はじめに
I章 口唇裂口蓋裂とは……1
1 胎生期における口唇裂口蓋裂の発生……1
1)顎顔面の発生……1
2)口蓋の発生……2
3)口唇裂口蓋裂の発生……2
(1)口唇裂の発生機序 (2)口蓋裂の発生機序
2 発生要因……4
1)遺伝的要因……4
2)環境要因……4
(1)感染 (2)ホルモン (3)化学薬剤 (4)嗜好品 (5)その他
3 病型分類と発生頻度……5
1)病型分類……5
(1)口唇裂 (2)唇顎裂 (3)唇顎口蓋裂 (4)口蓋裂
2)頻度……6
4 口唇裂口蓋裂に起因する障害……6
1)哺乳・嚥下・咀嚼障害……6
2)審美性……6
3)言語の障害……6
4)顎骨の発育障害……7
5)精神・心理面での障害……7
II章 チームアプローチとしての口唇裂口蓋裂治療……9
1 早期の治療……10
1)口唇形成術……10
2)哺乳床(ホッツ床)10
3)口蓋形成術……11
4)言語治療……12
2 学童期の治療……13
1)発音補助装置(スピーチエイド)13
2)歯科矯正治療……13
3 青少年期の治療……13
1)鼻口唇修正術……13
2)残遺孔の外科的閉鎖……14
3)補綴治療……14
III章 口唇裂口蓋裂患者の口腔内の問題点……17
1 矯正・外科治療終了症例……18
1)歯・セグメントのリラプス……18
2)残遺孔……19
3)上下顎歯列の正中の不一致……21
4)顎裂に近接する歯の位置異常,形態異常……21
5)齲蝕・歯肉炎……24
6)不十分な咬頭嵌合……25
7)浅い口蓋および上唇小帯の位置異常……26
2 未手術例……27
1)鼻腔と交通する穿孔の存在……27
2)多数歯にわたる欠損あるいは齲蝕の存在……27
症例12/症例……13
3 矯正治療を行っていない症例……31
1)上下顎の不均衡……31
2)上顎の歯列不正……31
症例14/症例……15
IV章 口唇裂口蓋裂補綴の原則……37
1 従来の口唇裂口蓋裂の補綴……37
2 現在の口唇裂口蓋裂補綴の原則……39
V章 補綴方法の選択……45
1 選択基準……45
2 固定性補綴方法の選択……46
1)リラプスの阻止……47
(1)リラプス阻止の必要性 (2)リラプスの阻止からみた連結範囲の基準 (3)リラプス阻止と連結範囲の実際
2)上下顎の咬合力負担能の均等化……48
(1)咬合力負担能均等化の重要性 (2)実験からみた適正な連結範囲
3)遠隔成績……52
まとめ……53
3 可撤性補綴方法の選択……54
1)可撤性補綴装置の適応症……54
2)維持装置の種類と特徴……56
(1)テレスコープ (2)アタッチメント (3)維持装置の併用
VI章 矯正・外科治療との協力によって改善される問題点とその実際……61
1 瘻孔(fistula)の閉鎖……61
(1)瘻孔閉鎖術
2 二次的骨移植術(S.B.G.:Secondary Bone Graft)72
(1)顎裂部への骨移植術 (2)外鼻変形部への二次骨移植術
3 矯正治療による咬合の改善……77
(1)早期に治療を開始した症例 (2)歯の萌出や顎骨の成長発育の様相を観察しながら治療開始時期を決めた症例 (3)思春期成長の時期を過ぎて治療を開始した症例
付) 臼歯部被蓋の違いが咀嚼運動に及ぼす影響……86
1)口唇裂口蓋裂症例における臼歯部の咬合……86
2)臼歯部被蓋と咀嚼運動パターン……86
4 転位歯の外科的処置……91
1)転位歯の外科的処置法……91
(1)サブマージドルート(submerged-root)処置
2)麻酔……92
3)手術法……93
4)口蓋粘膜・骨膜弁形成法……93
(1)栄養血管を持つ弁(フラップ) (2)栄養主要血管を持たない弁(フラップ)
VII章 固定性補綴方法による治療……99
1 片側性症例……99
1)基本治療パターン症例(連結範囲が各セグメントで2歯ずつ)99
(1)基本治療パターンその1[症例1] (2)基本治療パターンその2[症例2] (3)残遺孔の外科的閉鎖 その1[症例3] (4)残遺孔の外科的閉鎖 その2[症例4] (5)サブマージドルート(submerged-root)処置[症例5] (6)プランパー使用[症例6]
