訳者序
欧米では,10年位前からtooth wearや知覚過敏に関して興味が持たれており,臨床の場でも重篤なtooth wear症例の審美的修復に関する発表がさかんに行われている.歯科においては,従来より齲蝕と歯周病が歯の喪失原因として考えられてきた.しかし,今後これらの疾患は,歯科医学の進歩に伴い減少していくものと予想されている.歯科医が今後,治療の対象とすべき疾患としてtooth wearおよび知覚過敏が考えられる.本書は,2000年に“Tooth Wear and Sensitivity”というタイトルで出版されており,tooth wearおよび知覚過敏に関する最初の成書である.
なお,本書は3つのパートから構成されており,パート1は 「歯の構造」,パート2が 「Tooth Wear」,パート3が 「知覚過敏」 となっている.それぞれパート1を田上順次,パート2を小林賢一,パート3を小林千尋が分担している.
パート1は,tooth wear,象牙質知覚過敏を理解するうえで欠かすことのできない基本的な歯の解剖的特徴について述べている.まずエナメル質および象牙質の解剖学的,生物学的な構造や特徴について,それから唾液,ペリクル,歯髄血管,歯髄神経の構造に関しても詳細に記述されている.そのことを理解したうえで,象牙細管や歯髄内で物質の移動が実際にどのように行われているのかという生理学的な側面から検証し,tooth wearや象牙質知覚過敏を紐解く鍵となるパートである.
パート2は,tooth wearについて記述している.Tooth wearを,咬耗,摩耗,酸蝕に分類し,その定義,診断,病因論,治療法について詳細に解説している.さらにtooth wearを増悪させたり,予防する修飾因子についても詳細に記述がされており,その予防法およびtooth wearの実験系についても解説している.
パート3は,象牙質知覚過敏について記述している.象牙質知覚過敏に関してはそのメカニズムのすべてが解決したわけではない.解明されていない部分も記述したうえで,今現在わかっていることがいろいろな角度から論じられている.病因論,診断,治療方法まで多岐にわたる実験データを用いて検証されている.
翻訳にあたり,訳語が日本語に存在しないものもあり,一部は英語表記とした.特に,tooth wear,dental wearなどは,相当する適当な訳語がないのですべてtooth wearと表記した.訳に誤りがあれば,これは監訳者たる我々の責任である.読者諸先生方のご叱責がいただければ幸いである.
最後に,本書発刊にあたってご尽力頂いた医歯薬出版株式会社ならびに編集部の諸氏に深く感謝致します.
2002年12月
小林賢一,小林千尋,田上順次
序
Tooth wearと知覚過敏は,人の歯列に影響を及ぼす最も一般的な病気として齲蝕と歯周病の次に位置しなければならない.Tooth wearは,乳歯列および永久歯列の審美,機能と寿命に密接な関係をもっている.一方,象牙質知覚過敏は永久歯列の疼痛を伴う疾患であり,そのため歯の寿命というよりは口腔の快適さや機能に影響を与える.この2つの疾患は,病因に関して共通性があり,この病因とその罹患しやすさを考えると,その罹患率と重篤度は増悪することが予想される.Tooth Wearと知覚過敏の結果は,いずれにせよ歯科医,公共医療機関や患者にとり,巨額な財政問題を潜在的に抱えることになる.
この本の目的は,tooth wearおよび象牙質知覚過敏に関する最新の知識を一冊の書物にまとめることである.この2つの疾患を基礎科学,実験研究,臨床研究および臨床的見地から考察している.この時期まで著者らが知る限り,この関連する2つの臨床的症状をそのような包括的な方法で扱った本は存在しない.各々の章は,現在この分野の第一線の研究者により執筆されたものである.ヨーロッパおよび北米大陸における基礎科学,臨床研究,臨床医,産業界から執筆者が選ばれている.彼らはすべて各々の分野での専門家である.
