補綴の基本である支台歯形成と咬合を,エビデンスを示して明解に解説
内容紹介
●支台歯形成と咬合は補綴臨床の基本であり,すべての歯科医師にとって,日常診療における最重要事項の一つです.本書は,パート1で支台歯形成について,パート2で有歯顎の咬合について,歯科医師が知っておくべき知見を,臨床の第一線で活躍する著者らが過不足なく解説しています.
●臨床のテクニックと,その根拠となるエビデンスを明解に述べていますので,臨床において治療判断に悩んだとき,有用な指針として参考にしていただけます.
●歯科治療,特に補綴系では知識よりも技術を偏重する雰囲気が強いと言われますが,治療方針や治療プロセスにおいては,正しい知識を備えていれば避けることが可能な問題は多くあり,本書はその知識を得るために有用です.
●歯界展望の過去の好評連載に加筆・修正して再構成しました.
目次
1章 支台歯形成の基本的事項
2章 支台歯と歯周組織の関係
3章 支台歯形成における拡大鏡の利用
4章 支台築造を考える
II編 有歯顎の咬合に関する基本的事項
1章 下顎位の診査・診断の重要性
2章 最適な下顎位としての中心位
3章 中心位への誘導
4章 咬合調整の適応と基本的術式
5章 咬合論とその変遷
6章 咬合高径の評価法とその変更
書評
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書評:藤本順平 先生 (『歯界展望』2011年4月号掲載 PDFファイル:約506KB)著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
小林賢一【こばやしけんいち】
1979年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1983年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科(歯科補綴学)修了
1984年 東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第3講座助手
1990年 東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座講師
1994年8月〜1996年2月 テキサス大学サンアントニオ校補綴科に留学
1996年 テキサス大学サンアントニオ校補綴科臨床准教授
2000年 東京医科歯科大学歯学部附属病院講師
真鍋 顕【まなべあきら】
1973年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1977年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科(歯科補綴学)修了
1978年 東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第1講座助手
1985年 香川県琴平町にて開業(真鍋歯科医院院長)