(7)ポンティックの形態に特に留意[症例7] (8)顎裂部に骨移植を行った症例[症例8]
2)基本治療パターンより短い症例……114
(1)連結クラウンその1[症例9] (2)連結クラウンその2[症例10] (3)連結範囲が各セグメントで1歯ずつの症例[症例11] (4)ラージセグメント1歯,スモールセグメント2歯[症例12] (5)ラージセグメント2歯,スモールセグメント1歯[症例13]
3)基本治療パターンより長い症例……124
(1)ラージセグメント2歯,スモールセグメント3歯[症例14] (2)ラージセグメント3歯,スモールセグメント2歯[症例15] (3)各セグメント3歯以上[症例16] (4)各セグメント3歯ずつでプランパー使用[症例17]
2 両側性症例……132
1)基本治療パターン症例(各ラテラルセグメント2歯)132
(1)その1[症例18] (2)その2[症例19]
2)基本治療パターンより短い症例(各ラテラルセグメントで1歯ずつ)[症例20]136
3)基本治療パターンより長い症例(各セグメント2歯より多い症例)[症例21]138
3 口蓋裂症例……139
1)通常の欠損補綴の原則を適用[症例22]139
2)側方歯群を歯冠補綴し咬合を付与した症例[症例23]140
VIII章 可撤性補綴方法による治療……143
1 コーヌスクローネ……144
1)症例……1144
2)症例……2146
3)症例……3148
2 バーアタッチメント……150
1)ドルダーバーアタッチメント[症例4]150
2)CMライダーバー[症例5]152
3)ミリングバー[症例6]154
4)CMライダーバー+陶材焼付鋳造冠[症例7]156
5)CMライダーバー+コーヌスクローネ[症例8]158
3 クラスプデンチャー160
1)金属床義歯[症例9]160
2)レジン床義歯[症例10]162
4 OPAアタッチメント[症例11]164
5 無歯顎口蓋裂……166
1)全部床義歯[症例12]166
2)インプラント・オーバーデンチャー[症例13]168
IX章 その他の補綴……171
1 発音補助装置……171
1)適応症……172
2)スピーチエイドの歴史……172
3)スピーチエイドの構造……173
(1)硬口蓋部 (2)軟口蓋部 (3)鼻咽腔部
4)スピーチエイドの種類……173
(1)固定式 (2)可動式 (3)管式(meatus type)
5)スピーチエイドの製作法……175
(1)小児の場合[症例1] (2)成人の場合[症例2]
6)スピーチエイドの調整……179
7)特殊なスピーチエイド……180
(1)矯正治療中の患者のスピーチエイド[症例3] (2)成人症例で義歯を兼ねたスピーチエイド[症例4]
2 メタルリテーナー182
1)メタルリテーナーとは……182
2)適応症……182
3)設計と製作法……182
X章 口唇裂口蓋裂患者の口腔衛生指導……187
1 口腔清掃用具……187
1)歯ブラシ……187
2 補助的清掃用具……188
1)デンタルフロス……189
2)歯間ブラシ……189
3)その他……190
(1)ガーゼひも (2)インタースペース
3 ブラッシング……190
1)クラウンブリッジに対するブラッシング……190
2)アタッチメントに対するブラッシング……194
3)移植粘膜部の清掃……195
4)フッ素の利用……196
4 義歯の清掃……197
XI章 経過からみた問題点……199
1 ピンレッジクラウンについて……199
2 ブリッジの連結範囲について……200
3 口腔清掃について……202
4 後戻りについて……202
5 コーヌスクローネによる義歯における間接維持装置の設計について……202
6 コーヌスクローネの支台歯をカリエスのためOPAに変更した症例……204
索引……209
参考文献……207
著者略歴……211
