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246巻9号 2013年8月31日
第5土曜特集抗がん剤外来治療コンセプトシート2013
はじめに
第5土曜特集 抗がん剤外来治療コンセプトシート2013 はじめに 畠清彦
  本特集では,抗がん剤外来治療のなかでも安全管理や支持療法,各職種のかかわりを中心に,がん拠点施設の実力向上にただちに有用となることをめざして,各項目における第一人者の方々に執筆をお願いした.
 まず安全管理面,DPC(診断群分類別包括制度)と外来治療の最近のトレンドから,各種臓器別の新薬などに触れていただき,設備やアメニティ,各職種での教育や,各職種間でどのような協力をすればよりよい体制を作っていくことができるのか,などに焦点を置いた.また各薬剤特有という取り上げ方ではなく,有害事象別にその管理についても触れていただいた.
 外来治療における有害事象で重要なのは,いかにうまく患者の訴えを聴いて症状を評価するかということであり,またそのためには治療に反映していくための情報を病院間で共有していくことが必要である.実際にアメリカでは,NCI主導でPRO-CTCAE(Patient Reporting Outcomes Common Toxicity Criteria for Adverse Events)という,患者の訴える有害事象を評価しやすいシステムの導入が検討されている.いくつかの臨床試験での評価を経て,いずれは導入していくことになりそうである.とくに便秘,しびれ,悪心などは医療スタッフと患者本人との間に有害事象の評価に齟齬を生じることが多いとされ,注意が必要であるという報告がある.
 今後の抗がん剤治療を考えると,単に“奏効した”から,深い寛解,長い無増悪期間,また,よりよいQOLからCureにつながること,同じ治癒でも合併症の悪化がなくQOLのよい状態で治癒していくことが求められており,それががん種によっては可能となってきている.そして,さらなる高齢化によって,心臓疾患,高血圧,糖尿病,肝臓疾患,HBVキャリアなどの合併症をもつ患者に対する抗がん剤治療の増加が予想されるため,これら合併症をよりよく評価できる総合病院や大学病院での抗がん剤治療が,今後いっそう重要となるであろう.
目 次
抗がん剤の外来治療と注意点:総論と背景
安全管理の重要点――総論……中川靖章 詳細
DPC導入と外来抗がん剤治療の変化――1日定額払いによる“外来シフト”はあったのか……川渕孝一・宇野聡 詳細
外来化学療法における支持療法とFNの予防……鈴木一史 詳細
治療導入前の歯科受診と治療開始後の歯科的支持療法……大田洋二郎 詳細
抗がん剤の外来治療と注意点:各論
【臓器がん】
大腸癌に対する化学療法……木浩一 詳細
外来での胃がんの化学療法……松田正典 詳細
腎細胞癌――mTOR導入のもたらしたものは……水野隆一・大家基嗣 詳細
乳がん――外来治療と地域連携……澤木正孝 詳細
婦人科がん……長尾昌二 詳細
原発不明癌……西森久和 詳細
頭頸部癌――セツキシマブ(Cmab)登場によるあらたなチーム医療の展開……藤井博文 詳細
【血液腫瘍】
骨髄異形成症候群――アザシチジンによる外来治療……藤原慎一郎・永井正 詳細
骨髄腫――ベルケイド®の静脈投与から皮下投与へ……照井康仁 詳細
リツキシマブの外来治療とrapid infusion……横山雅大 詳細
設備環境・技術
外来化学療法センターのアメニティ……大山賢治・紀川純三 詳細
外来癌治療における皮下および筋肉内注射薬剤……宮原か奈・河野範男 詳細
ミキシング後の安定時間が短い薬剤とまち時間対策――“ファストパス”の導入……加藤紀香 詳細
診療報酬・治験
外来における治験での留意点……公平誠 詳細
各職種の役割
外来がん化学療法室に勤務する看護師への教育……藤木由佳子 詳細
医師からみた点滴確保に必要な知識――外来がん化学療法室での点滴確保において看護師の不安を軽減させるために……朝井洋晶 詳細
通院治療センターにおける外来薬剤指導……米村雅人 詳細
抗がん剤治療にかかわる薬剤師の教育と実践……井上忠夫 詳細
経口抗がん剤の服薬指導――アドヒアランス向上をめざした多職種連携……立松三千子 詳細
注射薬抗がん剤調製――手技のポイント……福井由美子 詳細
抗がん剤外来治療における臨床検査のあり方……山田俊幸 詳細
外来での有害事象管理
外来化学療法中の管理と副作用対策……金井久子 詳細
Infusion reaction……白杉由香理 詳細
血管外漏出……高丸智子・中村清吾 詳細
アバスチン®による高血圧……高津優人・山田康秀 詳細
血液がんの新規抗腫瘍薬における皮膚障害――ベンダムスチンとモガムリズマブ……末廣陽子 詳細
BortezomibとmTOR阻害薬による間質性肺疾患……齋藤好信・弦間昭彦 詳細
帯状疱疹とCMV,真菌感染症……吉田稔 詳細
がん化学療法によるHBV再活性化……服部正也 詳細
RANKL抗体医薬による低カルシウム血症……浦川浩・安藤雄一 詳細
抗がん剤外来治療コンセプトシート2013
246巻9号 2013年8月31日
週刊(B5判,220頁)
発行時参考価格 5,600円
注文コード:286390
雑誌コード:20475-8/31
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