序
歯科医療においては,従来から各種材料および材料を成形加工して製作された多様な装置,さらに診療用ならびに歯科技工用器械・器具の占める比重が大きく,新しい材料や技術の進歩が歯科医療の高度化に貢献してきたことはいうまでもありません.歯科医療のゴールは疾病構造の変化や人口動態,社会構造の変化とともに変わってきましたが,目前に迫った超高齢社会の到来を前に,わが国では歯科界をあげて,口腔の健康育成と維持を通じて国民の長寿健康に奉仕することが求められています.そのなかで今後は保健やリハビリテーションの分野を含めて,歯科医療の現場では材料や装置の重要性がますます高まると考えられます.一方で,歯科材料や各種装置に対する所要性質も変わり,安定性が高く耐久性がよいことだけが要求される時代は終わり,安全性はもとより,適用される患者のライフステージや対象組織,そして用途に応じて,組織的にも機能的にも生体と適合することが求められています.
本書は上記したような観点から,現在の臨床用途の流れに沿って,各材料と装置の所要性質,物性,取り扱い(装置の製作法),さらに選択の基準について解説することを企画時より編集姿勢としてまいりました.また,従来の歯科理工学の成書では,臨床の現場で使用される材料に加えて,歯科技工用材料についても詳細に記述されていましたが,本書では臨床の現場で使用される材料に焦点をあてて,生体に移植,接触する材料という観点から歯科生体材料として紹介して
おります.
近年ではグローバルスタンダードの流れを受けて,歯科材料においても国際規格(ISO)が整備されてきました.本書ではできるだけISOに準じて材料の所要物性を説明しております.さらに「第「編歯科生体材料データベース」として,歯科生体材料の総論だけでなく,広義の生体材料の一般名,構造,用途などを各論の臨床用途と関連づけ,各章を学びながら参照できるように工夫しました.
このように本書は,従来の歯科理工学の成書と一線を画すつもりで,臨床を強く意識した内容となっております.本書が学部学生の教科書としてだけではなく,臨床系科目の参考書として,さらに卒前のまとめや卒後研修医のハンドブックとしても幅広く活用していただければと思います.
最後にこの場を借りてお忙しい中をご執筆いただいた多くの先生方,また,企画の段階からご協力いただいた桃井保子先生,佐藤裕二先生に篤く感謝申し上げます.本書が幅広く活用されて,ひいては国民の健康に貢献できることを願っております.
平成18年4月 編集委員 宮崎 隆
中嶌 裕
河合達志
小田 豊
歯科医療においては,従来から各種材料および材料を成形加工して製作された多様な装置,さらに診療用ならびに歯科技工用器械・器具の占める比重が大きく,新しい材料や技術の進歩が歯科医療の高度化に貢献してきたことはいうまでもありません.歯科医療のゴールは疾病構造の変化や人口動態,社会構造の変化とともに変わってきましたが,目前に迫った超高齢社会の到来を前に,わが国では歯科界をあげて,口腔の健康育成と維持を通じて国民の長寿健康に奉仕することが求められています.そのなかで今後は保健やリハビリテーションの分野を含めて,歯科医療の現場では材料や装置の重要性がますます高まると考えられます.一方で,歯科材料や各種装置に対する所要性質も変わり,安定性が高く耐久性がよいことだけが要求される時代は終わり,安全性はもとより,適用される患者のライフステージや対象組織,そして用途に応じて,組織的にも機能的にも生体と適合することが求められています.
本書は上記したような観点から,現在の臨床用途の流れに沿って,各材料と装置の所要性質,物性,取り扱い(装置の製作法),さらに選択の基準について解説することを企画時より編集姿勢としてまいりました.また,従来の歯科理工学の成書では,臨床の現場で使用される材料に加えて,歯科技工用材料についても詳細に記述されていましたが,本書では臨床の現場で使用される材料に焦点をあてて,生体に移植,接触する材料という観点から歯科生体材料として紹介して
おります.
