やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

3,190円(税込)
新刊 在庫あり
24:00までにご注文いただければ翌営業日に発送いたします.
送料:600円代金引換の場合は別途250円,後払いの場合は別途200円の手数料がかかります.

リハビリテーション栄養第10巻2号
アカデミアと臨床現場を結び付けるために―学会参加の楽しみ方―

定価 3,190円 (本体 2,900円+税10%)
  • 総頁数:82頁 / 2色
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2026年10月
  • ISBN978-4-263-26539-0
  • 注文コード:265390

臨床の「なぜ?」を研究に,研究の「知」を臨床へとつなぐために必要な学会・研究活動の手引き

内容紹介

●医療従事者にとって,日々の臨床とアカデミアは決して別世界のものではない.臨床現場で生まれる「なぜ?」という疑問こそが研究の出発点となり,研究で得られた知見は再び臨床へ還元される.
●本特集では,学会参加や研究経験の少ない医療従事者を対象に,臨床のClinical QuestionをResearch Questionへ発展させる方法から,文献検索,研究倫理,抄録作成,学会発表までを実践的に解説する.
●さらに,学会を「学ぶ場」「つながる場」として活用するための参加方法やコミュニケーション,学会後のネットワーク形成や新たな研究課題の創出についても紹介する.臨床の疑問を研究につなげ,学術活動を日々の診療に還元するための第一歩を示す特集である.

序文

企画主旨
 編集委員 濵 知明
 われわれ医療従事者の多くは日々の診療に追われ,学会活動や研究,論文執筆といった“アカデミア“との接点をもちたいと思いながらも,「研究って何から始めればよいのかわからない」「臨床と研究は別世界のものだと感じる」といった悩みを抱えている.しかし実際には,“臨床現場”で生じる疑問こそが研究の出発点であり,研究によって得られた知見は再び臨床へ還元される.すなわち,アカデミアと臨床現場は切り離すことが出来ない関係にある.本特集は,その両者を結び付けるための具体的な道筋を示し,読者の皆さまがアカデミアへの第一歩を踏み出すことを目的として企画した.
 学会発表や論文執筆の技術書は数多く存在するが,学会参加の意義や心構え,臨床現場の疑問をどのように研究へ発展させるのか,さらに学会で得た学びや人脈をどのように日常診療へ活かすかといった,アカデミアの入り口から出口までを体系的に解説した資料は多くない.そこで本特集では,特に学会参加や発表の経験が少ない医療従事者を対象として,アカデミアとの向き合い方を実践的に学べる内容を目指した.
 本特集の構成は,まず「なぜ私たちは学会に参加し発表するのか」という根本的な問いから出発し,日常診療の中でClinical Questionをみつけ,Research Questionへ発展させるプロセスを紹介する.さらに,効率的な文献検索の方法,倫理審査や利益相反など研究に必要な基礎知識,アカデミアの土台を整理したうえで,採択されやすい抄録作成のポイント,学会発表に向けたスライド・ポスター作成の心得を取り上げる.また,学会を「発表する場」だけではなく,「学ぶ場」「つながる場」として活用するために,国内・国際学会それぞれの参加方法やマナー,質疑応答の考え方,さらに発表者として求められる準備やコミュニケーションのコツについても紹介する.最後に,学会参加後のネットワーク形成や新たな研究課題の創出,学会で得た知見の臨床現場への還元方法について考察し,学術活動を継続的な成長につなげる視点を提供する.
 本特集では,エビデンスや理論のみを追求するのではなく,第一線で活躍する執筆者が実践している工夫や経験,次世代へ伝えたい思いを共有することを重視している.本企画を通じて,一人でも多くの医療従事者が学会や研究活動に親しみを持ち,“アカデミア“と“臨床現場”をつなぐ新たな担い手となることを期待する.

目次

特集 アカデミアと臨床現場を結び付けるために─学会参加の楽しみ方─
 企画主旨
 私たちはなぜ学会参加・学会発表すべきなのか?(吉村芳弘)
 日常診療におけるClinical Questionの見つけ方(土方保和)
 日常診療の疑問に答えるデジタル時代の文献検索術(百崎 良)
 臨床研究を始める前に行うこと─研究該当性の判断,倫理審査と研究開始までの準備─(永野彩乃)
 査読者・編集者の視点からみた「採択される研究・学会抄録」(西岡心大)
 はじめての学会発表─スライド・ポスター作成の心得─(伊地知 健)
 国内学会の歩き方(藤原 大)
 国際学会の歩き方(杉浦淳史)
 国内学会発表・応答のポイントや作法─発表者の立場として─(村田裕康)
 国際学会発表・応答のポイントや作法(前田圭介)
 学会参加後に行ったほうがよい行動(若林秀隆)

連載
【ススメ!リハビリテーション栄養指導士(4)】
 リハビリテーション栄養指導士として経験した令和6年能登半島地震~課題と対策~(田中明子)

【リハビリテーション栄養論文紹介(18)】
 (筧 慎吾)

活動報告 回復期リハビリテーション病棟におけるリハ栄養ケアプロセスの組織実装と導入障壁克服の取り組み
 (角原杏奈 村上仁美・他)

 日本リハビリテーション栄養学会 入会のすすめ
 日本リハビリテーション栄養学会誌投稿規定
 次号予告

執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください

日本リハビリテーション栄養学会 編