Tooth wearと関連する主題として,以下の項目をこの本は含んでいる.歯硬組織と歯髄に関する解剖学,生理学,生物学,病理学;Tooth wearの人類学的および法医学的側面;Tooth wearの定義,分類,計測方法および病因論;Tooth wearが患者や臨床家に影響を及ぼすプロセスおよび結果.知覚過敏については罹患率,病因論,歯髄反応と評価を含む一連の流れから考察している.なおこれらは,各々独立した章で,痛みの臨床的,生理学的観点からも解説している.知覚過敏の管理は,現在ならびに将来における家庭およびクリニックでの予防処置の章で解説している.
この本の目的は,基礎および臨床歯科医学ならびに歯科臨床に興味を抱いている多くの人々を対象としている.全体としてこの本は,歯科大学に在籍する人々だけでなく,種々の研究に従事している科学者の興味を引くことであろう.特に個々の章は,最新の文献と研究結果の解説に基礎を置いているので,歯学部学部学生,歯学部大学院学生,一般臨床医ならびに歯科専門医にとり,広範囲に渡る適切な情報源となり,非常に貴重なものとなる.
願わくば,本書を通じてTooth wearと知覚過敏を理解することにより,効果的な管理プロトコールが考えられ,より重要なことだが戦略的な予防法が開発可能となることを望む.
修復歯学における臨床的進歩
口腔内コロイド現象に関するヨーロッパ評議会は,科学技術に関するヨーロッパ評議委員会の援助により1975年設立された.これ以降,このグループはヨーロッパ各地で会合を持ち,世界中から臨床および基礎科学の研究者が集合している.
悲しいことであるが発起人の一人であるオランダ,フローニンゲンのバイオメディカルエンジニアリング講座Joop Arends教授が逝去したことを報告しなければならない. 彼は我々のグループの重要なメンバーであり,歯の組織構造の研究において高名な科学者である.その彼を知るすべての人々にとって,彼を喪ったことは大きな悲しみである.この本の22章は彼の思い出に捧げる.
謝 辞
この本は,1998年に開催された,口腔内における表面性状とコロイド現象に関するヨーロッパ研究グループ評議会のワークショップをまとめたものである.ワークショップは,1998年11月18日から21日に英国ブリストルにおいて,研究評議委員会事務局長であるGraham Embery教授により開催された.
このミーティングは,Block Drug Co(米国),Braun(ドイツ),Coca-Cola(英国),Colgate-Palmolive(米国),Gaba(スイス),Mars(英国),Oral-B(米国),Procter and Gamble(米国),Smith Kline(英国)およびUnilever(英国)の援助を受けている.これらの会社からの財政的援助に対し,編集者は深甚なる感謝を表明する.
編集者ならびに評議会は,ブリストル大学口腔科学講座のMrs.Marjorie AddyとMrs.Mary Hallの本ミーティングの組織化における多大な努力に対し,心からの感謝を表明する.
欧米では,10年位前からtooth wearや知覚過敏に関して興味が持たれており,臨床の場でも重篤なtooth wear症例の審美的修復に関する発表がさかんに行われている.歯科においては,従来より齲蝕と歯周病が歯の喪失原因として考えられてきた.しかし,今後これらの疾患は,歯科医学の進歩に伴い減少していくものと予想されている.歯科医が今後,治療の対象とすべき疾患としてtooth wearおよび知覚過敏が考えられる.本書は,2000年に“Tooth Wear and Sensitivity”というタイトルで出版されており,tooth wearおよび知覚過敏に関する最初の成書である.
なお,本書は3つのパートから構成されており,パート1は 「歯の構造」,パート2が 「Tooth Wear」,パート3が 「知覚過敏」 となっている.それぞれパート1を田上順次,パート2を小林賢一,パート3を小林千尋が分担している.
