医学のあゆみ
277巻4号
新規心不全治療薬の使い方
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2021年4月
- 注文コード:927704
- 雑誌コード:20474-4/24
内容紹介
・トリプルセラピーともよばれる基本薬の普及に伴い,左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)の予後は確実に改善した.しかし,死亡率の減少から見ると,その恩恵は数割の患者に留まり,現場はいまだ満足しえていない.
・一方で,世はまさに心不全パンデミックの到来を迎えつつある.そのジレンマの裏返しなのか,今後数年にわたり,機序の異なった新規心不全治療薬が次々と参上する.
・今回の特集では,実際にまだ手にしていない新規心不全治療薬も含め,日本の現場をリードするオピニオンリーダーにご執筆いただく.
目次
はじめに 猪又孝元
心不全に対するイバブラジン 坂本隆史・井手友美
サクビトリルバルサルタンは心不全の標準治療薬となるのか? 大西勝也
SGLT2阻害薬 佐野元昭
第三世代ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA) 桑原宏一郎
ベルイシグアト 安斉俊久
次世代型強心薬への期待−心筋ミオシン活性化薬 今村輝彦・絹川弘一郎
連載
この病気,何でしょう? 知っておくべき感染症(5)
シャーガス病−国内の現状と課題
今井一男・前田卓哉
いま知っておきたい最新の臨床検査−身近な疾患を先端技術で診断(4)
メタボローム解析の臨床応用−悪性腫瘍と精神疾患を中心に
野村文夫・松澤大輔
TOPICS
救急・集中治療医学 AMA(Against Medical Advice)への対応 秦 龍彦・林 寛之
神経内科学 神経内科領域における免疫グロブリン製剤治療の位置づけ 野村恭一
細菌学・ウイルス学 黄色ブドウ球菌のステルスモード:Agr系の相変異 森川一也
FORUM
子育て中の学会参加(1)
はじめに 野原理子
皮膚科医の視点から 福屋泰子
次号の特集予告
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