近年ではグローバルスタンダードの流れを受けて,歯科材料においても国際規格(ISO)が整備されてきました.本書ではできるだけISOに準じて材料の所要物性を説明しております.さらに「第「編歯科生体材料データベース」として,歯科生体材料の総論だけでなく,広義の生体材料の一般名,構造,用途などを各論の臨床用途と関連づけ,各章を学びながら参照できるように工夫しました.
このように本書は,従来の歯科理工学の成書と一線を画すつもりで,臨床を強く意識した内容となっております.本書が学部学生の教科書としてだけではなく,臨床系科目の参考書として,さらに卒前のまとめや卒後研修医のハンドブックとしても幅広く活用していただければと思います.
最後にこの場を借りてお忙しい中をご執筆いただいた多くの先生方,また,企画の段階からご協力いただいた桃井保子先生,佐藤裕二先生に篤く感謝申し上げます.本書が幅広く活用されて,ひいては国民の健康に貢献できることを願っております.
平成18年4月 編集委員 宮崎 隆
中嶌 裕
河合達志
小田 豊
第I編歯科医療と歯科理工学
第1章 歯科生体材料の役割
1 歯科医療の発展と歯科材料の貢献(宮崎 隆)
1)齲蝕治療と歯科材料
2)間接法による補綴物の製作
3)歯冠補綴用材料
4)可撤性義歯用材料
5)口腔外科用材料
6)顎顔面補綴用材料
7)矯正用材料
2 歯科生体材料に求められる性質(中嶌 裕)
1)生体適合性
2)成形性・操作性
3)審美性
4)材料保存性
5)経済性
6)社会性
3 歯科生体材料の将来(宮崎 隆)
1)歯科理工学の将来
2)歯科生体材料・歯科装置の種類と用途
3)歯科生体材料・歯科装置の適用と機能期間
4)歯科生体材料・歯科装置の早期機能回復
5)歯科生体材料・歯科装置の経済性
6)歯科生体材料・歯科装置の高機能化
第2章 医療情報とIT(河合達志)
1 コンピュータとインターネットの基本構造
1)コンピュータの基本構造
2)インターネットの基本構造
2 歯科医学・歯科医療の情報化
第3章 検査・診断と歯科材料・機器
1 検査・診断装置(宮崎 隆・堀田康弘)
1)画像診断装置
2)保存・補綴領域における検査・診断装置
3)診断装置の将来
2 口腔組織の記録
1)印象材(荒木吉馬)
2)模型材料(松家茂樹)
3)咬合採得用材料(根津尚史)
第4章 口腔保健と歯科材料・機器
1 口腔清掃用材料・器具(小倉英夫・宮崎晶子)
1)セルフケアに用いる器具・材料
2)プロフェッショナルケアに使用される器具と材料
2 齲蝕予防と歯科材料(大森かをる)
1)齲蝕予防の理論
2)カリエスリスクの判定
3)齲蝕予防填塞材料
4)その他の齲蝕予防材料
3 美容と歯科材料(細矢由美子)
1)歯の美容法
2)歯の漂白
3)コーティング法
4)その他
4 オーラルアプライアンス(小司利昭)
1)マウスガード
2)バイトプレーン
3)ナイトガード
4)スリーピングスプリント
5 高齢者・要介護者の口腔管理(吉田光由)
1)口腔ケアとQOL
2)口腔ケアの方法
コラム1 フッ素徐放性材料におけるフッ素の歯質への取り込み(花岡孝治)
第5章 歯の疾患と歯科材料
1 歯の切削・窩洞形成(大槻昌幸)
1)歯質切削の理論と原則
2)切削・窩洞形成用器具
2 歯科治療用装置(長谷川健嗣)
1)回転切削器具
2)レーザー装置
3)エアアブレーシブ装置
3 歯髄保護と歯科材料(冨士谷盛興)
1)覆髄材
2)裏層材
4 成形歯冠修復と歯科材料
1)歯質接着と歯科材料(秋本尚武)
