やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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口腔組織・発生学 第3版

定価 13,200円 (本体 12,000円+税10%)
  • 総頁数:284頁 / カラー
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2024年1月
  • ISBN978-4-263-45676-7
  • 注文コード:456761

口腔組織・発生学の定本,8年ぶりに改訂!
フルカラーになり,より見やすく,わかりやすくなりました.

序文

第3版発刊にあたり
 本書は2006年に初版が,2015年に第2版が刊行され,このたび第3版を上梓することとなった.当初,本書の出版は『歯の組織学(藤田恒太郎著,医歯薬出版)』および『歯の発生学 ─形態編─(大江規玄著,医歯薬出版)』の改訂版として企画されたと聞いている.これらの出版から,本書初版刊行まで約50年が経過しているが,この間,さまざまな研究手法が開発,応用され,新たな研究成果が蓄積されてきた.しかしながら,この2冊の書籍は口腔組織・発生学の基本事項の正確さおよび歴史的事実の記載の点で,長く親しまれてきたため,この歴史的名著の改訂という大事業に誰もなかなか踏み出せず,残念ながら,長い間,改訂は行われることはなかった.
 本書の発刊が企画された当時,歯学教育モデル・コア・カリキュラムの導入,共用試験の本格実施,歯科医師国家試験の難易度の上昇,国立大学歯学部の大学院重点化・部局化など歯科医学教育を取り巻く状況は大きく変化しつつあった.このような中,本書は口腔組織・発生学の標準的教科書を目指して企画・編集され,初版では「基本事項の精選および基本的事項の抽出と分離記載」を編集の基本方針とし,歯学生から口腔組織・発生学を研究対象とする研究者に役立つように配慮して刊行された.定年退職に伴う何名かの編者・執筆者の交代とA4版化を行った第2版では,普遍的な基本事項の修正は必要最小限にとどめたが,発展的内容,臨床との関連部分は時代に即した内容に大幅に書き改めるとともに,進歩の著しい発生生物学,再生医療などの最近の知見などにもページを割いた.
 初版刊行から約15年,第2版刊行から8年を経過すると,執筆者の多くが定年退職となり,教育・研究の第一線を退くこととなった.また2022年には令和5年版歯科医師国家試験出題基準および歯学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版が公表され,さらに歯科医師法改正による共用試験の公的化および共用試験合格が歯科医師国家試験の受験要件化が決定され,歯科医学教育を取り巻く環境もまた大きく変わりつつある.歯学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版では,アウトカム基盤型カリキュラムへの深化がうたわれ,「歯科医師として求められる基本的な資質・能力」が第1章として独立し,歯学生が卒業時に具備すべきコンピテンシーが明確化された.特に,「LL:生涯にわたってともに学ぶ姿勢(Lifelong Learning)」,「PS:専門知識に基づいた問題解決能力(Problem Solving)」にうたわれる生涯学修や問題解決型学修がより重要視され,学生が自ら学ぶ態度の醸成が求められている.
 このような中,この第3版の改訂にあたり,執筆者の入れ換えを行うとともに,
 (1) 学問の進歩,歯科医療の発展に傾注し,アドバンス的内容をアップデートし,読者の知的好奇心を喚起すること
 (2) 読者の理解を助けるために,写真は基本的にフルカラーとすること
 (3) 現行の教育時間を考え,古典的な内容は成書を参考とすることとし,総量を減らすこと
 (4) 近年の硬組織研究の発展に鑑み,顎骨など骨組織の内容を充実させること
 (5) 歯科医師国家試験の出題基準に従い,人名を含む語の標記は原文標記とすること
 を編集の基本方針とした.
 わが国の教育・研究の第一線で活躍している優れた執筆者のご尽力により,『口腔組織・発生学 第3版』は基礎的事項および発展的事項ともに,これまで以上の充実した内容となったと自負している.第3版を送り出すにあたり,本書が口腔組織・発生学の標準的な教科書として,我が国の歯学教育および研究に,さらなる貢献を果たすことを期待する.また本書により,歯学生,研究を開始した大学院生,他分野の研究者などに形態学研究のおもしろさを感じてもらい,積極的にこの分野の教育・研究に参画し,学問の発展に貢献してもらうとともに,次回の第4版改訂の際には編者,執筆者として活躍していただきたいと,切に念じる次第である.
 第3版の改訂にあたり,今回も多くの方々から図版の提供あるいは転載の許可をいただいた.この場を借りてここに厚くお礼を申し上げる.また短期間での大幅な改訂作業に励まし,提案と種々の助言,特に著作権に関する助言・援助をいただいた医歯薬出版編集部の方々にお礼を申し上げる.
 2023年10月
 前田健康(新潟)
 網塚憲生(札幌)
 中村浩彰(塩尻)