パート1は,tooth wear,象牙質知覚過敏を理解するうえで欠かすことのできない基本的な歯の解剖的特徴について述べている.まずエナメル質および象牙質の解剖学的,生物学的な構造や特徴について,それから唾液,ペリクル,歯髄血管,歯髄神経の構造に関しても詳細に記述されている.そのことを理解したうえで,象牙細管や歯髄内で物質の移動が実際にどのように行われているのかという生理学的な側面から検証し,tooth wearや象牙質知覚過敏を紐解く鍵となるパートである.
パート2は,tooth wearについて記述している.Tooth wearを,咬耗,摩耗,酸蝕に分類し,その定義,診断,病因論,治療法について詳細に解説している.さらにtooth wearを増悪させたり,予防する修飾因子についても詳細に記述がされており,その予防法およびtooth wearの実験系についても解説している.
パート3は,象牙質知覚過敏について記述している.象牙質知覚過敏に関してはそのメカニズムのすべてが解決したわけではない.解明されていない部分も記述したうえで,今現在わかっていることがいろいろな角度から論じられている.病因論,診断,治療方法まで多岐にわたる実験データを用いて検証されている.
翻訳にあたり,訳語が日本語に存在しないものもあり,一部は英語表記とした.特に,tooth wear,dental wearなどは,相当する適当な訳語がないのですべてtooth wearと表記した.訳に誤りがあれば,これは監訳者たる我々の責任である.読者諸先生方のご叱責がいただければ幸いである.
最後に,本書発刊にあたってご尽力頂いた医歯薬出版株式会社ならびに編集部の諸氏に深く感謝致します.
2002年12月
小林賢一,小林千尋,田上順次
序
Tooth wearと知覚過敏は,人の歯列に影響を及ぼす最も一般的な病気として齲蝕と歯周病の次に位置しなければならない.Tooth wearは,乳歯列および永久歯列の審美,機能と寿命に密接な関係をもっている.一方,象牙質知覚過敏は永久歯列の疼痛を伴う疾患であり,そのため歯の寿命というよりは口腔の快適さや機能に影響を与える.この2つの疾患は,病因に関して共通性があり,この病因とその罹患しやすさを考えると,その罹患率と重篤度は増悪することが予想される.Tooth Wearと知覚過敏の結果は,いずれにせよ歯科医,公共医療機関や患者にとり,巨額な財政問題を潜在的に抱えることになる.
この本の目的は,tooth wearおよび象牙質知覚過敏に関する最新の知識を一冊の書物にまとめることである.この2つの疾患を基礎科学,実験研究,臨床研究および臨床的見地から考察している.この時期まで著者らが知る限り,この関連する2つの臨床的症状をそのような包括的な方法で扱った本は存在しない.各々の章は,現在この分野の第一線の研究者により執筆されたものである.ヨーロッパおよび北米大陸における基礎科学,臨床研究,臨床医,産業界から執筆者が選ばれている.彼らはすべて各々の分野での専門家である.
Tooth wearと関連する主題として,以下の項目をこの本は含んでいる.歯硬組織と歯髄に関する解剖学,生理学,生物学,病理学;Tooth wearの人類学的および法医学的側面;Tooth wearの定義,分類,計測方法および病因論;Tooth wearが患者や臨床家に影響を及ぼすプロセスおよび結果.知覚過敏については罹患率,病因論,歯髄反応と評価を含む一連の流れから考察している.なおこれらは,各々独立した章で,痛みの臨床的,生理学的観点からも解説している.知覚過敏の管理は,現在ならびに将来における家庭およびクリニックでの予防処置の章で解説している.
この本の目的は,基礎および臨床歯科医学ならびに歯科臨床に興味を抱いている多くの人々を対象としている.全体としてこの本は,歯科大学に在籍する人々だけでなく,種々の研究に従事している科学者の興味を引くことであろう.特に個々の章は,最新の文献と研究結果の解説に基礎を置いているので,歯学部学部学生,歯学部大学院学生,一般臨床医ならびに歯科専門医にとり,広範囲に渡る適切な情報源となり,非常に貴重なものとなる.