2)高分子系成形歯冠修復材料(福島正義)
3)光照射器(池島 巖・野本理恵)
4)セメント系成形歯冠修復材料(入江正郎)
5)金属系成形歯冠修復材料(高橋好文)
6)成形歯冠修復材料選択のクリニカルガイドライン(桃井保子)
5 歯内療法用器具・材料(小林千尋)
1)診断用器械
2)根管拡大用器具・器械
3)根管充填材・根管充填用器具・器械
コラム2 レジン接着システムの歴史(山内淳一)
第6章 歯周組織の疾患と歯科材料(申 基喆・辰巳順一)
1 歯周治療に用いる器具
1)歯周治療の流れ
2)治療器具
2 骨補填材
3 歯周組織再生法と材料
4 暫間固定用材料
コラム3 象牙質の再生(斎藤隆史)
第7章 補綴治療と歯科材料
1 歯冠補綴処置と歯科材料
1)間接法による歯冠補綴処置(松村英雄)
2)歯冠補綴物の種類,製作法(田上直美)
3)支台築造用材料(高橋英和)
2 金属系歯冠補綴材料
1)所要性質(遠藤一彦・大野弘機)
2)分類と性質(遠藤一彦・大野弘機)
3)歯科精密鋳造と器材(大澤雅博)
4)選択基準(大澤雅博)
3 セラミック系歯冠補綴材料(伴 清治)
1)所要性質
2)分類と性質
3)製作法
4)選択基準
4 レジン系歯冠補綴材料(松村英雄)
1)所要性質
2)分類と性質
3)製作法
4)選択基準
5 歯冠色歯冠補綴処置と歯科材料(末瀬一彦)
1)歯科色彩の科学
2)色調の選択
3)歯科技工士への伝達
6 合着用材料(中嶌 裕)
1)所要性質
2)分類と性質
3)合着に影響を及ぼす技術的要因
4)選択基準
コラム4 口腔内における金銀パラジウム合金の変色(高山慈子)
第8章 補綴治療と歯科材料
1 可撤性義歯を用いた補綴処置と歯科材料
1)装置の種類(佐藤裕二)
2)製作の流れ(佐藤裕二)
3)有床義歯の機能期間(佐藤裕二)
4)義歯床用レジン(寺岡文雄)
5)人工歯用材料(阿部泰彦)
6)義歯床用裏装材(河野文昭)
7)義歯用金属材料(高田雄京)
2 インプラント義歯と歯科材料
1)インプラント補綴治療の流れ(細川隆司)
2)インプラント用材料(吉成正雄)
3)インプラント上部構造の種類と製作法(細川隆司)
4)インプラントシステム選択のクリニカルガイドライン(佐藤裕二)
コラム5 新しいオールセラミック修復材料(関野雅人・山本雄嗣)
第9章 口腔・顎・顔面領域の疾患と歯科材料
1 組織再建用材料
1)骨片固定材(日比英晴・上田 実)
2)骨修復材(浜田賢一・宮本洋二・淺岡憲三)
3)顎顔面補綴用材料(尾澤昌悟・田中貴信)
2 障害に対する機能回復装置
1)摂食・嚥下機能回復装置(高橋浩二)
2)言語機能回復装置(豊田哲郎・夏目長門)
第10 章 不正咬合・成長発育と歯科装置(米山隆之)
1 矯正治療用材料
1)金属材料
2)高分子系材料
2 矯正治療用装置
第II編歯科生体材料データベース
第11章 歯科生体材料の性質
1 歯科生体材料の定義(岡崎正之)
2 機械的性質(小田 豊)
1)応力とひずみ
2)応力-ひずみ曲線
3)材料の強さ
4)硬さ
3 物理的性質(小田 豊)
4 生物学的性質(岡崎正之)
5 歯と骨の構造(岡崎正之)
第12章 歯科生体材料の種類
1 有機高分子材料(西山典宏)
1)有機材料
2)重合反応
3)高分子の分子構造
4)高分子の構造と性質
5)レジン系材料
2 セラミックス(石川邦夫)
1)無機化合物の結晶構造
2)セラミックスの合成と焼結
3)熱膨張
4)歯科用セラミックス材料
