やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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混合歯列期の矯正歯科治療

発行時参考価格 12,000円
  • 総頁数:202頁 / カラー
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2002年10月
  • ISBN978-4-263-44144-2
  • 注文コード:441440

混合歯列期における矯正歯科治療をビジュアルに解説した決定版!

内容紹介

●混合歯列期の各種不正咬合の治療を行う際の,診断と治療方針・方法の立案,矯正歯科治療の実際,混合歯列期でよく用いられる矯正装置などを,症例を提示してわかりやすく解説.
●とくに日常臨床で即応できるよう「矯正歯科治療の実際」に重きを置いた構成とし,混合歯列期から永久歯列期への矯正歯科治療の一貫した流れ,装置による具体的な歯の動き,顎の変化などをビジュアル化して理解しやすいようにしました.

序文

 近年,矯正歯科治療は不正咬合の改善による口腔機能および心理面に与える影響の大きさに加えて,一般歯科治療に矯正的配慮を行うことでの治療効果の質的向上が認識されるようになってきており,矯正歯科治療に強く関心をもつ人たちが増えてきている.
 矯正歯科治療は乳歯列期,混合歯列期,永久歯列期あるいは成人の治療といった,時期の違いに応じた対応が望まれるが,一般歯科診療の場で,矯正的対応を強く求められるのは歯の交換期である混合歯列期の不正咬合であるようだ.われわれ矯正歯科を専門分野とする者が一般臨床医から不正咬合の対応について相談を受ける機会は多いが,そんななかでも,混合歯列期の不正咬合への対処法についての相談が多くを占めている.
 混合歯列期は,顎顔面部の成長発育が旺盛ななか,乳歯から永久歯への交換が盛んに行われる時期である.この時期の不正咬合への矯正学的アプローチによっては,不正咬合の複雑化を防止したり,非抜歯治療の確率を高くするなど,永久歯列の咬合関係を確立するために大きな影響を与えることができる.
 本書では,混合歯列期の各種不正咬合の治療を行うに際し,基本的に準備しなくてはならない事項について,「矯正歯科治療に必要な基礎知識」,「矯正歯科治療の診断と治療方針・方法の立案」,「矯正歯科治療の実際」,「混合歯列期によく用いられる矯正装置」といった項目で解説を行っている.特に日常臨床に即応できるよう「矯正歯科治療の実際」に重きをおいた内容とすべく治療経過はできるだけ多く呈示し,混合歯列期から永久歯列期への矯正歯科治療の一貫した流れ,そして装置による具体的な歯の動き,顎の変化を視覚的に理解できるよう心がけた.
 本書は,矯正歯科の専門を目指す若手の先生のみならず,矯正歯科を積極的に学ぼうとする一般臨床歯科医を対象にしている.本書が,日々の臨床のなか,すぐに役立つ手引き書の一つとなれば幸いである.
 編著者一同

目次

第1章 矯正歯科治療に臨むにあたって/後藤滋巳
 1.はじめに
 2.混合歯列期の不正咬合
 3.矯正歯科治療の実際
 4.混合歯列期の不正咬合患者の背景
 5.矯正装置
 6.患者さんの協力

第2章 矯正歯科治療に必要な基礎知識
 1.矯正歯科治療の流れ/後藤滋巳
 2.矯正歯科治療に必要な資料の採得と分析
  1)顔面軟組織の評価/宮沢健・後藤滋巳
  2)顔面骨格の評価/近藤高正・後藤滋巳
  3)歯列の評価/岩田敏男・後藤滋巳
  4)口腔軟組織,硬組織の評価/不破祐司・後藤滋巳
  5)顎位および口腔機能の評価/不破祐司・後藤滋巳

