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263巻10号 2017年12月9日
バソプレシンV2受容体拮抗薬のすべて
はじめに──トルバプタンのこれまでと今後の課題
AYUMI バソプレシンV2受容体拮抗薬のすべて はじめに──トルバプタンのこれまでと今後の課題 絹川弘一郎
  トルバプタンは,わが国においては心性浮腫の適応症のもと2011 年に発売され,6 年が経過した.この間,前向き臨床試験,レジストリや観察研究などにより知見が集積されてきた.実臨床での使用経験は市販後調査にもまとめられ,その報告を著者が本特集でもさせていただく.さらに,心性浮腫にとどまらず,肝性浮腫や多発性?胞腎に対する適応症も取得し,トルバプタンの臨床上の重要性は増すばかりである.それぞれ寺井先生の論文,望月先生らの論文で解説いただく.
 今回,トルバプタンについて,現時点での知見のあるかぎりを存分に語っていただくことを念頭に企画を立てた.バソプレシンがなぜ心不全で分泌亢進しているのかは1980年代から知られていたものの,この薬剤の上市とともに再度注目されてきている.新田先生の論文において解説いただく.トルバプタンの開発の歴史は,水だけを出す利尿薬が作れないかという発想からとお聞きしている.その経緯について折田先生の論文で,実際に携わってこられた貴重なご経験を解説いただけると期待する.
 トルバプタンは主として心不全の治療薬としてまず開発が進んだ.そのなかで最初は海外からいくつかエビデンスが集積されてきて,また最近,急性期における無作為化臨床試験(RCT)が2 つ発表された.佐藤先生の論文で解説いただく.一方で,わが国におけるトルバプタンのエビデンスはほとんど急性期におけるデータである.猪又先生の論文でごく最近のものまで含めて解説いただく.急性期と異なり,長期使用についてはコンセンサスがない.オールカマーでは予後改善効果がないのかもしれず,レスポンダーということに着目した患者選択の重要性を今村先生の論文で解説いただく.
 それぞれの執筆者はその道の第一人者であり,読者にとってたいへん貴重なモノグラフになることと期待する.
目 次
バソプレシンと心不全……新田大介 詳細
水利尿薬の着想と展開──トルバプタンへの道……折田義正 詳細
海外における心不全に対するトルバプタンのエビデンス……佐藤直樹 詳細
わが国における心不全に対するトルバプタンのエビデンス……猪又孝元 詳細
トルバプタンの反応性と長期投与……今村輝彦 詳細
市販後調査(SMILE study)からわかってきたこと……絹川弘一郎 詳細
非代償性肝硬変に対するトルバプタンの使い方……寺井崇二 詳細
常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)に対するトルバプタンの使用法……望月俊雄・真壁志帆 詳細
TOPICS
【血液内科学】
移植後シクロホスファミドを用いたHLA半合致移植……杉田純一・豊嶋崇徳 
【産科学・婦人科学】
産科危機的出血への対応指針2017――改訂に際して……牧野真太郎 
【生理学】
脳内の“やる気”スイッチを操作:霊長類の生体脳における人工受容体の画像化……高田昌彦・他 
連載
【テレメディシン――遠隔医療の現状と課題】
12.生活習慣病における食事管理とヘルスケアアプリの活用……木村滋子・脇嘉代 
【救急医学──現状と課題】
3.中毒医療における現在の問題点……伊関憲 
フォーラム
【生殖倫理の現況と展望】
10.日本における生殖医療のコンセンサス──社会合意に向けた倫理的課題……行方史郎 
【パリから見えるこの世界】
63.エルンスト・ヘッケル,あるいは一元論的知,倫理,美の探究……矢倉英隆 
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バソプレシンV2受容体拮抗薬のすべて
263巻10号 2017年12月9日
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