願わくば,本書を通じてTooth wearと知覚過敏を理解することにより,効果的な管理プロトコールが考えられ,より重要なことだが戦略的な予防法が開発可能となることを望む.
修復歯学における臨床的進歩
口腔内コロイド現象に関するヨーロッパ評議会は,科学技術に関するヨーロッパ評議委員会の援助により1975年設立された.これ以降,このグループはヨーロッパ各地で会合を持ち,世界中から臨床および基礎科学の研究者が集合している.
悲しいことであるが発起人の一人であるオランダ,フローニンゲンのバイオメディカルエンジニアリング講座Joop Arends教授が逝去したことを報告しなければならない. 彼は我々のグループの重要なメンバーであり,歯の組織構造の研究において高名な科学者である.その彼を知るすべての人々にとって,彼を喪ったことは大きな悲しみである.この本の22章は彼の思い出に捧げる.
謝 辞
この本は,1998年に開催された,口腔内における表面性状とコロイド現象に関するヨーロッパ研究グループ評議会のワークショップをまとめたものである.ワークショップは,1998年11月18日から21日に英国ブリストルにおいて,研究評議委員会事務局長であるGraham Embery教授により開催された.
このミーティングは,Block Drug Co(米国),Braun(ドイツ),Coca-Cola(英国),Colgate-Palmolive(米国),Gaba(スイス),Mars(英国),Oral-B(米国),Procter and Gamble(米国),Smith Kline(英国)およびUnilever(英国)の援助を受けている.これらの会社からの財政的援助に対し,編集者は深甚なる感謝を表明する.
編集者ならびに評議会は,ブリストル大学口腔科学講座のMrs.Marjorie AddyとMrs.Mary Hallの本ミーティングの組織化における多大な努力に対し,心からの感謝を表明する.
CONTRIBUTORS
訳者序・序
修復歯学における臨床的進歩・謝辞
Part 1 歯の構造(監訳/田上順次)
1章 エナメル質および象牙質の生物学的構造学的特徴:酸蝕および象牙質知覚過敏に関連する現在の考え方……(翻訳/中島正俊)
はじめに
エナメル質の構造と生理
組織学的変化
構造
エナメル質の微小間隙
エナメル小柱の走行
エナメル小柱の形状と結晶の配列方向
結晶のサイズと形態
無小柱エナメル質
象牙質の構造と生理
発生起源
象牙質の形態
細管内象牙質
象牙芽細胞突起の到達範囲
深さによる象牙質の特徴的変化
細管内液の流れ
透過性
歯髄-象牙質複合体
象牙質と歯髄の神経分布
謝辞
2章 エナメル質,象牙質における物質の移動……(翻訳/田上順次)
はじめに
歯の硬組織における空隙
拡散
多孔質の固体中の拡散
多孔質固体における拡散の測定
拡散の評価法の応用
歯の硬組織における透過性
硬組織における浸透と流出に関する研究
対流による移動
スミヤー層
フローと拡散/24部位による変化
フローの減少
結論
謝辞
3章 エナメルペリクルの特徴について……(翻訳/大槻昌幸)
はじめに
方法
唾液のサンプル
アミノ酸分析
マイクロケルダール法
結果
考察
4章 歯髄血管と歯髄神経についての生態学……(翻訳/園田秀一)
はじめに
歯髄
歯髄の血管構造
コンプライアンス(伸展性)
歯髄血管
歯髄血流
血管間圧と組織圧
歯髄のリンパ管
象牙質内液の流れ
歯髄・象牙質の神経分布
神経の種類
象牙質の神経分布と象牙細管内容物
象牙質の知覚メカニズム
