待望の臨床咬合論,ついに出版
内容紹介
「咀嚼器官に降りつもるのは静かな時間だけとはかぎらない……」.著者独特の語り口で,壮大な物語は始まります.変化する生体と過剰な「力」の問題は機械論だけでは解決できないことを知った著者は,マクロの視野とミクロの手技をもって,天然歯と修復物に起こる現象をつぶさに観察し,対応を追求してきました.その原点は,1992年から2年間にわたった『補綴臨床』の連載に遡ります.それから20年余,一貫して妥協を許さない著者がたどり着いたのは,オーバーロードへの対応でした.
インプラントと天然歯が混在するとき,オーバーロードが引き起こす変化にどのように眼を向けるのかを,著者はこの本で問いかけています.同時に,精緻な修復の技術論にも鋭くメスを入れています.
常に臨床的な視点を大事にする著者による本書は,インプラントの扉を開けた時代の補綴の道しるべとして必読の書となるでしょう.
目次
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
内藤正裕【ないとうまさひろ】
1944年 東京都生まれ
1968年 日本大学歯学部卒
1978年 内藤デンタルオフィス(東京都港区)開業
1990年 くれなゐ塾主宰
2001年 神奈川歯科大学臨床教授
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内藤正裕 著