I章 口唇裂口蓋裂とは……1
1 胎生期における口唇裂口蓋裂の発生……1
1)顎顔面の発生……1
2)口蓋の発生……2
3)口唇裂口蓋裂の発生……2
(1)口唇裂の発生機序 (2)口蓋裂の発生機序
2 発生要因……4
1)遺伝的要因……4
2)環境要因……4
(1)感染 (2)ホルモン (3)化学薬剤 (4)嗜好品 (5)その他
3 病型分類と発生頻度……5
1)病型分類……5
(1)口唇裂 (2)唇顎裂 (3)唇顎口蓋裂 (4)口蓋裂
2)頻度……6
4 口唇裂口蓋裂に起因する障害……6
1)哺乳・嚥下・咀嚼障害……6
2)審美性……6
3)言語の障害……6
4)顎骨の発育障害……7
5)精神・心理面での障害……7
II章 チームアプローチとしての口唇裂口蓋裂治療……9
1 早期の治療……10
1)口唇形成術……10
2)哺乳床(ホッツ床)10
3)口蓋形成術……11
4)言語治療……12
2 学童期の治療……13
1)発音補助装置(スピーチエイド)13
2)歯科矯正治療……13
3 青少年期の治療……13
1)鼻口唇修正術……13
2)残遺孔の外科的閉鎖……14
3)補綴治療……14
III章 口唇裂口蓋裂患者の口腔内の問題点……17
1 矯正・外科治療終了症例……18
1)歯・セグメントのリラプス……18
2)残遺孔……19
3)上下顎歯列の正中の不一致……21
4)顎裂に近接する歯の位置異常,形態異常……21
5)齲蝕・歯肉炎……24
6)不十分な咬頭嵌合……25
7)浅い口蓋および上唇小帯の位置異常……26
2 未手術例……27
1)鼻腔と交通する穿孔の存在……27
2)多数歯にわたる欠損あるいは齲蝕の存在……27
症例12/症例……13
3 矯正治療を行っていない症例……31
1)上下顎の不均衡……31
2)上顎の歯列不正……31
症例14/症例……15
IV章 口唇裂口蓋裂補綴の原則……37
1 従来の口唇裂口蓋裂の補綴……37
2 現在の口唇裂口蓋裂補綴の原則……39
V章 補綴方法の選択……45
1 選択基準……45
2 固定性補綴方法の選択……46
1)リラプスの阻止……47
(1)リラプス阻止の必要性 (2)リラプスの阻止からみた連結範囲の基準 (3)リラプス阻止と連結範囲の実際
2)上下顎の咬合力負担能の均等化……48
(1)咬合力負担能均等化の重要性 (2)実験からみた適正な連結範囲
3)遠隔成績……52
まとめ……53
3 可撤性補綴方法の選択……54
1)可撤性補綴装置の適応症……54
2)維持装置の種類と特徴……56
(1)テレスコープ (2)アタッチメント (3)維持装置の併用
VI章 矯正・外科治療との協力によって改善される問題点とその実際……61
1 瘻孔(fistula)の閉鎖……61
(1)瘻孔閉鎖術
2 二次的骨移植術(S.B.G.:Secondary Bone Graft)72
(1)顎裂部への骨移植術 (2)外鼻変形部への二次骨移植術
3 矯正治療による咬合の改善……77
(1)早期に治療を開始した症例 (2)歯の萌出や顎骨の成長発育の様相を観察しながら治療開始時期を決めた症例 (3)思春期成長の時期を過ぎて治療を開始した症例
付) 臼歯部被蓋の違いが咀嚼運動に及ぼす影響……86
1)口唇裂口蓋裂症例における臼歯部の咬合……86
2)臼歯部被蓋と咀嚼運動パターン……86
4 転位歯の外科的処置……91
1)転位歯の外科的処置法……91
(1)サブマージドルート(submerged-root)処置
2)麻酔……92
3)手術法……93
4)口蓋粘膜・骨膜弁形成法……93
(1)栄養血管を持つ弁(フラップ) (2)栄養主要血管を持たない弁(フラップ)
VII章 固定性補綴方法による治療……99
1 片側性症例……99
1)基本治療パターン症例(連結範囲が各セグメントで2歯ずつ)99
(1)基本治療パターンその1[症例1] (2)基本治療パターンその2[症例2] (3)残遺孔の外科的閉鎖 その1[症例3] (4)残遺孔の外科的閉鎖 その2[症例4] (5)サブマージドルート(submerged-root)処置[症例5] (6)プランパー使用[症例6]
