまり教科書等では具体的に扱われることの少ない「走る練習」まで言及いただいた.またコラムでは,「回復期リハビリテーション病棟での対応」や「最近の義足パーツの事情」等臨床現場での最新の話題を提供いただいた.
 本特集およびコラムの内容が読者の皆様方の日常の臨床現場でお役に立てれば幸いである.(編集委員会)
目 次
切断・断端管理と義足の適応  木村浩彰 詳細
下腿義足の処方や適合のポイント  根本明宜 詳細
大腿義足の処方や適合のポイント  田中清和 詳細
コラム: 回復期リハビリテーション病棟での対応  河津隆三 詳細
下腿義足の訓練のポイント  東祐二,大籔弘子・他 詳細
コラム: 最近の義足パーツの事情  狩野綾子 詳細
大腿義足の訓練のポイント  長倉裕二,濱本洋典 詳細
連載
巻頭カラー  嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)の見方 
3. 正常の嚥下  小野木啓子金森大輔 
リハビリテーション現場で知っておきたい検査データの意味 
3.血液凝固関連  角田亘 
ニューカマー リハ科専門医 
  冨口若菜 
リハ医の最新海外留学覚書 
  新藤恵一郎 
リハビリテーションにおける教育論 
2.大学教育の教育論―医学部における実習教育をいかにするか  木内祐二 
骨折治療の最前線 
9. 手指骨折  大井宏之 
リハビリテーション用語の起源を訪ねる 
Marfan syndrome  塩田悦仁 
運動の効果とエビデンス 
3.肥満に対する運動と食事療法の効果  森谷敏夫,小室輝明 
リハ医・リハスタッフのための 腎臓リハビリテーションの実際 
V.生活指導と心理的問題への対応
15.精神・心理的問題とその対応  中元秀友 
歴史への誘惑 
第51回 嵐山から桂川へ  江藤文夫 

学会報告 
第1回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会  原田卓
臨床研究 
栄養状態と年齢で層別化したFIM改善―回復期リハビリテーション病棟の脳卒中患者における調査  徳永誠,石原知佳・他
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