失活歯のレジン充填からファイバーポストを利用した支台築造法まで
展開を続けるコア・ビルドアップの基礎と臨床の現在
内容紹介
●近年の歯科医療の特徴として,歯科インプラントの認知とともに,各年齢階層の有歯率が著しく改善したことがあげられます.適切な支台築造法の究明は,この有歯率の増加に大きく寄与し,また,この10〜15年間にさまざまに検討され,問題点が抽出され,それに対応する新しい材料が開発されて,新たな展開が期待されています.
●本別冊では,支台築造を失活歯の修復という大きな視点から捉え直すこととし,失活歯へのレジン充填からファイバーポストを利用した支台築造法に至る種々の術式を解説し,現時点での位置づけをまとめていただきました.
●とくにファイバーポストを用いた支台築造については,その臨床とともに,残存歯質の強化などをより実証的に検討すべく,材料学的・実験的・文献的に考察に加えていただきました.