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「CLINICAL REHABILITATION」臨時増刊号第35巻13号
実践! 生活期リハビリテーション

菊地尚久 編著
定価 3,520円 (本体 3,200円+税10%)
  • 総頁数:138頁 / 2色
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2026年11月
  • 注文コード:786150
  • 雑誌コード:03298-11

「活動」と「参加」を育む生活期リハビリテーション

内容紹介

生活期リハビリテーションの現況,医療・福祉・介護等,多分野における生活期リハビリテーション,各疾患・障害に対する生活期リハビリテーションとその課題について,それぞれのエキスパートが最新の知見を解説.また終末期リハビリテーションについても触れた必読の1冊である.

序文

巻頭言
 生活期リハビリテーションはもともと急性期,回復期リハビリテーションを経て在宅生活に戻ったあとのリハビリテーションとしての概念であったが,現在は疾患や外傷を発症する前の在宅生活でのリハビリテーションに始まり,入院して急性期治療およびリハビリテーション,回復期リハビリテーションを経て,再び在宅生活におけるリハビリテーションから終末期リハビリテーションまでのすべてを指すものである.生活期リハビリテーションがかかわる期間は急性期,回復期リハビリテーションと比較して圧倒的に長く,これにかかわるスタッフも医療職だけではなく,行政,福祉,介護と多岐にわたる.リハビリテーション医療は「活動を育む医療」と定義されており,活動の主体がICFにおけるactivityであると考えると,生活期リハビリテーションはまさにその主体であるactivityとparticipationであるといえる.生活期リハビリテーションの対象となる疾患・障害は脳血管疾患,運動器疾患,脊髄障害,神経・筋疾患,小児疾患,循環器・呼吸器障害,摂食・嚥下障害,排尿・排便障害,フレイル・サルコペニア,高次脳機能障害,認知症,がんと多岐にわたる.生活期リハビリテーションにおいて,障害児・者や高齢者が住み慣れた地域で安全かつ自分らしくいきいきと生活を送れるように,保健・医療・福祉・介護の関係機関,地域住民等がリハビリテーションの視点から協力して行う地域リハビリテーションは重要な要素の1つである.また地域包括ケアシステムにおいては,住まいを中心とした医療・介護・福祉の連携が重要である.医療においてはかかりつけ医や地域の病院との連携,介護では訪問リハビリテーション,通所リハビリテーション,福祉用具貸与,介護予防においては地域での自主活動等が重要である.障害福祉においては,補装具給付とそのフォロー,自立訓練,就労支援が重要である.医療においては在宅医療,訪問医療,リハビリテーション科外来フォローが重要である.
 本臨時増刊号では総論として,ICFに基づいた支援,併存疾患管理,栄養管理,義肢装具について執筆いただき,医療・福祉・介護分野における専門家との連携として,回復期リハビリテーション,在宅医療・介護,就労支援,通所・訪問リハビリテーション,終末期について執筆いただき,各疾患・障害に対する生活期リハビリテーションとその課題について,脳血管障害,高次脳機能障害,脊髄損傷,内部障害,排尿・排便障害,小児疾患のエキスパートの先生方に最新の知見を執筆いただいた.この一冊で生活期リハビリテーションのさまざまな知識を得ることができ,現状とその課題についても知ることができると自負している.ぜひ一読していただき,生活期リハビリテーションの重要性を理解して,さまざまな職種がさらに生活期リハビリテーションにかかわっていただければ幸いである.
 (編者:菊地尚久)

目次

 巻頭言(菊地尚久)
巻頭カラー 生活期リハビリテーションにおける福祉用具利用
 (横井 剛)
第1章 「生活期リハビリテーションの現況」
 生活期リハビリテーションの重要性(菊地尚久)
 ICFに基づいた生活期のリハビリテーション治療・支援の進め方(杉山みづき 川手信行)
 生活期リハビリテーションにおける併存疾患の管理(和田真一)
 生活期リハビリテーションにおける栄養管理―食べる力と動く力を暮らしの中で支える―(吉村芳弘)
 生活期リハビリテーションにおける義肢装具(勝谷将史)
第2章 「医療・福祉・介護分野における生活期リハビリテーション」
 回復期リハビリテーションと生活期リハビリテーションの連携(菅原英和)
 生活期のリハビリテーション診療における在宅医療・介護との連携(堀田富士子)
 生活期リハビリテーションと就労支援(江藤大史 蜂須賀明子・他)
 生活期リハビリテーションと地域包括ケアシステム(上森奨悟 岡 光孝・他)
 通所・訪問リハビリテーション(石垣泰則)
 終末期リハビリテーション(栁沢拓臣 宮田知恵子)
第3章 「各疾患・障害に対する生活期リハビリテーション」
 脳血管障害(中馬孝容)
 高次脳機能障害(渡邉 修)
 運動器疾患(石田由佳子 芹生直人・他)
 脊髄損傷(兼永幸太郎 越智光宏・他)
 内部障害(伊藤 修)
 排尿・排便障害(乃美昌司)
 小児疾患(土岐めぐみ)

 Column
  訪問先が「ゴミ屋敷」だった! 環境から整えるリハビリテーション介入? でもその前に(鈴木幹次郎)
  通所リハビリテーション(デイケア)を終了した利用者のフォロー方法(新藤恵一郎 新藤悠子)
  教科書に載っていない生活期リハビリテーション―患者さんが発明した福祉用具―(神山一行)

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菊地尚久 編著