臨床歯科医が行う再生療法の現在と未来
内容紹介
●近年,インプラントが広く用いられるようになって,補綴主導のいわゆる「トップダウントリートメント」という,歯槽骨や歯肉をより望ましい条件に整えることで,望ましい補綴修復を行うという方向性が打ち出され,また患者さんのより審美的,機能的にというニーズに応えるためにも,組織再生が注目されています.
●本別冊では,まず基礎編として,研究者の立場から,再生の定義,再生療法の現状・未来について,再生医療の目指すべき方向を示し,臨床編では,歯周組織再生療法の実際など,臨床の場で行われているさまざまな再生療法を,第一線に立つ臨床医が紹介しています.
●また,エンドにからむ大きな骨吸収像の改善,歯周治療のパートの歯槽骨の治癒過程など,従来の治療法を「再生」という視点でとらえ,各種の「組織再生」を目的とする多彩な対応法について,それぞれの術式と効果を多くの臨床例により提示.