変換メカニズム
5章 象牙質・歯髄における修復プロセス……(翻訳/島田康史)
はじめに
障害性刺激に対する反応
反応象牙質
成長因子と象牙芽細胞の活性の調節
反応象牙質における実験刺激
修復過程と修復象牙質
歯髄-象牙質組織におけるグロースファクターのアクティビティの調節
象牙芽細胞の合成・分泌プロセス
修復象牙質の形成
修復象牙質の形成における原始細胞
修復における象牙芽細胞の表現型と原始細胞
修復過程における歯の細胞分化シグナルとしてのグロースファクター
新しい治療様式
要約
謝辞
6章 共焦点走査レーザー顕微鏡によるエナメル質の酸蝕の観察……(翻訳/二階堂 徹)
はじめに
材料と方法
エナメル質試料の作製
ペリクルの形成
酸蝕の実験
硬さの測定
共焦点レーザー顕微鏡
結果
共焦点走査レーザー顕微鏡
硬さの測定
考察
Part 2 Tooth Wear(監訳/小林賢一)
7章 Tooth wearの人類学的および法医学的側面……(翻訳/小林成人)
はじめに
人類学的側面
人類学
顎関節
持続的萌出
法医学におけるtooth wear
職業によるtooth wear
義歯におけるtooth wear
復元(顔)におけるtooth wear
咬痕におけるtooth wear
将来の展望
8章 エナメル質,象牙質の咬耗,酸蝕,摩耗についての定義,分類および臨床的評価……(翻訳/小林成人)
はじめに
酸蝕
胃酸
飲食物中の酸
酸蝕の様相
咬耗
咬耗の様相
摩耗
Tooth wearの口腔外に生じる現象
臨床的評価
結論
9章 Tooth wearの罹患率と分布……(翻訳/小林弘清)
はじめに
症例報告
患者対照(コーホート)研究
罹患率に関する研究-特定の母集団
断面研究
Tooth wearの測定
10章 Tooth wear測定の方法論と器機:将来の展望……(翻訳/小林弘清)
はじめに
in vitroでの測定
肉眼的変化
偏光顕微鏡検査
表面形状計測
微小硬度
走査電子顕微鏡
マイクロラジオグラフィ
デジタル画像分析
ヨード浸透性
人工ハイドロキシアパタイト・パウダー/ディスク
カルシウムとリンの溶解
その他の方法
in vivoでの測定
肉眼的変化
レプリカ法
in situでの測定
まとめ
新技術
走査型プローブ顕微鏡-原理,有用性,制限
走査型プローブ顕微鏡およびに他のシステムによる石灰化組織像
11章 エナメル質酸蝕の病因論:内因性および外因性因子……(翻訳/亀田行雄)
はじめに
内因性因子
反復性嘔吐
逆流
反芻
酸蝕の内因性因子に関するエビデンスの要約
外因性因子
環境(職業性)因子
飲食物
薬物(薬剤)
生活様式(行動因子)
酸蝕の動態
まとめ
12章 酸蝕研究用in situモデルの開発……(翻訳/萩原芳幸)
はじめに
現在のin situ酸蝕モデル
現在の病変部定量化方法
材料と方法
病変部作製法
酸蝕の定量法
酸蝕の作製と定量化の妥当性
in situ予備実験
新たなin situ酸蝕モデルの作製
再石灰化実験の手順 サンプル処理
病変部の定量
統計分析
結果
考察
結論
13章 エナメル質と象牙質の脱灰と再石灰化の化学……(翻訳/高橋 登)
はじめに
脱灰と再石灰化の化学的原理
エナメル質
象牙質
無機質の性状
エナメル質からその下層の象牙質に達する病変の再石灰化
おわりに
14章 機械的摩耗:ブラッシングと歯磨剤による摩耗……(翻訳/添田 弥)
はじめに
ブラッシングと摩耗
ブラッシングテクニック
毛の硬さ
ブラッシング圧
ブラッシング時間
ブラッシング回数
