歯髄の感染をバイオフィルム感染症として捉え,歯内療法の治療戦略を問い直す
-そして,細菌学的理解に基づく歯内療法の実践へ!
内容紹介
・臨床と研究(基礎)の第一線で活躍する二人の著者が,歯髄の感染をバイオフィルム感染症として捉え,歯内療法の治療戦略を問い直す
・歯内療法にパラダイムシフトを起こしているNiTiロータリーファイル.そのメリットと課題を浮き彫りにし,具体的な器具の選択方法を教示
・化学的根管清掃の意義と効果,薬剤活性化の方法について細菌学的な観点から再検討し,効果的かつ適切な根管洗浄方法を提案
・歯内療法に関連する最新の細菌学的知見が深まる一冊です
目次
01 根管形成のパラダイムシフトと微生物学的視点から考える問題点
02 根尖性歯周炎のマイクロバイオーム解析
03 根管内バイオフィルムの質を考慮した歯内療法
04 根尖性歯周炎の処置とバイオフィルム
05 根尖部の残存細菌を減少させるためにできること
書評
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書評:木ノ本喜史 先生 (『歯界展望』2023年7月号掲載 PDFファイル)著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
1989年 東京歯科大学微生物学講座助手
1992年 米国Texas大学San Antonio Health Science Centerに留学
1993年 米国New York州立大学Buffalo校に留学
1994年 東京歯科大学微生物学講座講師
2002年 東京歯科大学微生物学講座助教授
2007年 東京歯科大学微生物学講座准教授(職名変更)
2008年~東京歯科大学微生物学講座教授
阿部 修【Shu Abe】
2000年 東京歯科大学卒業
平和歯科医院勤務
2006年 東京歯科大学大学院修了
2006年 平和歯科医院開業
東京大学医科学研究所幹細胞組織医工学研究部門客員研究員(~2008年)
東京歯科大学非常勤講師(~現在)
2016年~日本歯内療法学会国際交流委員
関東歯内療法学会常任理事