●介護保険制度の改定や介護支援専門員による高齢者支援の実状などに触れながら改訂した第2版!
内容紹介
●初版発行時以降の,高齢者援助を取り巻く環境の変化に応じ,介護保険制度の改定や介護支援専門員による高齢者支援の実状などについて詳しく解説.
●高齢者介護のために相談面接だけでは乗り越えられない課題,援助職者の「燃えつき」への対処などを含めて,
理論や研究,調査結果を盛り込んだ実践版.
目次
1章 援助職者の基礎を形成する視点―援助行動のモチベーションと基本的姿勢
2章 援助関係を形成するもの―援助すること・されること
3章 アセスメント―要援護者がおかれている状況の総合的な理解
4章 相談面接業務の全プロセス
5章 面接における言語技術
6章 相談面接の実際:インテーク面接の実際
7章 高齢者を対象とする援助職の意味―クライアントが高齢者の職場で仕事をすることとは
8章 援助職者の「燃えつき」を防ぐためには―燃えつき,ソーシャルサポート,スーパービジョン,組織分析の視点を通じて考える
9章 高齢者介護の現実―アンケート調査と処遇困難事例からみる介護職員の課題とその課題解決法
10章 ケアマネジメント
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
渡部律子【わたなべりつこ】
1953年 大阪府に生まれる
1976年 関西学院大学社会学部卒業
1978年 同大学大学院修士課程修了
1982年 米国ミシガン大学大学院に留学
1983年 社会福祉学修士(M.S.W)
1988年 心理学修士
1990年 哲学博士(Ph.D.専攻:社会福祉学・心理学)
この間日米両国で臨床実践.ニューヨーク州立大学バッファロー校,シカゴ大学社会福祉系大学院で教鞭をとる.ソーシャルワーク援助技術理論,調査法・研究法,老年学を教えるとともに,老年学専攻の修士学生の実習指導および論文指導を行う
1995年 関西学院大学総合政策学部助教授
1999年 関西学院大学総合政策学部教授
2011年 日本女子大学人間社会学部教授
専門は,高齢者福祉,家族福祉,社会福祉援助技術論,ストレスコーピングとソーシャルサポート(とくに慢性疾患をもつ人に対するサポート),セルフヘルプ,ケアマネジャー・ケアワーカー教育など
主な論文:「配偶者を喪失した高齢男性の精神衛生とソーシャルサポートの役割」(博士論文,原題は英文),「利用者主体の高齢者住宅ケアをめぐる課題─ケアマネジャーの仕事を通してみる利用者主体のあり方─老年社会科学」(『老年社会科学』Vol.24,No.1,pp. 30〜38,2002)
著書:「介護支援専門員習熟研修テキストPart2相談面接技術トレーニング」(医歯薬出版,2011)「ソーシャルワークとケアマネジメント」(『ケアマネジメント講座第1巻』白澤政和・他編,中央法規,2000)ほか
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渡部律子 著