第2版発刊にあたり
 本書は2006年に初版が刊行され,以来,約8年が経過した.幸い発刊当初より好感を持って迎えられ,予期した以上の評価を得ることが出来た.
 当初の目標であった,口腔組織学・発生学における標準的教科書への途を歩み始めることができたとの手応えを,本書を世に送り出したものとして喜びを感じている.
 この理由の一つとして,本書が我が国の口腔組織学・発生学を担う歯科大学・歯学部教員による,優れた記載内容に溢れていることがあげられるが,さらに十分な時間をかけてその内容・構成が検討されていることによると考えている.すなわち,基本事項の精選,基礎的事項の抽出と分離記載による初学者から研究者までの対応など,今までの教科書にみられなかった特徴を明確に示したことが広く受け入れられたと考える.さらには,歯科教育カリキュラムの大転換期に対応していることがもう一つの理由であろう.
 初版が出版されて以来,口腔組織学・発生学の分野においても学問の進歩は驚くべきものがあったが,他方,初版から8年あまり経過した今でも,基本事項として抽出,分離記載した事項にはほとんど修正の必要がないことに,編者らは当初の編集方針が間違っていなかったと自信を深めている.
 一方,発展的内容の部分ならびに臨床との関連部分は,さすがに大幅な書き換えを余儀なくされたので,この部分は今回全面的に書き改めている.
 本書は今回の改訂にあたり,今までの多くの教科書等では添え物的と言っては語弊があるが,歯と歯周組織に対して副次的に取り扱われて,記載内容の乏しかった事項,すなわち,歯の支持組織,神経・血管,口腔軟組織,顎関節,骨,さらには近年めざましい進歩を遂げている発生生物学や再生医療の最近の知見などにも十分紙数を配分した.幸い,優れた執筆者を得られたことで,基礎的事項,発展的事項共に他に類をみない充実した内容となった.これが,今回の改訂の大きな特徴である.
 ここに,第2版を送り出すにあたり,本書が口腔組織学・発生学の標準的教科書として,今後も我が国の歯学教育および研究に,今まで以上に貢献して行くことを,編者としては大いに期待したい.同時に,本書が歯学を専門としない読者にとって,形態学という窓を通して歯学・歯科医療を俯瞰するための資料として役立てば,編者にとって望外の喜びである.
 第2版への改訂にあたり,今回も多くの方々から図版の提供あるいは転載の許可を頂いた.ここにお礼を申し上げる.また,短期間での全面改訂作業に励ましと種々の助言,提案を頂いた医歯薬出版株式会社編集部の方々にお礼を申し上げる.
 2014年12月
 編者一同