(7)ポンティックの形態に特に留意[症例7] (8)顎裂部に骨移植を行った症例[症例8]
2)基本治療パターンより短い症例……114
(1)連結クラウンその1[症例9] (2)連結クラウンその2[症例10] (3)連結範囲が各セグメントで1歯ずつの症例[症例11] (4)ラージセグメント1歯,スモールセグメント2歯[症例12] (5)ラージセグメント2歯,スモールセグメント1歯[症例13]
3)基本治療パターンより長い症例……124
(1)ラージセグメント2歯,スモールセグメント3歯[症例14] (2)ラージセグメント3歯,スモールセグメント2歯[症例15] (3)各セグメント3歯以上[症例16] (4)各セグメント3歯ずつでプランパー使用[症例17]
2 両側性症例……132
1)基本治療パターン症例(各ラテラルセグメント2歯)132
(1)その1[症例18] (2)その2[症例19]
2)基本治療パターンより短い症例(各ラテラルセグメントで1歯ずつ)[症例20]136
3)基本治療パターンより長い症例(各セグメント2歯より多い症例)[症例21]138
3 口蓋裂症例……139
1)通常の欠損補綴の原則を適用[症例22]139
2)側方歯群を歯冠補綴し咬合を付与した症例[症例23]140
VIII章 可撤性補綴方法による治療……143
1 コーヌスクローネ……144
1)症例……1144
2)症例……2146
3)症例……3148
2 バーアタッチメント……150
1)ドルダーバーアタッチメント[症例4]150
2)CMライダーバー[症例5]152
3)ミリングバー[症例6]154
4)CMライダーバー+陶材焼付鋳造冠[症例7]156
5)CMライダーバー+コーヌスクローネ[症例8]158
3 クラスプデンチャー160
1)金属床義歯[症例9]160
2)レジン床義歯[症例10]162
4 OPAアタッチメント[症例11]164
5 無歯顎口蓋裂……166
1)全部床義歯[症例12]166
2)インプラント・オーバーデンチャー[症例13]168
IX章 その他の補綴……171
1 発音補助装置……171
1)適応症……172
2)スピーチエイドの歴史……172
3)スピーチエイドの構造……173
(1)硬口蓋部 (2)軟口蓋部 (3)鼻咽腔部
4)スピーチエイドの種類……173
(1)固定式 (2)可動式 (3)管式(meatus type)
5)スピーチエイドの製作法……175
(1)小児の場合[症例1] (2)成人の場合[症例2]
6)スピーチエイドの調整……179
7)特殊なスピーチエイド……180
(1)矯正治療中の患者のスピーチエイド[症例3] (2)成人症例で義歯を兼ねたスピーチエイド[症例4]
2 メタルリテーナー182
1)メタルリテーナーとは……182
2)適応症……182
3)設計と製作法……182
X章 口唇裂口蓋裂患者の口腔衛生指導……187
1 口腔清掃用具……187
1)歯ブラシ……187
2 補助的清掃用具……188
1)デンタルフロス……189
2)歯間ブラシ……189
3)その他……190
(1)ガーゼひも (2)インタースペース
3 ブラッシング……190
1)クラウンブリッジに対するブラッシング……190
2)アタッチメントに対するブラッシング……194
3)移植粘膜部の清掃……195
4)フッ素の利用……196
4 義歯の清掃……197
XI章 経過からみた問題点……199
1 ピンレッジクラウンについて……199
2 ブリッジの連結範囲について……200
3 口腔清掃について……202
4 後戻りについて……202
5 コーヌスクローネによる義歯における間接維持装置の設計について……202
6 コーヌスクローネの支台歯をカリエスのためOPAに変更した症例……204
索引……209
参考文献……207
著者略歴……211