Lundeen&Gibbs The Function Of Teeth 現代咬合論の原点
DVD付
- 総頁数:128頁 / カラー
- 判型:A4判
- 発行年月:2007年6月
- ISBN978-4-263-44241-8
- 注文コード:442410
現代咬合論はどこから来てどう研究されてきたのか―咬合論を学ぶ人には必読の書
内容紹介
●アメリカの咬合の権威であるDr.H. Lundeenと下顎運動研究の第一人者であるDr.Charles Gibbsの咬合研究の軌跡と成果を網羅.原著者らの集積した下顎運動研究データを,補綴臨床と直接関連づけて解説しながら,具体的な臨床法や症例も呈示し,下顎運動を通じて現在の咬合論をわかりやすく解説.
●原著者らは,0.125mmの精度で記録再現することを可能としたGnathic Replicatorの開発から記録採得まで,25年間に及ぶ膨大なデータを蓄積していますが,なかでも作業側顆頭,非作業側顆頭の機能中の詳細な分析データは,1970年代以降の咬合器そのものや,その調節機構の発達に多大な影響を及ぼしました.
●特に1973年のDr.H. Lundeen,Dr.C. Wirthによるイミディエートサイドシフトについての分析報告は,その後の咬合器の構造を一変させたといわれています.
●本書はまさに現代咬合論の根拠と原点を提示した,咬合論を学ぶ人には待望・必読の書.
目次
Chapter1 研究デザイン(山本健一訳)
Chapter2 下顎運動パターン(岡野昌治訳)
Chapter3 顆頭の動き(山本健一訳)
Chapter4 側方位の顆頭の安定性(菅野英也訳)
Chapter5 咀嚼および嚥下時に生じる力(山本健一訳)
Chapter6 天然歯の形態(千ヶ崎乙文訳)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
藤本順平【ふじもとじゅんへい】
1964年 九州歯科大学卒業
1966年 東京医科歯科大学歯学部専攻科修了
1970年 九州歯科大学大学院修了(口腔外科学)<歯学博士> 北九州市戸畑区開業
1975年 インディアナ大学歯学部大学院修了<MSD>,米国歯科補綴専門医
1976年 フロリダ大学歯学部咬合・補綴科助教授 フロリダ大学歯学部補綴科レジデンスコース主任
フロリダ州ゲインズビル市で補綴専門医として開業
1977年 フロリダ大学歯学部歯冠補綴・咬合科主任
1978年 フロリダ大学年間最優秀臨床教授賞授賞(Professor of the Year賞)
1980年 フロリダ大学客員教授,チューリッヒ大学・ジュネーブ大学ポストグラデュエートコース担当
1981年 藤本研修会主宰,東京都中央区開業,東京医科歯科大学歯学部第3補綴科非常勤講師
1994年 The American Restorative Academyなど各国際専門学会会員
1996年 日本補綴歯科学会評議員
1999年 日本歯科医師会生涯研修セミナー講師
2000年 九州大学大学院歯学研究院口腔機能修復学講座非常勤講師
2001年 東京医科歯科大学大学院口腔機能再建学講座疼痛制御学分野非常勤講師
(その他,チューリッヒ大学,ジュネーブ大学,フロリダ大学等でポストグラデュエートコース担当)