やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2,860円(税込)
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J. of Clinical Rehabilitation
35巻3号
デジタルリハ 2.0 ─AI・ウェアラブル・デジタルツインが創る個別化治療

定価 2,860円 (本体 2,600円+税10%)
  • 総頁数:100頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2026年3月
  • 注文コード:083503
  • 雑誌コード:03297-03

内容紹介

≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など,リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ,最新の知識・情報を紹介.臨床でのステップアップを実現する,多彩な特集テーマと連載ラインナップ!

≪特集テーマの紹介≫
●AI,センサ,ウェアラブル,デジタルツインなどの技術進歩により,リハビリテーション医療でも「データ駆動型の個別化」への期待が高まっている一方,導入製品の選択,効果の可視化,規制対応,人材育成といった課題が現場では依然大きい.
●本特集は,これらの壁を打破し,テクノロジーを単なる「道具」から「治療効果と経営価値の両方に直結させるソリューション」へと昇華させるための実践ガイドを目指して企画した.
●読者の皆様には,本特集を通じて,テクノロジーが単なる道具を超え,いかにして臨床判断を高度化し,個別化治療を具現化するかというプロセスを具体的にイメージしていただければ幸いである.

序文

特集にあたって
 AI,センサ,XR,ロボティクスといったデジタル技術が日進月歩で進化する中,リハビリテーション医療においても「データ駆動型の個別化」を求める声がかつてないほど高まっている.しかし,その期待の裏側で,臨床現場からは切実な悩みが寄せられているのも事実である.具体的には,(1)「製品が乱立し,自施設に最適な選択肢がわからない」,(2)「導入しても効果の可視化や費用対効果(ROI)を示せない」,(3)「個人情報保護や医療機器規制(SaMD等)への対応が不安」,そして(4)「テクノロジーを使いこなすためのスタッフ教育が追いつかない」という4つの大きな“導入の壁”である.
 本特集「デジタルリハ 2.0―AI・ウェアラブル・デジタルツインが創る個別化治療」は,これらの壁を打破し,テクノロジーを単なる「道具」から「治療効果と経営価値の両方に直結させるソリューション」へと昇華させるための実践ガイドを目指して企画した.
 まず総説では,デジタルリハビリテーションの定義や主要な技術領域,現在の到達点と将来展望,臨床導入に向けた具体的なステップが,続く各論では,最前線の実装事例が示された.具体的には,AIによるマーカレス動作解析を用いた遠隔評価とリアルタイム・フィードバック,ウェアラブルデバイスとクラウドを連携させた日常生活下での運動処方,さらにはデジタルツイン技術を用いた介入効果の事前シミュレーションによる個別最適化等,国内外の最新エビデンスを交えて詳述いただいた.
 また,技術論にとどまらず,ICTを活用した多職種連携の強化や,デジタルデバイド(情報格差)を克服するための医療者・患者双方へのリテラシー教育についても深く掘り下げている.デジタル技術は療法士を代替するものではなく,対面での「協働・共有・調整」という連携の本質を強化するための基盤であるという視点は,今後の地域包括ケアにおいても極めて重要である.
 読者の皆様には,本特集を通じて,テクノロジーが単なる道具を超え,いかにして臨床判断を高度化し,個別化治療を具現化するかというプロセスを具体的にイメージしていただきたい.デジタル技術はリハビリテーションそのもの,あるいは療法士を代替するものではなく,データに基づく意思決定を支え,対面での「協働・共有・調整」というリハビリテーションの本質を強化するための基盤である.本特集が,新しい共通言語を携え,次世代の個別化治療を共に切り拓く一助となれば幸いである.
 (編集委員会 企画担当:吉村芳弘)

目次

特集 デジタルリハ 2.0
 ─AI・ウェアラブル・デジタルツインが創る個別化治療
 特集にあたって(吉村芳弘)
 総説:デジタルリハビリテーションの現在地と未来展望(伊藤大将)
 AIを活用したリハビリテーションの個別化の現在地と未来(井原拓哉 藤田浩二)
 ウェアラブルデバイスによる運動機能のモニタリング(田平健人 牧迫飛雄馬)
 デジタルツイン技術によるリハビリテーションの最適化(高井飛鳥)
 デジタル技術を活用した多職種連携の強化(井上達朗)
 デジタルリテラシー教育によるデジタルデバイド克服(百崎 良)

新連載 リハビリテーション室にある用具・器具
 1.平行棒(久保田章仁)

連載
巻頭カラー デジタルフロンティア:次世代技術の展望
 10.スポーツDX時代におけるデジタルスポーツ(沼田薫樹)

最新版! 摂食嚥下機能評価―スクリーニングから臨床研究まで
 22.サルコペニアにおける摂食嚥下機能評価(藤谷順子)

ニューカマー リハ科専門医
 (津田悠三)

AIと医療DX
 3.データサイエンス(山本晴子)

神経・筋疾患治療の最前線
 4.多発性硬化症/視神経脊髄炎スペクトラム障害/抗MOG抗体関連疾患(吉田昇悟)

Muscle Health―多職種連携で拓く包括的介入の最前線
 6.呼吸サルコペニア:概念と臨床応用(吉村芳弘)

支援機器の現在と未来-普及に向けた取り組み
 8.コミュニケーション支援(重度運動障害)(松本琢麿)

医療機関における運転指導
 3.ブレーキ踏み間違い事故と高齢者の運動制御の変化(藤田和樹)

リハビリテーション関連学会に行ってみよう!
 10.日本職業リハビリテーション学会(眞保智子)

臨床研究
 脳卒中患者のFIM改善を目的変数とした重回帰分析予測式について外的妥当性の評価(徳永 誠 大橋妙子・他)

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