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特集 在宅神経難病患者のリハビリテーション
27巻5号 2018年5月15日 p.434-443
特集
特集 在宅神経難病患者のリハビリテーション 多発性硬化症・視神経脊髄炎のリハビリテーション 早乙女貴子
キーワード  多発性硬化症(MS) 視神経脊髄炎(NMO) 視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD) 再発
内容のポイント Q&A  
Q1 疾患の特徴とわが国における疫学は?
 多発性硬化症(MS)は空間的多発性と時間的多発性を特徴とする,中枢神経系の炎症性脱髄性疾患で,若年成人に発症し,女性に多い.再発を繰り返す間に後遺障害が蓄積する.視神経脊髄炎(NMO)は血中の抗AQP4 抗体が関与する中枢神経系の炎症性脱髄性疾患で,視神経炎と横断性脊髄炎を主徴候とする.平均発症年齢は40 歳で女性に多い.再発がなければ進行しないが,再発による後遺症が残りやすく,再発時の重症度がMS より重い.
Q2 最近の治療は?
 MS・NMO 共に急性期はステロイドパルス療法(IVMP)が行われ,IVMP の治療効果が不十分な場合,血漿浄化療法が推奨される.再発予防・進行抑制目的にMS では疾患修飾薬(DMD)が用いられる.NMO では経口ステロイド内服や免疫抑制薬を併用する.DMD はNMO には無効か,症状を悪化させる.
Q3 運動障害への対応は?
 痙縮や運動失調を合併することがある.痙縮対策には痙縮の増悪要因の排除や,リハビリテーション(以下リハ)での運動療法・装具療法等,内科的・外科的治療がある.運動失調には失調の原因を考慮したリハプログラムを構築し,動作練習を行う.
Q4 その他の症状への対応は?
 疲労:リハ,視覚障害:薬物療法・プリズム矯正,排尿障害:薬物療法・骨盤底筋群トレーニング・間歇的清潔自己導尿・カテーテル留置,排便障害:薬物療法・浣腸・摘便等,感覚障害:薬物療法,認知機能障害:薬物療法・リハ,精神症状:薬物療法・認知行動療法・運動療法等が対症療法として推奨される.
Q5 リハビリテーションの効果・注意点は?
 MS 患者へのさまざまなリハアプローチの先行研究があるが,エビデンスは限定的である.急性期・回復期・安定期といった病期に応じたリハを実施する.易疲労性や体温上昇による症状悪化を予防するため,運動量や負荷量,実施場所に配慮する.後遺障害に対し,補装具や日常生活用具,就学・就労への社会的な支援についても検討を要する.
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27巻5号 2018年5月15日
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