3 金属(久恒邦博・白石孝信)
1)平衡状態図
2)固体金属内の変化
3)歯科用金属材料
第13章 歯科生体材料の規格(小田 豊)
1 JISとISO規格
2 歯科用医療機器の生物学的安全性
3 ISO規格の発行
第14章 薬事法と歯科生体材料(井出勝久)
1 薬事法の中での歯科生体材料
2 歯科治療に用いる医療機器
第15章 健康保険と歯科生体材料(井出勝久)
1 保険診療の中での歯科生体材料
2 歯科診療の具体的方針
3 添付文書の活用
付表(小田 豊)
索引
第1章 歯科生体材料の役割
1 歯科医療の発展と歯科材料の貢献(宮崎 隆)
1)齲蝕治療と歯科材料
2)間接法による補綴物の製作
3)歯冠補綴用材料
4)可撤性義歯用材料
5)口腔外科用材料
6)顎顔面補綴用材料
7)矯正用材料
2 歯科生体材料に求められる性質(中嶌 裕)
1)生体適合性
2)成形性・操作性
3)審美性
4)材料保存性
5)経済性
6)社会性
3 歯科生体材料の将来(宮崎 隆)
1)歯科理工学の将来
2)歯科生体材料・歯科装置の種類と用途
3)歯科生体材料・歯科装置の適用と機能期間
4)歯科生体材料・歯科装置の早期機能回復
5)歯科生体材料・歯科装置の経済性
6)歯科生体材料・歯科装置の高機能化
第2章 医療情報とIT(河合達志)
1 コンピュータとインターネットの基本構造
1)コンピュータの基本構造
2)インターネットの基本構造
2 歯科医学・歯科医療の情報化
第3章 検査・診断と歯科材料・機器
1 検査・診断装置(宮崎 隆・堀田康弘)
1)画像診断装置
2)保存・補綴領域における検査・診断装置
3)診断装置の将来
2 口腔組織の記録
1)印象材(荒木吉馬)
2)模型材料(松家茂樹)
3)咬合採得用材料(根津尚史)
第4章 口腔保健と歯科材料・機器
1 口腔清掃用材料・器具(小倉英夫・宮崎晶子)
1)セルフケアに用いる器具・材料
2)プロフェッショナルケアに使用される器具と材料
2 齲蝕予防と歯科材料(大森かをる)
1)齲蝕予防の理論
2)カリエスリスクの判定
3)齲蝕予防填塞材料
4)その他の齲蝕予防材料
3 美容と歯科材料(細矢由美子)
1)歯の美容法
2)歯の漂白
3)コーティング法
4)その他
4 オーラルアプライアンス(小司利昭)
1)マウスガード
2)バイトプレーン
3)ナイトガード
4)スリーピングスプリント
5 高齢者・要介護者の口腔管理(吉田光由)
1)口腔ケアとQOL
2)口腔ケアの方法
コラム1 フッ素徐放性材料におけるフッ素の歯質への取り込み(花岡孝治)
第5章 歯の疾患と歯科材料
1 歯の切削・窩洞形成(大槻昌幸)
1)歯質切削の理論と原則
2)切削・窩洞形成用器具
2 歯科治療用装置(長谷川健嗣)
1)回転切削器具
2)レーザー装置
3)エアアブレーシブ装置
3 歯髄保護と歯科材料(冨士谷盛興)
1)覆髄材
2)裏層材
4 成形歯冠修復と歯科材料
1)歯質接着と歯科材料(秋本尚武)
2)高分子系成形歯冠修復材料(福島正義)
3)光照射器(池島 巖・野本理恵)
4)セメント系成形歯冠修復材料(入江正郎)
5)金属系成形歯冠修復材料(高橋好文)
6)成形歯冠修復材料選択のクリニカルガイドライン(桃井保子)
5 歯内療法用器具・材料(小林千尋)
1)診断用器械
2)根管拡大用器具・器械
3)根管充填材・根管充填用器具・器械
コラム2 レジン接着システムの歴史(山内淳一)
第6章 歯周組織の疾患と歯科材料(申 基喆・辰巳順一)
1 歯周治療に用いる器具
