やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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歯周治療の疑問に答えますQ&A47
歯周組織の仕組みと働きから最新の治療法まで

定価 7,040円 (本体 6,400円+税10%)
  • 総頁数:144頁 / カラー
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2015年8月
  • ISBN978-4-263-44449-8
  • 注文コード:444490

歯周治療で遭遇する“疑問や悩み”に明快に回答!
根拠をもって治療に取り組むために病理の視点からの解説も必読です

内容紹介

●一つの疑問につき,見開き2頁の回答はシンプルかつ明快.日常診療における“疑問や悩み”に対する答えがすぐに導き出され,非常に使いやすい構成です.
●取り上げた疑問は,できる限り臨床の側面からみた歯周病の病態と全身疾患との関わりに触れ,基礎事項を踏まえた治療法の詳細へと展開しています.エビデンスに基づく病態の把握から治療法までの解説書としてもお使いいただけます.
●姉妹本『若い歯科医師の疑問に答えます Q&A70』『日常臨床の疑問に答えます Q&A70』 とあわせてお使いいただければ,歯科医師が日常臨床で直面する多くの疑問や悩みを網羅しておりますので,チェアサイドの「?」が「!」に変わります.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約798KB)

序文

序文
 歯周病は,単に口腔内の疾患にとどまらず,全身疾患と深い関係のあることが明白となりました.それ故,医科と歯科の医療従事者だけではなく,一般国民の強い関心事となり,歯周治療の重要性が広く認識されるようになってきています.
 歯周治療は,適切な検査・診断に基づいて確実な歯周基本治療を行い,その後,歯周外科治療,咬合・審美性の回復,メインテナンスへと進められていきます.その中で,歯周ポケットの減少や動揺度の改善がみられなかったり,進行のコントロールが難しい難治性のケースに遭遇することはめずらしいことではありません.
 本書は,歯科医師の日常診療における疑問や悩みを取り上げ,一読いただければそれらが解決できる内容となっています.特に,歯周病学と口腔病理学という分野の垣根を越えて,エビデンスに基づく病態の把握から治療法までの解説書として,若い世代の歯科医師をはじめ,歯学部の学生諸君にもわかる範囲の内容に留めてみたつもりです.できる限り,臨床の側面からみた歯周病の病態と全身性疾患との関わりに触れ,これらの基礎事項を踏まえた治療法の詳細へと展開しています.各項目はおよそ見開き2頁以内で収まるように工夫し,「こういう時にはどうすればよいのか?」「ポイントとなるのは何か?」という疑問に答えられるようQ&A構成とし,診療の合間にも手にすることができるように配慮しました.
 また本書では,北海道大学歯学部の齋藤 彰先生,齋藤恵美子先生に歯周病の検査・診断・患者教育について,東京歯科大学の伊藤太一先生には,歯周病患者におけるインプラント治療の注意点やポイントについて解説していただきました.ご多忙中にもかかわらずご執筆くださり衷心より感謝申し上げます.
 監修者の二人は,ほぼ同時期,同じ場所に留学の機会を得た同世代です.当時のThomas Jefferson University(現在はThe Children's Hospital of Philadelphiaに研究所を移動)のProf.Maurizio Pacifici,Assoc.Prof Eiki Koyamaの両先生に師事し,分子生物学的手法を用いた研究方法を学んでいた二人は,フィラデルフィア郊外を走る深夜の地下鉄の中で,将来,歯周病と病理をテーマとした書籍を出版できる日を夢見ていました…もう9年前の話です.
 最後に,本書の出版に際し,企画の段階からご理解とご協力を賜りました医歯薬出版株式会社の関係各位,中でも本書発刊の企画と編集に多大なご尽力を頂きました中村 伸氏に心よりの御礼を申し上げます.
 2015年8月
 渋川 義宏
 永山 元彦