第3章 矯正歯科治療の診断と治療方針の立案/葛西一貴
 1.診断
 2.治療方針・方法の立案
 3.治療計画の実際
 4.まとめ

第4章 矯正歯科治療を始めるにあたって/葛西一貴
 1.治療方法の検討
 2.インフォームドコンセント

第5章 矯正歯科治療の実際
 1.上顎中切歯の萌出障害〔1〕/岩田敏男・後藤滋巳
 2.上顎中切歯の萌出障害〔2〕/板橋仁・氷室利彦
 3.上顎中切歯の萌出障害〔3〕/白井英俊・榎本豊
 4.上下顎前歯部萌出余地不足/白井英俊・葛西一貴
 5.上顎小臼歯の萌出余地不足/宮沢健・後藤滋巳
 6.上顎側切歯の舌側転位〔1〕/近藤高正・後藤滋巳
 7.上顎側切歯の舌側転位〔2〕/白井英俊
 8.下顎側切歯の舌側転位/岩田敏男・後藤滋巳
 9.正中過剰歯を伴う反対咬合/白井英俊
 10.複数過剰歯/川崎宏一郎
 11.口腔習癖を伴う前歯部開咬〔1〕/不破祐司・後藤滋巳
 12.口腔習癖を伴う前歯部開咬〔2〕/白井英俊・葛西一貴
 13.上顎前歯の捻転/小笠原和志・佐藤和朗・三浦廣行
 14.過蓋咬合〔1〕/中島祥博
 15.過蓋咬合〔2〕/小笠原和志・佐藤和朗・三浦廣行
 16.過蓋咬合を伴う上顎前歯の突出/板橋仁・氷室利彦
 17.下顎劣成長を伴う上顎前歯の突出〔1〕/近藤高正・後藤滋巳
 18.下顎劣成長を伴う上顎前歯の突出〔2〕/宮沢健・後藤滋巳
 19.上顎の突出/伊谷野秀幸・氷室利彦
 20.下顎側方偏位〔1〕/小笠原和志・佐藤和朗・三浦廣行
 21.下顎側方偏位〔2〕/小笠原和志・佐藤和朗・三浦廣行
 22.前歯部反対被蓋/白井英俊・榎本豊
 23.側方歯部反対被蓋/福井和徳・氷室利彦
 24.上顎劣成長を伴う反対咬合〔1〕/黒田栄子・氷室利彦
 25.上顎劣成長を伴う反対咬合〔2〕/桝本豊彦・葛西一貴
 26.上顎劣成長を伴う反対咬合〔3〕/葛西一貴
 27.上顎劣成長を伴う反対咬合〔4〕/田中久・氷室利彦

第6章 混合歯列期によく用いられる矯正装置
 1.ヘッドギア/葛西一貴
 2.上顎前方牽引装置/黒田栄子・氷室利彦
 3-A.チンキャップ/葛西一貴
 3-B.スライディングプレート/板橋仁・氷室利彦
 4.リンガルアーチ/榎本豊・葛西一貴
 5.クワドヘリックス/榎本豊・葛西一貴
 6.Nanceホールディングアーチ/葛西一貴
 7.パラタルバー/葛西一貴
 8.ペンデュラム装置/斎藤勝彦・葛西一貴
 9.拡大装置
  急速拡大装置/葛西一貴
  緩徐拡大装置/田村剛・氷室利彦
 10.咬合挙上板・咬合斜面板
  咬合挙上板/福井和徳・氷室利彦
  咬合斜面板/榎本豊・葛西一貴
 11.BJA(Bite jumping appliance)/宮沢健・後藤滋巳
 12.ツインブロック装置/小川秀樹・氷室利彦
 13.アクチバトール/斎藤勝彦・葛西一貴
 14.バイオネーター/葛西一貴
 15.TTP(Tongue training plate)/不破祐司・後藤滋巳
 16.マルチブラケット装置/葛西一貴
  ユーティリティーアーチ

 参考文献
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編著者略歴】
後藤滋巳 ごとうしげみ
 1952年 愛知県に生まれる
 1977年 愛知学院大学歯学部卒業
 1996年 愛知学院大学歯学部教授
葛西一貴 かさいかずたか
 1955年 青森県に生まれる
 1980年 日本大学松戸歯学部卒業
 1998年 日本大学松戸歯学部教授
三浦廣行 みうらひろゆき
 1950年 宮城県に生まれる
 1974年 岩手医科大学歯学部卒業
 1998年 岩手医科大学歯学部教授
氷室利彦 ひむろとしひこ
 1953年 岩手県に生まれる
 1978年 東北歯科(現奥羽)大学卒業
 1999年 奥羽大学歯学部教授

【執筆者一覧】(五十音順)
板橋 仁 奥羽大学歯学部講師
伊谷野秀幸 奥羽大学歯学部助手
岩田 敏男 愛知学院大学歯学部講師
榎本 豊 日本大学松戸歯学部講師
小笠原和志 岩手医科大学歯学部助手
小川 秀樹 奥羽大学歯学部助手
葛西 一貴 日本大学松戸歯学部教授
川崎宏一郎 日本大学松戸歯学部非常勤講師
黒田 栄子 奥羽大学歯学部助手
後藤 滋巳 愛知学院大学歯学部教授
近藤 高正 愛知学院大学歯学部助教授
斎藤 勝彦 日本大学松戸歯学部助手
佐藤 和朗 岩手医科大学歯学部講師
白井 英俊 日本大学松戸歯学部非常勤講師
田中 久 奥羽大学歯学部助手
田村 剛 元奥羽大学歯学部助手
中島 祥博 日本大学松戸歯学部非常勤講師
氷室 利彦 奥羽大学歯学部教授
福井 和徳 奥羽大学歯学部講師
不破 祐司 愛知学院大学歯学部講師
桝本 豊彦 日本大学松戸歯学部助手
三浦 廣行 岩手医科大学歯学部教授
宮沢 健 愛知学院大学歯学部講師

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後藤滋巳・葛西一貴・三浦廣行・氷室利彦 編著/板橋仁・伊谷野秀幸・岩田敏男・榎本豊・小笠原和志・小川秀樹・川崎宏一郎・黒田栄子・近藤高正・齋藤勝彦・佐藤和朗・白井英俊・田中久・田村剛・中島祥博・福井和徳・不破祐司・桝本豊彦・宮澤健 執筆

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