臨床工学講座
生体機能代行装置学 体外循環装置
- 総頁数:270頁 / 2色
- 判型:B5判
- 発行年月:2012年2月
- ISBN978-4-263-73411-7
- 注文コード:734110
●日本臨床工学技士教育施設協議会監修の標準テキスト
内容紹介
●臨床工学技士の養成は1987年から始まったが,現在まで系統立った教科書は発行されておらず,科目によって他領域の教科書や単行本を使い分けているケースが多かった.2006年第20回国家試験から国試出題基準が大きく改訂されたことを受け,日本臨床工学技士教育施設協議会では2007年度から「教科書検討委員会」を設けて教科書作成事業にとりかかった.
●検討委員会等では,他の医療系教育課程で用いられている教科書を参考にしつつ,今後の臨床工学技士育成に必要な事項を網羅し,かつ教育レベルの向上に資することを目的とした教科書をめざした.その結果,『臨床工学講座』として,全国の教育施設で学ぶ学生たちのために,共通して使用できる標準教科書シリーズを発刊することとなった.
●本シリーズは国試対策用テキストにとどまることなく,臨床工学技士が本来身につけておくべき事項についてふれるとともに,ゆとり教育世代の高校卒業者にも理解できるような導入と内容の展開を心がけた.また随所に“Tips”などを挿入して,より理解しやすいような構成にした.
●本書『生体機能代行装置学 体外循環装置』では,人工心肺装置,人工心肺回路と生体との接続,人工心肺とモニタリング,体外循環の生理,心筋保護,人工心肺の実際,その他の人工心肺,人工心肺操作の安全管理とトラブルシューティング,および補助循環と人工臓器などを中心に解説した.
目次
第2章 人工心肺装置
第3章 人工心肺回路と生体との接続
第4章 人工心肺とモニタリング
第5章 体外循環の生理
第6章 心筋保護
第7章 人工心肺の実際
第8章 その他の人工心肺
第9章 人工心肺の安全管理とトラブルシューティング
第10章 補助循環と人工臓器
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
見目恭一【けんもくきょういち】
1970年 宇都宮大学工学部電気工学科卒業
1971年 帝国通信工業株式会社
1975年 三井記念病院MEサービス部
1978年 埼玉医科大学附属病院MEサービス部
1996年 埼玉医科大学附属病院MEサービス部課長
2006年 埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科助教授
2008年 埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科准教授
2011年 埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科教授
現在に至る 学士(工学)
福長一義【ふくながかずよし】
1995年 日本工学院専門学校臨床工学科卒業(臨床工学技士)
1998年 東京電機大学工学部電子工学科(飛び級)
2000年 東京電機大学理工学部博士前期課程修了(応用電子工学専攻)
2003年 東京電機大学理工学部博士後期課程修了(応用システム工学専攻)
2003年 東京電機大学フロンティア共同研究センター助手
2006年 杏林大学保健学部臨床工学科助手
2008年 杏林大学保健学部臨床工学科講師
現在に至る 博士(工学)