やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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これで納得!デンタルホワイトニング

発行時参考価格 7,400円
  • 総頁数:152頁 / カラー
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2012年7月
  • ISBN978-4-263-44366-8
  • 注文コード:443660

“ホワイトニングの真実”ってなに?!

内容紹介

ホワイトニングの効果は?
ホワイトニングの科学的根拠はあるのか?
ホワイトニング剤に違いはあるのか?
歯質漂白のメカニズムは?
知覚過敏などのトラブル対応は?
これらの疑問に臨床例に則して懇切丁寧に解説した安全なホワイトニングを行うための書.

■■■本書の特徴■■■
◆1.ホワイトニングってなんだろう?
ホワイトニングの概要と変遷が興味深くまとめられています.
◆2.ホワイトニングのしくみを知ろう
ホワイトニングの種類や歯質の構造,漂白剤の化学的性質,漂白のメカニズムなどがQ&A形式で理解できます.
◆3.ホワイトニングの流れをつかもう
ホワイトニングの成功の鍵はカウンセリング,診査,診断と施術計画立案,サポート,メインテナンスにあります.これら一連の流れをスムーズに行うためのポイントが具体的に解説されています.
◆4.ホワイトニングの手順を学ぼう
メーカーごとのホワイトニング剤の特徴や手順,注意点を示し,患者さんのさまざまなニーズに即したホワイトニング剤の特徴がわかります.
◆5.やってみようホワイトニング
ケーススタディ症例で1回目の治療から5回目まで,実際の患者さんのやりとりを含めて臨床ステップが的確に学べます.また,若年者,成熟世代,円熟世代,特殊な症例の26症例で診断から処置までの要点を見開き2頁で解説してあります.
◆6.試してみよう!失活歯のホワイトニング
失活歯の変色に対する有力な治療法として漂白法を取り上げ,臨床例とともにポイントを解説しました.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約4.34MB)

序文

序文
 テレビから歯ブラシや歯磨き剤のCMが化粧品のそれと同じくらい流れるようになって久しく,雑誌やインターネットなどでも“歯の白さ”に関する話題や広告を目にする機会は多い.「歯を削らないで白くする」という歯のホワイトニング(歯質の漂白)治療は,わが国では1990年代後半以降徐々に広まり,美白ブームとあいまって今なおそのニーズは多い.しかし,肌の美白と同様,「ホワイトニング」という言葉がエステや美容のイメージを連想させ,漂白メカニズムや薬剤に関する情報不足も手伝って,医療技術としては懐疑的に捉える歯科医も多い.PMTC以上の効果が上がるのか?ドラッグストアや通販などで手に入るようなホワイトニング剤とどこが違うのか?そもそもホワイトニングとは治療といえるのか?確かな科学的根拠はあるのか?
 このような疑問を解決すべく,これまでにも数々のホワイトニングをテーマとした成書,文献が発表されてきた.日常診療へのホワイトニング導入や方法論,技術論に関してはすでに多く記された通りであろう.ただ,それらの根底をなす,肝心の「歯質漂白のメカニズム」に関してはやや曖昧さが残り説得力に欠ける状況が否めない.基礎知識の不十分なままいくらマニュアルに忠実にホワイトニングを行っても,思うような結果が得られないばかりか,知覚過敏症などのトラブルに対応しきれないといったケースも発生している.原理を知らなければ見通しは立てられない.ある意味,削らないで歯を白くすること=ホワイトニングは,削って白くすることより難しいのである.
 本書はホワイトニングの技術論はもとより,そのメカニズムにも重点をおいた.特に臨床にリンクした歯の組織学的構造や漂白剤の化学的性質を懇切丁寧に解説し,Q&A形式をとることにより,ホワイトニング剤の歯質の中でのふるまい(漂白作用)についてやさしく理解できるようにした.臨床応用に関しても,患者のさまざまなニーズに即して,診断から処置までの要点を見開き2ページで解説し,日々の臨床に応用できるようにまとめた.
 本書は「歯の漂白のメカニズムと難症例対応」(歯界展望,2010)を基に企画し,執筆者全員ホワイトニングに関して共通の認識と考え方に沿って著した.本書がチェアサイドにおけるホワイトニングの水先案内人になれば幸いである.
 なお,ホワイトニングシステムは,厚生労働省により承認されたものをメインに取り上げているが,実際に臨床の場で使用されることの多い未承認剤に関しても一部紹介している.
 2012年初夏
 編者 加藤純二,金子 潤,大槻昌幸,守矢佳世子

