内容紹介
●弁証ができるための基礎知識を習得し,弁証の必要性と考え方について,多くの設問を解くことで,初学者にも弁証が理解しやすいように,2色刷りでポイントを明記して解説.
●東洋療法学校協会編の「東洋医学概論」と「東洋医学臨床論」の教科書をベースに,”学んだ知識”から”使える知識”へをモットーに,症例をもとに弁証の組み立て方法,弁証のポイントを解説.基礎的なことから,臨床応用までをわかりやすく解説.
●設問は「東洋医学概論」を基本に中国の有名大学で用いられている例題集をリンクさせて日本の教育実状に合わせて解答できるようにした.
●設問のポイントには「黄帝内経」素問,霊枢,および「難経」などの古典文献中心に,古典のどこの部分に記述があるのかを記した.
●臨床上よく遭遇することの多い問題点をあげて注意事項を具体的に列記.四診と弁証の関係などを具体的に示し,四診診断の重要性に触れている.
目次
まえがき 王 財源i
本書の特徴
参考文献
第1章 診断ができるようになろう
第2章 中医学用語を克服しよう!
A 基礎理論に関係のある用語
B 四診に関係のある用語◆
索引
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
王 財源【おうざいげん】
(本 籍:中国江蘇省鎮江市高資唐賀)
1960年 神戸市兵庫区に生まれる
1979年 大阪医科大学麻酔学教室 初代教授 故・兵頭正義氏に師事
1981年 明治鍼灸柔道整復専門学校卒業(現.明治東洋医学院)
1981年 広州中医薬大学,広東省立中医病院留学 指導教授劉炳権氏
1983年 上海中医薬大学,上海市曙光病院留学 指導教授王世恵女史
1990年 関西鍼灸短期大学講師(非常勤)
1992年 ベチューン医科大学麻酔学教室客員副教授
1992年 関西鍼灸短期大学講師(専 任)
2003年 関西鍼灸大学 講師
現在に至る
〔所属学会〕
1980年 全日本鍼灸学会
1985年 日本東洋医学会
1992年 日本慢性疼痛学会
1992年 日本良導路自律神経学会
〔主な著書〕
「日本と中国のこころ」有研社
共著
「疾患別治療大百科・シリーズ5,耳鼻咽喉疾患」医道の日本社
「疾患別治療大百科・シリーズ6,アレルギー性疾患」医道の日本社
共訳
「中国刺絡療法」東洋学術出版社
執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください
王財源 著