歯磨剤の摩耗性
in vitroとin vivoでの歯磨剤の摩耗性に関する研究
歯磨剤摩耗度に関する規格
欧州製歯磨剤の清掃能と摩耗
まとめ
15章 Tooth wearにおける酸蝕,咬耗,摩耗の相互作用と予防への実行可能なアプローチ……(翻訳/村尾宏池)
はじめに
臨床的および疫学的研究
咬耗
摩耗
酸蝕
動物実験
in vitroでの研究
防御因子と予防法
16章 口腔内における摩耗:摩擦学(Tribology)的特徴……(翻訳/萩原芳幸)
はじめに
Wear
二体摩耗
三体摩耗
疲労性摩耗
摩擦化学的摩耗
擬着摩耗
潤滑
歯科用材料の摩耗
鑑別診断
17章 ペリクルの厚さの変化:これはtooth wearの一因子なのか?……(翻訳/高橋 登)
はじめに
材料と方法
飲料の摂取により生じるペリクルの厚さの変化
歯面におけるペリクルの厚さ
透過型電子顕微鏡
オージェ電子分光法
結果
飲料の摂取による口蓋側ペリクルの厚さの変化
各歯面におけるペリクルの厚さ
考察
18章 唾液と比較した清涼飲料のエナメル質へのぬれとエナメル質の脱灰……(翻訳/亀田行雄)
はじめに
材料と方法
エナメル質,唾液と清涼飲料
酸性度と緩衝能
表面張力
接触角
微小硬度
結果と考察
19章 Tooth wearに罹患した歯列に対する修復処置……(翻訳/村尾宏池)
はじめに
従来の固定式歯冠修復
可撤式義歯(アンレー型/オーバーレー型)
最小限の切削による接着修復
歯頚部のtooth wear
前歯部のtooth wear
臼歯部(歯列全体に及ぶ)のtooth wear
おわりに
20章 歯ブラシ:利点vs硬組織,および軟組織への影響……(翻訳/添田 弥)
はじめに
口腔衛生の利点
電動歯ブラシ
硬組織および軟組織への影響
in vitroでのエナメル質と象牙質への影響
in vivoでの歯頚部摩耗
in vitroでの軟組織への影響
in vivoでの歯肉への影響
電動歯ブラシと歯肉摩耗
歯肉病変の形態学と組織学
歯肉摩耗の診断
染色を用いた臨床研究
ブラッシング圧
ブラッシング圧とプラーク除去効果
ブラッシング圧と歯肉摩耗
ブラッシング圧のコントロール
毛の硬さと毛先の端を丸めること
歯磨剤の摩耗性
全身への影響
おわりに
Part 3 象牙質知覚過敏(監訳/小林千尋)
21章 象牙質知覚過敏:定義,発生率,好発部位,病因……(翻訳/和達礼子)
はじめに
象牙質知覚過敏の定義
象牙質知覚過敏の発生率
象牙質知覚過敏の好発部位
象牙質知覚過敏の病因
歯肉退縮
エナメル質の喪失
象牙質知覚過敏の発症
結論
22章 歯磨剤と象牙細管との相互作用:in situでのブラッシングされた象牙質の透過性,ならびにin vitroでのアパタイトと象牙質の化学的反応性および溶解性に及ぼす安定化フッ化スズ歯磨剤の作用……(翻訳/和達礼子)
はじめに
材料および方法
in vitroにおけるpHサイクリングによるフッ化第一スズとアパタイト中の無機質との反応生成物-化学的比較研究
in vitroにおけるアパタイトおよび象牙質の酸脱灰に対する感受性におけるフッ素の反応性の影響
in vivoにおける安定化フッ化第一スズおよび無水フッ化第一スズゲルの象牙質透過性低下作用の比較
結果
in vitroでのアパタイト無機質とフッ化第一スズの反応生成物-化学合成研究
in vitroにおけるアパタイトおよび象牙質の酸脱灰感受性に対するフッ素の反応性の作用
in vivoにおける象牙質透過性の低下に関する安定化フッ化第一スズおよび無水フッ化第一スズゲルの比較
