学際的医学の摂食・嚥下リハビリテーション学を初めて歯科の視点から整理・解説したテキスト
内容紹介
●生きるうえで最も基本的な活動の「食べること」を扱う摂食・嚥下リハビリテーションは,医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士・栄養士・理学療法士・作業療法士などの医療職に加え,福祉職,教職員,さらに家族の力によっても支えられる学際的な医療領域です.
●この学際的な領域での歯科の役割は大きく,「発達障害」「腫瘍の術後」「脳血管障害などによる中途障害」の人たちの摂食・嚥下リハビリテーションのほかに,近年では「誤嚥・窒息の予防」のための高齢者を対象としたものまで,カバーする領域はますます広がっています.
●本書は,この広汎で学際的な“摂食・嚥下リハビリテーション学”を初めて歯科の視点から整理したテキストです.歯学生や摂食・嚥下リハビリテーションに取り組む歯科関係者がより学びやすいよう,歯科の役割・特質に重点を置きながら,コンパクトにまとめ,簡明に解説しました.
目次
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
向井美惠【むかいよしはる】
1973年 大阪歯科大学卒業
1976年 東京医科歯科大学歯学部小児歯科学講座助手
1978年 昭和大学歯学部小児歯科学教室助手
1981年 昭和大学歯学部小児歯科学教室講師
1989年 昭和大学歯学部口腔衛生学教室助教授
1995年 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会理事(~現在)
1997年 昭和大学歯学部口腔衛生学教室教授(~現在)
日本障害者歯科学会理事,日本口腔衛生学会理事(~現在)
2006年 日本学術会議連携会員(~現在)
2007年 内閣府食育推進会議専門委員(~現在)
2008年 昭和大学口腔ケアセンター長(~現在)
山田好秋【やまだよしあき】
1974年 新潟大学歯学部卒業
1978年 新潟大学大学院歯学研究科終了
新潟大学歯学部助手
ミシガン大学歯学部visiting assistant professor
1981年 長崎大学歯学部助教授(口腔生理学講座)
1993年 新潟大学歯学部口腔生理学講座(現大学院医歯学総合研究科口腔生理学分野)教授(~2008年8月)
2003年 新潟大学歯学部長(~2007年3月)
日本咀嚼学会理事
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会理事(~現在)
2004年 新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食・嚥下リハビリテーション学分野教授併任(~2007年3月)
2005年 新潟大学医歯学総合病院摂食・嚥下機能回復部部長(~2007年3月)
2006年 日本咀嚼学会副理事長(~現在)
日本歯科基礎医学会理事長(~現在)
2008年 新潟大学副学長(~現在)