「顔美(顔の美)」という未完の分野に一石を投じる意欲的な一冊!!
内容紹介
●新しい医療の一つのあり方として,顔美学を基礎とした審美歯科ならびに形成外科への提案を行っています.
●顔の各部位のもつ意味論,顔の全体的な美認識にも触れながら,顔の表情,魅力といった動的な美,美の経年変化等についてもわかりやすく解説.
「顔」には一人ひとりの個人的な歴史もあり,情報を発信し得る特異性がある.
一方,歴史の長い哲学,文学,芸術,音楽の対象である「美」には,鑑賞する美と,創造する人工美がある.「美」には,この人工美以外に,自然美と最近加わった社会美がある.
本書で取り扱う「美」は,人の顔に関するので,人工美と社会美のいずれか,あるいは双方を意味する.(『まえがき』より抜粋)
目次
2.「美」とは,何であろうか?
3.美の探求と美の形態
4.美の意識と認識
5.社会美学
6.顔と顔学
7.顔の表情
8.顔の認識,印象,記憶
9.顔の情報とコミュニケーション
10.美術解剖学と顔パーツの役目
11.審美形成外科の概要とその必要性
12.審美歯学・矯正歯学の意味と美への貢献度
13.黄金比
14.平均顔
15.顔の対称性と非対称性
16.魅力について
17.食と美
18.顔魅力
19.対人魅力
20.笑顔とその効果
21.表情美学と化粧
22.人の老化と美の劣化
23.自分の顔,実像と鏡像
24.あとがき
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
押田良機【おしだよしき】
1964年 早稲田大学理工学部金属工学科卒業
1967年 シラキュース大学工学部材料工学科修士修了
1970年 早稲田大学理工学研究所大学院卒 工学博士
1978年 シラキュース大学工学部機械工学科 ポスト・ドク研究員
1980年 シラキュース大学工学部機械工学科 助教授
1990年 インデアナ大学歯学部歯科材料科 教授
2004年 インデアナ大学歯学部退官,名誉教授
2004年 シラキュース大学工学部研究 教授
2010年 カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部歯科材料科 非常勤正教授
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