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267巻3号 2018年10月20日
性感染症UPDATE
はじめに
AYUMI 性感染症UPDATE はじめに 清田浩
  感染症は日々変貌しつつある.性感染症(sexually transmitted infection:STI)もその例外ではない.本特集では最新のSTIに関するトピックスを取り上げ,各分野の第一人者の先生方に概説をお願いした.
 届出感染症の5類定点報告の対象疾患のうち,淋菌感染症と性器クラミジア感染症は2003年頃より減少傾向にある.これはわが国が本格的な少子高齢化社会を迎え,その結果性的活動期の人口が減少したためだけではなく,いわゆる“草食系カップル”といった性的関係のない若者の増加も背景にあると推測される.
 その一方で,届出感染症の5類全数報告の対象疾患である梅毒が急速に増加しており,日本性感染症学会とその他関連学会では強い危機感をもって,“ストップ!梅毒”というキャンペーンを実施している.
 STIの原因微生物のうち,淋菌とマイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)の薬剤耐性化は近い将来の脅威となることが予想される.とくに後者は同定検査であるPCR法が保険収載されておらず,さらに非淋菌性尿道炎の原因微生物には従来知られていないようなものまで判明しつつある.これらの診断法の進歩も待たれるところである.
 本特集ではさらにヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の動向と,性感染症教育の現状と問題点も取り上げた.前者ではわが国における子宮頸癌ワクチンの普及が停滞している現状と問題点について読者の方々にご理解いただくこと,後者ではSNSなどの通信手段が普及するなか,性感染症教育において性感染症情報をいかに広く正確に伝達すべきかといった多くの課題を内包している.
 本特集が読者の皆様にとって有益なものになることを切望している.
目 次
性感染症の動向と対策──急増している梅毒を中心に……荒川創一
梅毒症例の急増と問題点……石地尚興
淋菌の薬剤耐性化……安田満
尿道炎の多彩な原因微生物……伊藤晋・出口隆
マイコプラズマ・ジェニタリウムの薬剤耐性化……M砂良一
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の動向……川名敬
性感染症診断法の進歩……橋聡
性感染症予防教育における課題……野々山未希子
TOPICS
【皮膚科学】
全身性強皮症におけるFli1の役割……浅野善英 
【腎臓内科学】
扁桃活性化機序からみたIgA腎症……狩野俊樹・鈴木祐介 
【神経内科学】
髄鞘の画像診断……久冨木原健二・中原仁 
連載
【移行期医療──成人に達する/達した患者への医療】
15.小児神経疾患・筋疾患……三牧正和 
【地域包括ケアシステムは機能するか】
2.地域包括ケアシステムのマネジメント――理論から実践に向けて……筒井孝子 
フォーラム
【がん教育の現状と課題】
3.政治からみた“がん教育”の意義と経緯……岩切隆司 
【医療社会学の冒険】
6.認知症,ある視点……美馬達哉 
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性感染症UPDATE
267巻3号 2018年10月20日
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