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疾患別内科エマージェンシー対応 高齢者歯科臨床ナビゲーション

植松宏 監修/大渡凡人 著
発行時参考価格 9,000円
  • 総頁数:300頁 / 2色
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2003年9月
  • ISBN978-4-263-44160-2
  • 注文コード:441600

内容紹介

最新の医学的根拠に基づいた有病高齢歯科患者の全身管理&偶発症・事故予防のガイドブック

 ●重要臓器の機能を維持し,心身の安定した状態を維持する全身管理の技術と知識は,すべての歯科治療において,すべての患者に必要であるが,とくに高齢患者の場合に必要性が高い.
 ●本書は高齢者歯科治療を行ううえで必要な全身管理の知識を整理するとともに,高齢患者が有する多様な全身疾患を歯科臨床における重要性の視点から整理して簡潔にまとめた.
 ●若年者の場合と違って対応が困難な高齢者の内科エマージェンシー(内科的緊急事態)をどうしたら予防できるかについての記述は,著者の実践に基づいた珠玉のアドバイスである.
 ●巻末の「内科エマージェンシーにどう対応するか」は歯科医師,歯科衛生士ともに必読!

目次

疾患別内科エマージェンシー対応
高齢者歯科臨床ナビゲーション

【総論】
■1 全身管理はなぜ必要か
 I 医療を取り巻く社会環境の変化
  A.高齢者人口の増加
  B.チーム医療としての歯科医療
  C.増えつつある医療訴訟
  D.歯科医師過剰時代
  E.歯科医療あるいは歯学教育におけるパラダイムシフト
 II 歯科治療で起こる内科エマージェンシーの特徴は何か
  A.内科エマージェンシーはどういう状況で起こるか
  B.どのような事故が多いか
  C.どのくらいの頻度で起きるのか
 III 全身管理を身につけるには
■2 ヒトはなぜ老いるのか
 I 老化のメカニズム
  A.細胞老化
  B.細胞老化と個体老化
■3 高齢者は若年者とどこが異なるのか
 I 高齢者は何が異なるのか
  A.複数の全身疾患に罹患していることが多い
  B.予備力の低下により,安静時に問題がなくとも負荷が加わると異常を示すことが多い
  C.個人差が大きくなる
  D.症状が典型的でない場合が多い
  E.服用薬剤が多く,それによる有害作用が少なくない
  F.生体防御力が低下している
  G.特有の疾患や障害を有することが多い
  H.社会的環境の影響を受けやすい
  I.水バランスや電解質の異常を起こしやすい
  J.認知機能低下が認められることが少なくない
■4 治療前・中・後に考慮する注意点
 I ストレスをできるだけ減弱させる
  A.ストレスとは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療におけるストレッサーには何があるか
  D.ストレスを減弱させるためにはどうするか
 II 治療前の基本的注意点と対策
  A.高齢者との接し方
  B.治療計画では何を考慮するか
  C.歯科治療のリスクは何で決まるか
  D.治療時間はいつがよいか
  E.治療前の全身状態評価
 III 治療中の基本的注意点と対策
  A.治療当日も全身状態を評価する
  B.局所麻酔
  C.モニター装置
  D.血栓を予防する薬剤を服用している患者の抜歯はどうするか
  E.どの様な状態になったら治療を止めるか
 IV 治療後の基本的注意点と対策
  A.高齢者の薬剤処方における注意点
  B.実際の投薬はどうするか