考察
23章 組織傷害と炎症に対する歯髄侵害受容器の応答……(翻訳/山本 寛)
はじめに
歯髄侵害受容器の機能的特徴
象牙質の感受性のメカニズム
組織傷害と炎症に対する歯髄神経の形態的応答
歯髄と象牙質の痛みにおける炎症反応の役割
中枢神経系での痛みインパルス伝達の変化
24章 痛みとその評価の生化学的,生理学的および精神心理学的様相……(翻訳/山本 寛)
はじめに
末梢から脳への痛みの求心路
侵害受容神経
受容器
侵害受容器から脊髄後角までの侵害受容
後根の形態学
ダイナミックレンジ
脊髄視床路と脊髄網様体路
下行性の抑制
痛みのゲートコントロール説
神経伝達物質
痛みのステージ
組織傷害
一次痛覚過敏
二次痛覚過敏
痛みの心理学
急性痛
慢性痛
痛みの評価
まとめ
謝辞
25章 象牙質知覚過敏に伴って生じる疼痛の評価法の現状と将来……(翻訳/片倉伸郎)
はじめに
臨床試験での象牙質知覚過敏の評価
主観的評価
客観的評価
転帰測定
考察
結論
26章 象牙質知覚過敏に関する臨床試験の計画立案とその遂行……(翻訳/片倉伸郎)
はじめに
象牙質知覚過敏研究の臨床的成果に影響する薬力学的考慮事項
治療域
応答の誘発
接触痛閾値
偽薬反応の評価
27章 象牙質知覚過敏の治療戦略……(翻訳/曽根田兼司)317
はじめに
象牙質知覚過敏の発生機序
象牙質知覚過敏
形態学
感受性
臨床的特徴
知覚過敏の原因
象牙質知覚過敏の治療法
予防
象牙細管の閉塞
神経の興奮性の調節
要約
28章 象牙質知覚過敏の有望な治療術式:ホームケア用品……(翻訳/曽根田兼司)329
はじめに
ストロンチウム塩
塩化カリウム
その他の成分
結論
29章 象牙質知覚過敏に対する次世代のホームケア製品の研究……(翻訳/杉山栄一)343
はじめに
方法
in vitroの研究
臨床研究
データ分析
結果
in vitroの結果
臨床結果
考察
結論
謝辞
30章 象牙質知覚過敏に対する有望な治療方法:治療室で用いる製品……(翻訳/杉山栄一)355
はじめに
重合しない治療薬
バーニッシュ,沈着物
硬化・重合反応する治療薬
従来型のグラスアイオノマーセメント類
レジン強化型グラスアイオノマー類
接着性レジンプライマー
接着性レジンボンディングシステム
マウスガードの使用
イオン導入法
レーザー
結論
謝辞
索引
訳者序・序
修復歯学における臨床的進歩・謝辞
Part 1 歯の構造(監訳/田上順次)
1章 エナメル質および象牙質の生物学的構造学的特徴:酸蝕および象牙質知覚過敏に関連する現在の考え方……(翻訳/中島正俊)
はじめに
エナメル質の構造と生理
組織学的変化
構造
エナメル質の微小間隙
エナメル小柱の走行
エナメル小柱の形状と結晶の配列方向
結晶のサイズと形態
無小柱エナメル質
象牙質の構造と生理
発生起源
象牙質の形態
細管内象牙質
象牙芽細胞突起の到達範囲
深さによる象牙質の特徴的変化
細管内液の流れ
透過性
歯髄-象牙質複合体
象牙質と歯髄の神経分布
謝辞
2章 エナメル質,象牙質における物質の移動……(翻訳/田上順次)
はじめに
歯の硬組織における空隙
拡散
多孔質の固体中の拡散
多孔質固体における拡散の測定
拡散の評価法の応用
歯の硬組織における透過性
硬組織における浸透と流出に関する研究
対流による移動
スミヤー層
フローと拡散/24部位による変化
フローの減少
結論
謝辞
3章 エナメルペリクルの特徴について……(翻訳/大槻昌幸)
はじめに
方法
唾液のサンプル
アミノ酸分析
マイクロケルダール法