1)歯周治療の流れ
2)治療器具
2 骨補填材
3 歯周組織再生法と材料
4 暫間固定用材料
コラム3 象牙質の再生(斎藤隆史)
第7章 補綴治療と歯科材料
1 歯冠補綴処置と歯科材料
1)間接法による歯冠補綴処置(松村英雄)
2)歯冠補綴物の種類,製作法(田上直美)
3)支台築造用材料(高橋英和)
2 金属系歯冠補綴材料
1)所要性質(遠藤一彦・大野弘機)
2)分類と性質(遠藤一彦・大野弘機)
3)歯科精密鋳造と器材(大澤雅博)
4)選択基準(大澤雅博)
3 セラミック系歯冠補綴材料(伴 清治)
1)所要性質
2)分類と性質
3)製作法
4)選択基準
4 レジン系歯冠補綴材料(松村英雄)
1)所要性質
2)分類と性質
3)製作法
4)選択基準
5 歯冠色歯冠補綴処置と歯科材料(末瀬一彦)
1)歯科色彩の科学
2)色調の選択
3)歯科技工士への伝達
6 合着用材料(中嶌 裕)
1)所要性質
2)分類と性質
3)合着に影響を及ぼす技術的要因
4)選択基準
コラム4 口腔内における金銀パラジウム合金の変色(高山慈子)
第8章 補綴治療と歯科材料
1 可撤性義歯を用いた補綴処置と歯科材料
1)装置の種類(佐藤裕二)
2)製作の流れ(佐藤裕二)
3)有床義歯の機能期間(佐藤裕二)
4)義歯床用レジン(寺岡文雄)
5)人工歯用材料(阿部泰彦)
6)義歯床用裏装材(河野文昭)
7)義歯用金属材料(高田雄京)
2 インプラント義歯と歯科材料
1)インプラント補綴治療の流れ(細川隆司)
2)インプラント用材料(吉成正雄)
3)インプラント上部構造の種類と製作法(細川隆司)
4)インプラントシステム選択のクリニカルガイドライン(佐藤裕二)
コラム5 新しいオールセラミック修復材料(関野雅人・山本雄嗣)
第9章 口腔・顎・顔面領域の疾患と歯科材料
1 組織再建用材料
1)骨片固定材(日比英晴・上田 実)
2)骨修復材(浜田賢一・宮本洋二・淺岡憲三)
3)顎顔面補綴用材料(尾澤昌悟・田中貴信)
2 障害に対する機能回復装置
1)摂食・嚥下機能回復装置(高橋浩二)
2)言語機能回復装置(豊田哲郎・夏目長門)
第10 章 不正咬合・成長発育と歯科装置(米山隆之)
1 矯正治療用材料
1)金属材料
2)高分子系材料
2 矯正治療用装置
第II編歯科生体材料データベース
第11章 歯科生体材料の性質
1 歯科生体材料の定義(岡崎正之)
2 機械的性質(小田 豊)
1)応力とひずみ
2)応力-ひずみ曲線
3)材料の強さ
4)硬さ
3 物理的性質(小田 豊)
4 生物学的性質(岡崎正之)
5 歯と骨の構造(岡崎正之)
第12章 歯科生体材料の種類
1 有機高分子材料(西山典宏)
1)有機材料
2)重合反応
3)高分子の分子構造
4)高分子の構造と性質
5)レジン系材料
2 セラミックス(石川邦夫)
1)無機化合物の結晶構造
2)セラミックスの合成と焼結
3)熱膨張
4)歯科用セラミックス材料
3 金属(久恒邦博・白石孝信)
1)平衡状態図
2)固体金属内の変化
3)歯科用金属材料
第13章 歯科生体材料の規格(小田 豊)
1 JISとISO規格
2 歯科用医療機器の生物学的安全性
3 ISO規格の発行
第14章 薬事法と歯科生体材料(井出勝久)
1 薬事法の中での歯科生体材料
2 歯科治療に用いる医療機器
第15章 健康保険と歯科生体材料(井出勝久)
1 保険診療の中での歯科生体材料
2 歯科診療の具体的方針
3 添付文書の活用
付表(小田 豊)
索引








