内容紹介
嚥下障害の診療・ケアに従事するスタッフのために,昭和大学の口腔外科教室で10余年にわたって臨床適用してきた,簡便かつ体系的な機能評価・訓練法の実際をイラストと写真を多用して詳細に解説.解剖,栄養,歯科的,外科的対応など,摂食・嚥下障害に取り組むために必要な知識も豊富に解説.
目次
I 摂食・嚥下にかかわる脳の機能解剖 [馬場元毅]
II 摂食・嚥下障害とは[横山美加]
III 摂食・嚥下障害と誤嚥性肺炎
IV 医学・歯学的な評価・診断法
第2章 嚥下器官運動検査法と摂食機能療法
I 楽しい摂食機能療法のために [稲川利光]
II 嚥下器官運動検査法と訓練計画の立案
III 摂食機能療法の実際
第3章 食事形態と食事介助
I 病態に応じた食事形態
II 食事介助法[奈良真喜子]
第4章 医学・歯学的対応
I 代替栄養法
II 口腔ケア[角 保徳]
III 歯科補綴物の適用
IV 外科的対応[米川博之]
付録
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
道 健一 みちけんいち
1936年 東京都に生まれる
1961年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1965年 東京医科歯科大学大学院研究科口腔外科学修了
1968年 東京医科歯科大学歯学部第一口腔外科講師
1977年 昭和大学歯学部第一口腔外科教授
2002年 昭和大学名誉教授
黒澤崇四 くろさわたかし
1946年 東京都に生まれる
1974年 群馬大学医学部卒業
1974年 関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)内科研修医
1983年 関東逓信病院神経内科医長
1989年 NTT東日本伊豆病院第一理学診療科部長
1993年 NTT東日本伊豆病院リハビリテーションセンター長
1999年 NTT東日本伊豆病院診療センター長
【編集者略歴】
道脇幸博 みちわきゆきひろ
1957年 長崎県に生まれる
1981年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1988年 昭和大学歯学部第一口腔外科講師
1990年 ドイツ・ハノーバー医科大学顎顔面外科留学
2001年 昭和大学歯学部第一口腔外科助教授
稲川利光 いながわとしみつ
1954年 福岡県に生まれる
1979年 九州大学農学部卒業
1982年 九州リハビリテーション大学校理学療法科卒業
1982〜1985年 福岡医療団千鳥橋病院リハビリテーションセンター勤務
1993年 香川医科大学医学部卒業
1994年 NTT東日本伊豆病院リハビリテーション科