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口腔内バイオフィルム
デンタルプラーク細菌との戦い

発行時参考価格 6,500円
  • 総頁数:224頁 / 一部カラー
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2004年6月
  • ISBN978-4-263-44173-2
  • 注文コード:441730

口腔内感染症は典型的なバイオフィルムであるデンタルプラーク感染症

内容紹介

●口腔内バイオフィルムがいかに形成され病原性を発揮するか,それをどのようにして破壊したらよいかなどについて,臨床に役立つ情報を盛り込んでまとめたイラストレイテッドな一冊.とくに微生物に対するヒトの免疫能力やその限界については多くのイラストで解説した.
●歯周ポケット内細菌が命までおびやかすこと,誤嚥性肺炎の予防は歯科医療担当者の責務であること,歯周病原性細菌を駆逐する歯周治療が糖尿病改善に役立つこと,アレルギー疾患がなぜ増えてきたかなど,最新の情報も多く盛り込んでいる.

目次

口腔内バイオフィルム――デンタルプラーク細菌との戦い
Biofilm: Dental Plaque
CONTENTS
第1章 感染症との終わりなき戦い
第2章 武器を取って逆襲してくる細菌たち
第3章 口腔内細菌は会話してバイオフィルムとなる
第4章 デンタルプラークはバイオフィルム
第5章 仲間をつくるデンタルプラーク細菌の生態
第6章 スクラムを組む歯肉縁上プラーク細菌
第7章 歯周ポケット内細菌の懲りない面々
第8章 身体を守るミクロの戦士たち
第9章 侵入者と戦う免疫の連係プレー
第10章 侵入者に適材適所で結びつく抗体
第11章 ミサイルを装備した細胞たちの連係
第12章 驚くべき口腔の防御体制
第13章 アレルギーは予防可能か
第14章 怖い免疫メカニズムの破綻
第15章 日和見感染症原因バイオフィルム
第16章 齲蝕原性バイオフィルム
第17章 歯周病原性嫌気性菌バイオフィルム
第18章 命を狙うデンタルプラーク細菌
第19章 PMTCに勝る口腔内バイオフィルム駆逐法はない
第20章 医療機関内にはびこる微生物への対応
第21章 バイオフィルム感染症に対する抗菌薬療法の限界
第22章 信頼の医療は院内感染予防から

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
奥田克爾【おくだかつじ】
 1943年 富山県に生まれる
 1968年 東京歯科大学卒業
 1974年 同大学助教授
 1989年 同大学教授(微生物学)
 主な著書
 1)新口腔微生物学.一世出版,2002年.
 2)命を狙う口の中のバイキン.一世出版,2002年.
 3)う蝕細菌の分子生物学.クインテッセンス出版,29〜37,1997年.<分担執筆>
 4)Biology of the species of Porphyromonas gingivalis.CRC Press,1993.<共著>
 5)Molecular Pathogenesis of Periodontal Disease.American Society for Microbiology,1994.<共著>
 6)デンタルプラーク細菌-命さえ狙うミクロの世界-.医歯薬出版,1999年.
 7)歯周病学最前線-オーラルケアが守る長寿社会のQOL.日本歯科評論社,2000年.<編,共著>

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