医学のあゆみ
299巻2号
最新の肺高血圧症診療にキャッチアップする
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2026年10月
- 注文コード:929902
- 雑誌コード:20472-10/10
内容紹介
・かつて5年生存率が20%に満たない疾患であった肺動脈性肺高血圧症は,治療薬が次々と登場したことから治療戦略が大きく進歩し,適切な治療につなげさえすれば予後を大きく変えることができる疾患となった.
・2025年に大きく状況が変わり,肺高血圧症(PH)に関するガイドラインの改訂や,平均肺動脈圧の定義変更をはじめ,わが国独自のリスク層別化指標や治療アルゴリズムが示され,新たにアクチビンシグナル伝達阻害薬ソタテルセプトも承認・発売された.
・本特集では,PHの診療・研究を実際に先導する専門家たちが,心エコースクリーニングと診断から,新薬を取り入れた治療アルゴリズム,遺伝学的検査や肺移植適応を含む患者の層別化,吸入療法・カテーテル治療の広がり,ICTを活用した診療体制まで,PH診療の“今”をわかりやすく解説する.
目次
はじめに(田村雄一)
肺高血圧症診断のための心エコーの役割─スクリーニングから運動負荷心エコーまで(小保方 優)
Group 2 PHの肺血管機能障害におけるエネルギー代謝異常(佐藤大樹・他)
PAH治療はここまで変わる─ソタテルセプトが拓く“リバースリモデリング”の時代(足立史郎)
肺動脈性肺高血圧症の病態評価と治療アルゴリズム(田村祐大)
オスラー病に伴う肺高血圧症の診療の実態(杉浦寿彦)
最新のガイドラインに基づいた肺移植適応患者の決定(坂尾誠一郎)
可能性が広がるプロスタサイクリン吸入療法(白井悠一郎)
完全血行再建を目指すCTEPH治療の現在地(岸上大輝・下川原裕人)
ICTを活用した肺高血圧症の効果的診療─国内外の動静とDX・AX時代のユースケースを添えて(小山雅之)
TOPICS
免疫学 アルデヒド代謝による気道繊毛保護と呼吸器レジリエンス(新庄記子・岡部泰賢)
社会医学 安心して孤独でいられる社会のために:社会的処方の取り組み(西 智弘)
連載
医療にいかす行動経済学(27)
メタファを用いた医療ナッジのデザイン─認知心理学の視点から(楠見 孝)
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(15)
骨代謝関連検査(竹内靖博)
ネオ免疫学 生命進化に学ぶ免疫学のパラダイムシフト(4)
血液細胞の進化─起源,誕生と多様化(長畑洋佑・河本 宏)
FORUM
分子生物学の臨床応用 “分子“から“疾患・患者”へ(14) mRNA医薬の進展と新規翻訳機構ICITによる機能拡張─PureCap法と環状mRNA技術を基盤として(長坂隆佑・阿部 洋)
次号の特集予告
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