初版の序
 「口腔組織学・発生学」は歯科医学における顕微解剖学の中心となる学問である.歯あるいは口腔の組織学ならびに発生学の授業に教科書として広く使われている出版物は,世界的にみてもあまり種類は多くない.わが国でもおそらく,ほとんどの大学では,『歯の組織学』(藤田恒太郎著)のほか,数種の外国語書籍の和訳本が使われていると思われる.
 学問の進歩によって基本的知識が年々増加するのは当然としても,これに,続々と発表される現在の最先端の知見などのすべてを盛り込もうとすると,教科書としては不適当な大部なものとなってしまう.同時に,情報化社会のなかでは,知見の置き換わりと追加の頻度が高くなり,教科書も比較的短時間での改訂が必要となる.一方で,代表的な教科書とされる『歯の組織学』が初版以来半世紀にわたり,歯牙の組織学に関する標準記載として引用されている事実は,基本的記載の点でこれを超える内容をもつ教科書が現れなかったことを示している.電子顕微鏡や組織化学等その後に急速に発達した方法論によって得られた研究成果の記載がほとんどないなど,いくつかの欠点が指摘されつつも,歴史的名著といわれるゆえんであろう.
 教科書としてどのようなものが必要かと考えると,これには二つの方向があると考えられる.一つは,外国の多くの教科書にみられるように,まだ定説として認識されていなくても,最近の知見をできる限り盛り込もうとする考え方である.研究者が対象の場合はこれでもよいのであるが,初学者が対象の場合,基本的・古典的と考えられる基礎知識を十分に示す必要があり,適当とはいえない.また,教科書にのった“最新知見”の多くは,出版された段階ですでに最新ではなくなっている場合も多いという欠点もある.
 ほかの一つは,改訂を加えるごとに,新知見を逐次追加する方法である.この方法では,多くの新旧の事項が併記混在されていることが多いため,初学者にとって何が基礎的に重要なのかを読み取ることが困難となる欠点がある.この点を補うためには,授業中に教員が指摘をすれば解決するのであるが,すべてにわたって十分な指摘が可能かという点で疑問が残る.結果として,この魅力に富んだ学問が,学生にとって無味乾燥な「暗記もの」に堕してしまう危険性が増加する.さらに,講義や実習で学んだことをすべて理解すれば,おのずから全体像がみえてくるはずであるとする従来型の古典的な教育は,学生の気質と資質の変化ならびに学ぶべき事項の急激な増加と授業時間の減少により,もはやすべての分野にわたり通用しなくなっている.
 したがって,学問を学ぶうえで基本事項は何かを明確に記載し,さらにその先を自主的に学びたいという学生には,現在どのような点で進歩しつつあるのか,どのような考えが提出されつつあるのかを,明瞭に区分して記載提示するという方法をとることが,教科書としてよりよい形態と考えられる.
 現在,歯学教育は大きな変換期にあたっており,カリキュラムの見直し,共用試験の導入など,いままさに,基本的事項の精選が求められている.この意味でも,本書の編集方針として掲げた“基本的事項の抽出と分離記載”は,時宜を得たものと考える.
 これらの点を踏まえて本書では次のような工夫を施した.まず,歯学部学生ならびに歯の研究を始めようとする初学者のために,基本的事項を大きな文字で記載した.そしてひと通り歯学を修得した研究者ならびに歯を研究対象とする多くの研究者にとって役立つように専門的な項目を分けて小さな文字として記載した.さらに,項目ごとに記載の理解のための重要な箇所を太字で表した.付録として,現在行われている歯の研究方法の基本的な点について第11章に述べてある.詳細は専門書を読み,ベテランの研究者から指導を受けてほしい.
 われわれがもっとも苦心した点は「用語の統一」である.歴史的理由,個人の好みによる短縮,あるいは元が外国語の場合における表現の違いなどで,一つの事項について似たような用語がそれぞれの場で使われていることが少なくない.本書では,もっとも普通に使われていると考えられる用語を選択し,別に広く使われている用語がある場合は括弧で示した.欧文用語も英語を基準とし,表記の異なる場合は同様に併記した.
 本書は決して『歯の組織学』の改訂版ではないが,同書は編集にあたってもっとも参考にした書籍である.したがって,全体の構成をはじめ記載内容に同書との類似や付図の引用が少なくないのはこのためである.本書を編集することができたのは,ひとえに一方で『歯の組織学』という優れた先達の存在があり,他方で優秀な組織学教員ならびに研究者に恵まれた現在という幸運があったからである.分担執筆の通例としての欠点も散見されるが,本書が『歯の組織学』と同様に息の長い,わが国における「口腔組織学・発生学」の標準的教科書に育っていけば,編者にとって望外の喜びである.
 本書の刊行にあたり,多くの方々から図版の提供あるいは転載の許可をいただいた.この場を借りてここに厚くお礼を申し上げる.また,本書の完成までに終始励ましと助言をいただいた医歯薬出版株式会社編集部の方々に心からお礼を申し上げる.
 2006年7月
 編者一同