目次

 序文
 監修者・編集者・執筆者一覧
Q1 歯周病とは?でもその前に!
Q2 炎症とは?不良肉芽を除去するのはなぜ?
Q3 歯周組織の破壊はどのように進行するの?
Q4 歯肉炎と歯周炎の違いは?
Q5 歯周病原細菌の種類は?
Q6 歯周病原細菌の特徴は?
Q7 どんな人が歯周病になりやすい?
Q8 若い人でも歯周病になるのはなぜ?その特徴は?
Q9 歯周病と動脈硬化のかかわりは?
Q10 歯周病と呼吸器疾患のかかわりは?
Q11 歯周病と糖尿病のかかわりは?
Q12 歯周病と全身疾患のかかわりは?
Q13 タバコはなぜ悪いの?
Q14 プロービングの意味するものは?
Q15 プロービング時の出血(BOP)の意味するものは?
Q16 エックス線写真から何がわかるのか?
Q17 予後の判定基準―どの歯を残し,どの歯を抜歯する?
Q18 歯が痛い,歯肉も腫脹,この歯には歯周治療?歯内治療?それとも全身的な病気?
Q19 歯周病原細菌検査,歯周病原細菌に対する抗体価検査とは?
Q20 その他の検査とは?
Q21 治療計画はどのように立案するの?
Q22 歯周基本治療の進め方とは?
Q23 動機づけとは?患者教育を確立するためにはどうすればよいか?
Q24 スケーリング・ルートプレーニングはどのタイミングで行う?
Q25 動揺歯に対する対応は?
Q26 歯周基本治療で歯周ポケットが改善されないことがあるのはなぜ?
Q27 外科的治療と非外科的治療の選択基準は?
Q28 歯周外科手術の種類・特徴,症例に応じた手術法の選択基準は?
Q29 歯周組織再生療法の適応症は?
Q30 GTR法の術式のポイントは?
Q31 エムドゲイン(R)ゲルの適応症は?
Q32 骨移植材の種類は?
Q33 歯周病治療に伴う根面齲蝕への対応について
Q34 歯周病は薬で治るの?
Q35 糖尿病患者への歯周治療時の注意事項は?
Q36 歯周治療におけるEr:YAGレーザーについて
Q37 メインテナンス時のリスク評価とは?
Q38 電動歯ブラシや音波歯ブラシを指導する際のポイントは?
Q39 サポーティブペリオドンタルセラピーとメインテナンス
Q40 SPTの頻度はどのように決定するの?
Q41 SPTで歯科衛生士が行う施術項目は?
Q42 骨粗鬆症薬を服用している患者への注意点は?
Q43 自己免疫疾患を有する患者への注意点は?
Q44 医科との連携は?―対診のとり方
Q45 歯周病患者に対するインプラント治療は?
Q46 インプラントのメインテナンスは?
Q47 インプラント周囲炎の治療法は?

索引

書評

本書の書評をご覧いただけます!

書評:沼部幸博 先生 (『歯界展望』2016年2月号掲載 PDFファイル:約1.04MB)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【監修者略歴】
渋川義宏【しぶかわよしひろ】
 1992年 東京歯科大学卒業
 1996年 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科保存学専攻)修了
 2002年 東京歯科大学歯科保存学第二講座(歯周病学)講師
 2003年 同助教授
 2004年 トーマスジェファーソン大学医学部整形外科学講座客員研究員
 2007年 東京歯科大学歯周病学講座准教授
 2011年 同大学口腔健康臨床科学講座准教授
 2013年 同大学退職
 同 年 医療法人社団友歯会しぶかわ歯科医院副院長,東京歯科大学口腔健康臨床科学講座非常勤講師
 2014年 東京歯科大学臨床教授に就任
 2015年 しぶかわ歯科医院院長として現在に至る

永山元彦【ながやまもとひこ】
 1993年 朝日大学歯学部卒業
 1997年 朝日大学大学院歯学研究科(口腔病理学専攻)修了
 2002年 朝日大学歯学部口腔病態医療学講座口腔病理学講師
 2006年 トーマスジェファーソン大学医学部整形外科学講座客員研究員
 2008年 朝日大学歯学部口腔病態医療学講座口腔病理学分野准教授
 2013年 同教授に就任し現在に至る

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