医歯薬出版のページサイトマップ
CLINICAL REHABILITATION TOP最新号臨増・別冊バックナンバー年間定期購読
25巻2号 2016年2月号
特集 転移性骨腫瘍のリハビリテーション
特集にあたって
 がんの本態およびがんによってもたらされる各種の病態に対する科学的な理解の深まり,さらには医療技術の急速な進歩により,がんの5 年生存率は着実に改善を示しており,いまや,がん患者の半数以上が治る時代が到来している.がんの治療を終えた,あるいは治療を受けつつあるがん生存者(cancer survivor)は500 万人を超えると推計されており,まさに,がんと共存しながら,家庭生活や社会生活を送る時代になりつつある.
 このような流れの中で,がんそのものによって,また,がんに対する治療に伴って引き起こされた運動障害,感覚障害,認知障害,摂食嚥下障害,排泄機能障害等の多様な障害,さらには日常生活や社会生活における不自由に対して,リハビリテーション(以下リハ)医療が果たす役割はますます大きくなっている.いまやリハは,がん医療において欠かすことのできない重要な役割を担っており,リハ医療関係者には,がん医療全般に関する正しく,up─to─date な知識と,がん患者の特性に即したリハ介入をタイムリーかつ的確に行っていくスキルが求められている.
 がんのリハにかかわるさまざまな問題の中でも,がんの骨転移は,痛みや病的骨折,脊髄圧迫,高カルシウム血症等のいわゆる骨関連事象をもたらし,ADL やQOL の低下につながるため,リスク管理やリハ介入を行ううえで極めて重要な課題である.本特集では,がん患者のリハに携わるリハ医療者が,最低限理解しておくべき骨転移の病態,骨転移患者におけるリスク評価とリスク管理のポイント,骨関連事象に対する集学的治療とそれを可能にする骨転移キャンサーボードの役割,手術療法,放射線療法,薬物療法,補装具療法,運動療法の実際,そして,多職種チームによるトータルマネジメントの一環としてのリハプログラム立案のポイントについて,第一線で活躍されている専門家に解説していただいた.
 本特集が,がんのリハの質の向上,ひいてはがん医療の質の向上に貢献し,がん患者の生活機能およびQOL 向上の一助となることを心から願っている.(編集委員会)
目 次
骨転移の病態と診断  木辰哉 詳細
骨転移患者におけるリスク評価とリスク管理  宮越浩一 詳細
骨関連事象に対する集学的治療法  酒井良忠,角谷賢一朗・他 詳細
骨関連事象に対する補装具療法  篠田裕介 詳細
骨転移患者に対するリハビリテーションプログラム立案のポイント  大森まいこ(松本真以子) 詳細
連載
カラー/目で見るシリーズ  動画で見る リハビリテーションロボットの臨床応用の実際 
2.HAL®  浅見豊子,北島昌輝・他 
地域医療の最前線! リハ科クリニック7days 
みなみの風診療所(高知県高知市)  今井稔也 
再生医療の進歩と臨床応用 
2.心筋再生  澤芳樹 
骨折リエゾンサービスでのリハビリテーション 
2. 骨折リエゾンサービス(FLS)の海外での動向  山本智章 
リハ研究の進め方・まとめ方―これから始める人と今さら聞けない人のために 
I章 計画と実施―研究計画の立案から研究費獲得,実施まで
8.いざ研究を進めよう―研究実施  志波直人 
ニューカマー リハ科専門医 
  海老原一彰 
リハ医・リハスタッフのための心臓外科手術後のリハビリテーション実践講座 
6.経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)のリハビリテーション  曽川正和 
リハビリテーション用語の起源を訪ねる 
Seddon classification  塩田悦仁 
歴史への誘惑 
第26回 更生とリハビリテーション―用語をめぐって  江藤文夫 

臨床研究 
リハビリテーション科専門医の関与と急性期脳卒中患者のFIM改善との関係−日本リハビリテーション・データベースを用いた病院内比較  徳永誠,時里香・他
重症脳疾患患者の介助歩行訓練に対する体幹付き両長下肢装具の有用性  新井秀宜,出村ナ
臨床経験 
回復期リハビリ病棟で診断し得た続発性副腎皮質機能低下症の一例  永井努,石井寛人・他
転移性骨腫瘍のリハビリテーション
25巻2号 2016年2月15日
月刊(B5判,100頁)
発行時参考価格 2,400円
注文コード:082502
雑誌コード:03297-02
ダウンロード購入
当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルのダウンロード購入が可能です.
詳細はメディカルオンライン
メディカルオンライン
お問い合わせ 会社案内 About us リンクについて オンラインショップの返品について
当サイトはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください.
Copyright (C) 2021 Ishiyaku Pub,Inc.