目次

第I編 総論
第1章 口腔と歯の概説
 I 口腔とはなにか(前田健康,脇田 稔)
  1.口腔の機能
  2.口腔の構造
 II 歯とはなにか
 III 歯の外形と内景
 IV 歯の固定と支持組織
 V 硬組織
  1.エナメル質
  2.象牙質
  3.セメント質
  4.歯の硬組織の光学的性質
  5.ハイドロキシアパタイト
 VI 顎骨の肉眼解剖(網塚憲生)
  1.下顎骨
  2.上顎骨
第2章 歯と口腔の発生
 I 顔面と口腔の発生(大峡 淳)
  1.概説
  2.二層性胚盤から三層性胚盤の形成
  3.神経堤の形成と神経堤細胞の移動
  4.鰓弓(咽頭弓)の形成
  5.顔面
  6.口蓋
  7.舌
  8.唾液腺
 II 歯胚の発生
  1.概説
  2.歯堤の形成・歯胚上皮の肥厚
  3.蕾状期
  4.帽状期
  5.鐘状期
  6.口腔前庭の発生
 III エナメル質の形成(網塚憲生,長谷川智香)
  1.歯胚の発達とエナメル器の形成
  2.エナメル芽細胞の分化と機能
 IV 象牙質の形成(中村浩彰)
  1.象牙芽細胞の分化
  2.外套象牙質と髄周象牙質
  3.象牙質の石灰化
 V 歯周組織の形成(長谷川智香,網塚憲生,山本恒之)
  1.歯胚と歯周組織の発生の概要
  2.Hertwig上皮鞘と歯根形成
  3.セメント質の形成
  4.歯根膜の形成
  5.歯槽骨の形成
 VI 歯の発生学の最近のトピックス(福本 敏)
  1.歯の先天欠如
  2.過剰歯
  3.エナメル質および象牙質形成異常
  4.歯根形成異常
  5.歯特異的遺伝子の同定と再生医学への展望
第II編 各論
第3章 エナメル質
 (山本 仁)
 I 概説
 II エナメル質の構造
  1.エナメル小柱
  2.Schreger条
  3.エナメル叢とエナメル葉
  4.エナメル紡錘と単純突起
  5.歯小皮
  6.歯頸部エナメル質と歯頸線
  7.歯根分岐部のエナメル質の形態
  8.エナメル質結晶の構造
第4章 象牙質・歯髄複合体
 I 概説(細矢明宏)
 II 象牙質の構造
  1.象牙質の基質
  2.象牙細管
  3.管周象牙質と管間象牙質
  4.象牙前質
  5.象牙質の成長線
  6.象牙質の石灰化様式
  7.球間区
  8.球間網
  9.Tomesの顆粒層
  10.死帯
  11.透明象牙質
  12.エナメル象牙境
  13.象牙質の分類
  14.象牙質の加齢変化
 III 歯髄の構造
  1.歯髄の機能
  2.歯髄の細胞
  3.細胞外マトリックス
  4.歯髄表層の構造
  5.歯髄の加齢変化
 IV 臨床的考察
  1.幹細胞と再生歯科医療(江草 宏)
  2.歯髄幹細胞の最近の知見(山座孝義)
第5章 歯の支持組織
 I 概説(山本恒之)
 II セメント質
  1.概説
  2.セメント質の構造
  3.エナメル質とセメント質の境界
  4.セメント質の加齢変化
 III 歯根膜(歯周靱帯)(長谷川智香,山本恒之,網塚憲生,矢嶋俊彦)
  1.概説
  2.歯根膜の機能
  3.歯根膜の細胞
  4.細胞外マトリックス
  5.血管および神経分布
  6.歯周組織の改造
  7.歯根膜の加齢変化
 IV 歯槽骨(笹野泰之,網塚憲生)
  1.概説
  2.歯槽骨の構造
  3.歯槽骨の加齢変化
 V 歯肉(下田信治,石川美佐緒)
  1.概説
  2.歯肉上皮
  3.歯肉固有層
  4.歯肉の血管と神経
 VI 臨床的考察
  1.歯周病と免疫(前川知樹)
  2.歯周組織の再生療法(村上伸也)
第6章 歯と歯周組織の神経と脈管
 I 概説(前田健康)
  1.歯と歯周組織の神経
  2.歯と歯周組織の脈管
 II 歯の神経支配
  1.歯の痛み
  2.歯髄の神経分布
  3.歯髄の自律神経
  4.歯髄神経の微細構造
  5.歯の痛みの発生機序
  6.歯髄のペプチド作動性神経
  7.歯髄神経の発生
 III 歯根膜の神経支配
  1.歯根膜の神経分布
  2.歯根膜神経の終末
  3.歯根膜神経の発生
  4.歯根膜神経の再生
 IV 歯肉の神経支配
 V 歯と歯周組織の脈管
  1.血管系(松尾雅斗)
  2.リンパ管系(前田健康)
 VI 臨床的考察
  1.象牙質・歯髄複合体と痛み(興地隆史)
  2.歯の移動と痛み(山城 隆)
  3.末梢神経の再生(佐藤友里恵,前田健康)
第7章 歯の萌出と交換
 I 概説(中村浩彰)
 II 歯の萌出
  1.萌出前期
  2.機能前萌出期
  3.機能的萌出期
 III 歯の萌出機序
  1.歯根形成
  2.歯槽底部における骨形成
  3.歯槽骨の形成と骨リモデリング
  4.歯頸・歯肉線維群,歯根膜線維群による牽引
  5.血管,組織圧
  6.異物排除に類似した機構
 IV 歯の吸収と脱落
 V 歯の吸収の要因
 VI 臨床的考察(八若保孝)
  歯根吸収と萌出障害
第8章 顎関節
 I 概説(前田健康,井上佳世子)
  1.関節の構造
  2.顎関節
 II 顎関節の構造
  1.下顎窩と下顎頭
  2.滑膜
  3.関節円板
  4.脈管と神経
  5.顎関節の加齢変化
 III 顎関節の発生
  1.顎関節の発生の概略
  2.初期発生
  3.下顎頭と下顎窩の発生
  4.関節円板の発生
  5.関節腔の発生
  6.滑膜の発生
  7.顎関節の発生に関与する遺伝子
 IV 臨床的考察(小林正治)
  顎関節と骨吸収
第9章 口腔の軟組織
 I 概説(天野 修)
  1.粘膜
  2.唾液腺
  3.舌
  4.リンパ組織
 II 口腔粘膜(菊池憲一郎)
  1.口腔粘膜の組織構成
  2.口腔上皮
  3.粘膜固有層と粘膜下組織
  4.口腔粘膜の分類と特徴
 III 唾液腺(天野 修,坂東康彦)
  1.唾液と唾液腺
  2.唾液腺組織の基本構造
  3.腺房の構造
  4.導管の構造
  5.大唾液腺
  6.小唾液腺
 IV 舌(瀨田祐司)
  1.舌筋
  2.舌乳頭
  3.味蕾
  4.舌腺
 V リンパ系(滝川俊也)
  1.概説
  2.一次性リンパ器官と二次性リンパ器官
  3.リンパ節の基本構造
  4.扁桃
  5.口腔領域のリンパの経路と所属リンパ節
 VI 臨床的考察
  1.口腔粘膜(泉 健次)
  2.唾液腺(美島健二)
  3.舌(脇坂 聡)
第10章 顎骨
 I 顎骨の組織学(網塚憲生,長谷川智香)
  1.骨の基本組織構造
  2.骨の細胞群の役割
  3.顎骨・歯槽骨における骨リモデリングとモデリング
 II 顎骨の発生
  1.下顎骨の発生
  2.上顎骨の発生
 III 臨床的考察
  1.薬剤関連顎骨壊死(北川善政)
  2.インプラント周囲骨の形成と骨リモデリング(辻村麻衣子)
第11章 硬組織の形態学的研究法
 I 概説(網塚憲生,長谷川智香)
 II 組織化学的手法
  1.免疫組織化学
  2.酵素組織化学
  3.in situハイブリダイゼーション
  4.骨形態計測
 III 電子顕微鏡
  1.電子顕微鏡の原理と種類
  2.電子顕微鏡の試料作製
  3.電子顕微鏡の細胞組織化学への応用
 IV 蛍光顕微鏡と蛍光バイオイメージング(飯村忠浩)
  1.蛍光
  2.全視野蛍光顕微鏡(蛍光顕微鏡)
  3.共焦点レーザー顕微鏡
  4.多光子励起顕微鏡(二光子励起顕微鏡)
  5.三次元イメージング
  6.タイムラプス撮影(ライブイメージング)
  7.蛍光バイオイメージングと顕微鏡の選択
  8.超解像(蛍光)顕微鏡とノーベル化学賞
  9.蛍光バイオイメージングと定量解析および今後の展開

