口蓋裂
言語障害の病理・診断・治療
- 総頁数:464頁
- 判型:B5判
- 発行年月:1995年3月
- ISBN978-4-263-45272-1
- 注文コード:452720
内容紹介
本書は,口蓋裂の問題の本質,手術と言語改善,歯科医学および耳鼻咽喉科学と言語,発達心理学的アプローチ,鼻咽腔閉鎖機構に関する分析・評価などに重点が置かれ,口蓋裂言語障害の診断と治療方法を詳細に記述している.
目次
序文/VI
第I部 問題の本質/1
第1章 唇裂・口蓋裂とこれに関連する障害/1
第2章 裂奇形を合併した先天奇形症候群/31
第II部 治療の在り方/47
第3章 治療の在り方/47
第III部 医学的および歯科学的管理/57
第4章 外科的管理/57
第5章 歯科における諸問題/91
第6章 耳科的,聴覚的障害/107
第7章 扁桃とアデノイド/121
第IV部 心理・社会的発達/129
第8章 小児/129
第9章 成人/155
第10章 両親/163
第V部 鼻咽腔閉鎖機能/171
第11章 分析機器による鼻咽腔閉鎖機能の評価/171
第12章 鼻咽腔閉鎖機構の本態/207
第VI部 コミュニケーションの障害/249
第13章 言語の障害/249
第14章 発声と共鳴の障害/261
第15章 構音,音韻論,明瞭度/283
第VII部 コミュニケーション障害の診断/321
第16章 言語障害の診断/321
第17章 発声障害と共鳴異常についての診断/327
第18章 構音障害と音声障害の評価/337
第19章 鼻咽腔閉鎖不全症の診断/357
第VIII部 コミュニケーション障害の治療/373
第20章 言語障害の治療/373
第21章 音声障害と共鳴障害の訓練/383
第22章 構音と音韻障害の治療/397
第23章 鼻咽腔閉鎖不全症の治療/423
索引……443
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
和田 健 わだたけし
1966年 大阪歯科大学卒業
1971年 大阪大学歯学部第一口腔外科助手
1972年 大阪大学歯学博士
1976〜1984年 米国アイオワ大学歯学部顎顔面成長発育部門 客員教授
1986年 大阪大学教授,歯学部附属病院顎口腔機能治療部部長併任,現在に至る
(専門領域:口腔機能外科学,口腔言語病理学)
舘村 卓 たちむらたかし
1985年 大阪大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1986年 大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部助手
1989年 大阪大学歯学部同治療部講師
1995年 大阪大学歯学部同治療部副部長
(専門領域:口腔機能外科学,口腔音声生理・空気力学)