【各論】
■1 循環器疾患(circulatory organs diseases)
 I 高齢者は何が異なるのか
  A.心臓の加齢変化
  B.血管系の加齢変化
  C.血圧調整系の加齢変化
 II 高齢歯科患者に多い循環器疾患は何か
 III 高血圧症(hypertension)
  A.高血圧症とは何か
  B.どのくらいの血圧を高血圧というのか
  C.高血圧症患者はどのくらいいるのか
  D.高血圧はなぜ問題なのか
  E.高齢者では何が異なるのか
  F.高血圧症の治療
  G.歯科治療ではどう対応するか
 IV 低血圧症(hypotension)
  A.低血圧とは何か
  B.歯科治療ではどう対応するか
  V 虚血性心疾患(ischemic heart disease:IHD)
  A.虚血性心疾患とは何か
  B.狭心症
  C.心筋梗塞
  D.歯科治療ではどう対応するか
 VI 不整脈(arrhythmia)
  A.不整脈とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療における基本的な注意点
  D.頻脈性不整脈
  E.徐脈性不整脈
  F.人工ペースメーカー
 VII 心不全(heart failure)
  A.心不全とは何か
  B.歯科治療ではどう対応するか
 VIII 後天性心疾患(acquired heart disease)
  A.リウマチ熱
  B.心臓弁膜症
  C.感染性心内膜炎
 IX 動脈疾患
  A.動脈硬化症
  B.大動脈瘤
  C.大動脈解離
  D.歯科治療ではどう対応するか
■2 神経疾患(neurologic disorders)
 I 高齢者では何が異なるのか
  A.形態学的な変化
  B.生理機能の変化
  C.高次神経機能の変化
  D.その他の変化
 II 高齢歯科患者に多い神経疾患は何か
 III 脳血管障害(cerebrovascular disease)
  A.脳血管障害とは何か
  B.脳梗塞
  C.脳出血
  D.クモ膜下出血
  E.その他の脳血管障害
  F.歯科治療ではどう対応するか
 IV 痴呆(dementia)
  A.痴呆とは何か
  B.アルツハイマー病
  C.脳血管性痴呆
  D.歯科治療ではどう対応するか
 V 基底核変性疾患
  A.基底核変性疾患とは何か
  B.パーキンソン病
  C.症候性パーキンソニズム
  D.歯科治療ではどう対応するか
 VI 脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration:SCD)
  A.脊髄小脳変性症とは何か
  B.非遺伝性(孤発性)脊髄小脳変性症
  C.遺伝性脊髄小脳変性症
  D.歯科治療ではどう対応するか
 VII めまい(vertigo)
  A.めまいとは何か
  B.めまいの原因疾患
  C.歯科治療ではどう対応するか
■3 精神障害(mental disorders)
 I うつ病(depression)
  A.うつ病とは何か
  B.歯科治療ではどう対応するか
 II 神経症(neurosis)
  A.神経症とは何か
  B.歯科治療ではどう対応するか
■4 呼吸器系疾患(respiratory diseases)
 I 加齢による呼吸器系の変化
  A.肺の加齢変化
  B.呼吸器疾患と加齢の関係
 II 肺機能を中心とした高齢者の術前評価
 III 喘息(asthma)<気管支喘息:bronchial asthma>
  A.喘息とは何か
  B.歯科治療における対応
 IV 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)
  A.慢性閉塞性肺疾患とは何か
  B.歯科治療ではどうするか
 V 肺炎(pneumonia)
  A.肺炎とは何か
  B.誤嚥性肺炎とは何か
  C.歯科治療ではどうするか
 VI 慢性呼吸不全,在宅酸素療法,過換気症候群
  A.慢性呼吸不全とは何か
  B.在宅酸素療法とは何か
  C.過換気症候群とは何か
■5 内分泌・代謝疾患(endocrine diseases・metabolic diseases)
 I 糖尿病(diabetes mellitus:DM)
  A.糖尿病とは何か
  B.糖尿病の治療
  C.糖尿病の診断
  D.糖尿病の合併症
  E.高齢者は何が異なるのか
  F.歯科治療ではどう対応するか
 II 高脂血症(hyperlipidemia)
  A.高脂血症とは何か
  B.高齢者ではどうなのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 III 骨粗鬆症(osteoporosis)
  A.骨粗鬆症とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 IV 肥満症(obesity)
  A.肥満症とは何か
  B.高齢者ではどうなのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 V 甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism,thyrotoxicosis)
  A.甲状腺機能亢進症とは何か
  B.高齢者ではどうなのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 VI 甲状腺機能低下症(hypothyroidism)
  A.甲状腺機能低下症とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
■6 腎疾患(renal diseases)
 I 慢性腎不全(chronic renal failure)
  A.慢性腎不全とは何か
  B.高齢者ではどうなのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 II 透析(dialysis)
  A.透析とは何か
  B.透析の合併症
  C.高齢者ではどうなのか
  D.歯科治療ではどう対応するか
■7 肝疾患(liver diseases)
 I 肝炎(hepatitis)
  A.肝炎とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 II 肝硬変(liver cirrhosis)
  A.肝硬変とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
■8 血液疾患(hematologic diseases)
 I 貧血(anemia)
  A.貧血とは何か
  B.高齢者では何が異なるのか
  C.歯科治療ではどう対応するか
 II 特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura:ITP)
  A.特発性血小板減少性紫斑病とは何か
  B.歯科治療ではどう対応するか
■9 膠原病(collagen diseases)
 I 慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)
  A.慢性関節リウマチとは何か
  B.高齢者ではどうなのか
  C.歯科治療ではどう対応するか

【内科エマージェンシーにはどう対応するか】
■1 血管迷走性神経失神(vasovagal syncope)
 I 血管迷走神経性失神への対応
  A.高齢者では何が異なるのか
  B.どのように対応するか
■2 食道異物・気道異物(foreign body in respiratory tract or esophagus)
 I 高齢者は何が異なるのか
 II 歯科治療ではどう対応するか
  A.異物が発生しやすい条件
  B.異物を発生させないための対策
  C.異物事故が発生したときの対応
■3 ショック(shock)
 I 心原性ショック(cardiogenic shock)
 II 血液分布異常性ショック(distributive shock)
  A.アナフィラキシーショック
 III 高齢者では何が異なるのか
 ショックへの対処
■4 心肺蘇生(cardiopulmonary resuscitation:CPR)
 Basic life support(BLS)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【監修者略歴】

植松 宏【うえまつひろし】
 1972年 神奈川歯科大学歯学部卒業
 1975年 東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔科助手
 1976年 鶴見大学歯学部口腔外科学講座助手
 1979年 東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学講座講師
 1986年 埼玉県障害者リハビリテーションセンター歯科医長
 1998年 東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座教授,日本老年歯科医学会理事
 2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔老化制御学教授

【著者略歴】

大渡凡人【おおわたりつねと】
 1983年 九州歯科大学卒業
 1987年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程修了
 1987年 新潟大学歯学部第1口腔外科学講座助手
 1989年 東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学講座医員
 1989年 東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔学講座助手
 1991年 東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座助手
 2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔老化制御学講師
 2001年 日本老年歯科医学会評議員

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