目次

1 ホワイトニングってなんだろう?
  1.歯科ホワイトニングの概要(加藤純二)
  2.歯科ホワイトニングの歴史(金子 潤)
2 ホワイトニングのしくみを知ろう(加藤純二,守矢佳世子)
  1.ホワイトニングの種類
  2.ホワイトニングの主体
  3.液性によるホワイトニング剤の違い
  4.光源とホワイトニング
  5.歯の固有色
  6.着色の部位と原因
  7.歯質の構造と漂白剤の浸透
  8.漂白のメカニズム
  9.オフィスホワイトニング剤vsホームホワイトニング剤
3 ホワイトニングの流れをつかもう(金子 潤,守矢佳世子,春川麻美,瀬賀紗都子,鶴田博文)
 I.カウンセリング
  1.問診
  2.ホワイトニングの説明
 II.診査
  1.口腔衛生状態と歯周組織
  2.う蝕と修復物・補綴物の有無
  3.変色の有無と歯髄の生死
  4.歯質表面の状態
  5.シェードテイキング
 III.診断と施術計画の立案
 IV.サポート
  1.術前トリートメント
  2.施術時の対応
  3.術直後トリートメント
  4.施術期間中の対応
  5.不快事項(知覚過敏,歯肉疼痛など)に対するケア
 V.メインテナンス
  1.メインテナンス時のチェック項目
  2.プロフェッショナルケア
  3.タッチアップの必要性
4 ホワイトニングの手順を学ぼう(大槻昌幸,金子 潤,守矢佳世子)
 オフィスホワイトニング
  1.ハイライト(松風)
  2.ピレーネ(三菱ガス化学/モリタ)
  3.ティオンオフィス(ジーシー)
  4.Zoom(Philips)
 ホームホワイトニング
  1.Niteホワイトエクセル(Philips,アストラテック)
  2.ハイライトシェードアップ(松風)
  3.オパールエッセンス10%ドクター(ウルトラデントジャパン)
  4.ティオンホーム(ジーシー)
  5.NiteWhite ACP(Philips)
  6.Opalescence PF(Ultradent)
  カスタムトレーの作り方
  トレーの試適と使用方法の説明
5 やってみよう!ホワイトニング(加藤純二,金子 潤,守矢佳世子,鶴田博文,大槻昌幸,中澤妙衣子)
 I.ケーススタディ
  歯って本当に白くなるんですか?
 II.若年者のホワイトニング
  症例1 子供の頃から歯が黄色かった オフィス(ピレーネ)
  症例2 歯の色が戻ってしまった オフィス(ピレーネ)
  症例3 歯と歯茎の色が気になる オフィス(ピレーネ)
  症例4 歯をもっと白くしたい オフィス(ティオンオフィス)
  症例5 もう一度歯を白くしたい オフィス(ティオンオフィス)
  症例6 芸能人のような白い歯になりたい オフィス(Zoom)
  症例7 就職活動に向けて歯を白くしたい ホーム(オパールエッセンス)
  症例8 歯の色が気になり始めた ホーム(ティオンホーム)
  症例9 歯の色が気になって笑えない(1) ホーム(10% NiteWhite ACP)
  症例10 歯の色が気になって笑えない(2) ホーム(16% NiteWhite ACP)
  症例11 挙式前に歯を白くしたい ホーム(ティオンホーム)+オフィス(ティオンオフィス)
 III.成熟世代のホワイトニング
  症例1 歯を白くきれいにしたい オフィス(ハイライト)
  症例2 いろいろ試したが黄ばみが取れない オフィス(ピレーネ)
  症例3 前歯の色が目立つ オフィス(ティオンオフィス)
  症例4 歯の色を明るくしたい オフィス(ピレーネ)+ホーム(オパールエッセンス)
  症例5 犬歯の色が濃い オフィス(ピレーネ)+ホーム(オパールエッセンス)
  症例6 若々しくきれいな口元になりたい オフィス(ピレーネ)+ホーム(ハイライトシェードアップ)
  症例7 歯に縞模様がある オフィス(ピレーネ)+ホーム(ハイライトシェードアップ)
  症例8 歯を真っ白にしたい オフィス(Zoom)→ホーム(16% NiteWhite ACP)
 IV.円熟世代のホワイトニング
  症例1 先端から前歯が黄色くなってきた オフィス(ピレーネ)
  症例2 年を取っても白い歯でありたい オフィス(ピレーネ)
  症例3 入れ歯の歯より汚く見えてしまう オフィス(ピレーネ)
  症例4 歯の色を明るくしたい ホーム(ティオンホーム)
 V.特殊な症例
  症例1 内因性の着色・変色―その(1) オフィス(ピレーネ)+ホーム(オパールエッセンス)
  症例2 内因性の着色・変色―その(2) ホーム(ティオンホーム)
  症例3 内因性の着色・変色―その(3) オフィス(ピレーネ)
6 試してみよう!失活歯のホワイトニング(加藤純二,春山亜貴子,金子 潤)
 I.原因
 II.適応,禁忌
  1 適応
  2 禁忌
  3 注意
 III.漂白前の準備
  1 インフォームドコンセント
  2 診査
 IV.漂白後―Walking Bleach(ウォーキングブリーチ)法
  1 概要
  2 術式
  3 漂白後の修復
  症例1 Walking Bleach法
  症例2 Walking Bleach変法
  症例3 Office Bleaching剤を髄腔内に適用する方法

 参考文献
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
加藤純二【かとうじゅんじ】
 1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1985年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
 1985年 東京医科歯科大学歯学部小児歯科学講座
 2004年 東京歯科大学歯科保存学第三講座
 現 在 医療法人社団楓樹会棚田歯科医院
     東京医科歯科大学う蝕制御学分野非常勤講師
金子 潤【かねこじゅん】
 1991年 北海道大学歯学部卒業
 1995年 北海道大学大学院歯学研究科修了
 1995年 北海道大学歯学部歯科保存学第一講座
 2000年 明倫短期大学歯科衛生士学科
 現 在 明倫短期大学歯科衛生士学科教授,明倫短期大学附属歯科診療所所長(併任)
大槻昌幸【おおつきまさゆき】
 1984年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1988年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
 1988年 東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座
 2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野
 現 在 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野准教授
守矢佳世子【もりやかよこ】
 1994年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1994年 東京医科歯科大学歯学部小児歯科学講座
 現 在 医療法人社団康真会西新井デンタルクリニック

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加藤純二・金子潤・大槻昌幸・守矢佳世子 編著/鶴田博文・中澤妙衣子・春山亜貴子・春川麻美・瀬賀紗都子 執筆