 歯学教育モデル・コア・カリキュラム令和4年度改訂版との対応

 和文・欧文索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
前田健康【まえだたけやす】
 1959年 福井県に生まれる
 1984年 新潟大学歯学部卒業
 1988年 新潟大学大学院歯学研究科修了
 1988年 新潟大学歯学部助手
 1991年 新潟大学歯学部講師
 1992年 新潟大学歯学部助教授
 1996年 新潟大学歯学部教授
 2001年 新潟大学大学院医歯学総合研究科教授,
     現在に至る

網塚憲生【あみづかのりお】
 1961年 北海道に生まれる
 1988年 新潟大学歯学部卒業
 1992年 新潟大学大学院歯学研究科修了
 1992年 新潟大学歯学部助手
 2002年 新潟大学大学院医歯学総合研究科助教授
 2005年 新潟大学超域研究機構教授
 2009年 北海道大学大学院歯学研究科教授
 2017年 北海道大学大学院歯学研究院教授,
     現在に至る

中村浩彰【なかむらひろあき】
 1962年 新潟県に生まれる
 1986年 新潟大学歯学部卒業
 1990年 新潟大学大学院歯学研究科修了
 1990年 新潟大学歯学部助手
 1999年 岡山大学歯学部助教授
 2004年 松本歯科大学歯学部教授,現在に至る