結果
考察
4章 歯髄血管と歯髄神経についての生態学……(翻訳/園田秀一)
はじめに
歯髄
歯髄の血管構造
コンプライアンス(伸展性)
歯髄血管
歯髄血流
血管間圧と組織圧
歯髄のリンパ管
象牙質内液の流れ
歯髄・象牙質の神経分布
神経の種類
象牙質の神経分布と象牙細管内容物
象牙質の知覚メカニズム
変換メカニズム
5章 象牙質・歯髄における修復プロセス……(翻訳/島田康史)
はじめに
障害性刺激に対する反応
反応象牙質
成長因子と象牙芽細胞の活性の調節
反応象牙質における実験刺激
修復過程と修復象牙質
歯髄-象牙質組織におけるグロースファクターのアクティビティの調節
象牙芽細胞の合成・分泌プロセス
修復象牙質の形成
修復象牙質の形成における原始細胞
修復における象牙芽細胞の表現型と原始細胞
修復過程における歯の細胞分化シグナルとしてのグロースファクター
新しい治療様式
要約
謝辞
6章 共焦点走査レーザー顕微鏡によるエナメル質の酸蝕の観察……(翻訳/二階堂 徹)
はじめに
材料と方法
エナメル質試料の作製
ペリクルの形成
酸蝕の実験
硬さの測定
共焦点レーザー顕微鏡
結果
共焦点走査レーザー顕微鏡
硬さの測定
考察
Part 2 Tooth Wear(監訳/小林賢一)
7章 Tooth wearの人類学的および法医学的側面……(翻訳/小林成人)
はじめに
人類学的側面
人類学
顎関節
持続的萌出
法医学におけるtooth wear
職業によるtooth wear
義歯におけるtooth wear
復元(顔)におけるtooth wear
咬痕におけるtooth wear
将来の展望
8章 エナメル質,象牙質の咬耗,酸蝕,摩耗についての定義,分類および臨床的評価……(翻訳/小林成人)
はじめに
酸蝕
胃酸
飲食物中の酸
酸蝕の様相
咬耗
咬耗の様相
摩耗
Tooth wearの口腔外に生じる現象
臨床的評価
結論
9章 Tooth wearの罹患率と分布……(翻訳/小林弘清)
はじめに
症例報告
患者対照(コーホート)研究
罹患率に関する研究-特定の母集団
断面研究
Tooth wearの測定
10章 Tooth wear測定の方法論と器機:将来の展望……(翻訳/小林弘清)
はじめに
in vitroでの測定
肉眼的変化
偏光顕微鏡検査
表面形状計測
微小硬度
走査電子顕微鏡
マイクロラジオグラフィ
デジタル画像分析
ヨード浸透性
人工ハイドロキシアパタイト・パウダー/ディスク
カルシウムとリンの溶解
その他の方法
in vivoでの測定
肉眼的変化
レプリカ法
in situでの測定
まとめ
新技術
走査型プローブ顕微鏡-原理,有用性,制限
走査型プローブ顕微鏡およびに他のシステムによる石灰化組織像
11章 エナメル質酸蝕の病因論:内因性および外因性因子……(翻訳/亀田行雄)
はじめに
内因性因子
反復性嘔吐
逆流
反芻
酸蝕の内因性因子に関するエビデンスの要約
外因性因子
環境(職業性)因子
飲食物
薬物(薬剤)
生活様式(行動因子)
酸蝕の動態
まとめ
12章 酸蝕研究用in situモデルの開発……(翻訳/萩原芳幸)
はじめに
現在のin situ酸蝕モデル
現在の病変部定量化方法
材料と方法
病変部作製法
酸蝕の定量法
酸蝕の作製と定量化の妥当性
in situ予備実験
新たなin situ酸蝕モデルの作製
再石灰化実験の手順 サンプル処理
病変部の定量
統計分析
結果
考察
結論
13章 エナメル質と象牙質の脱灰と再石灰化の化学……(翻訳/高橋 登)
はじめに
脱灰と再石灰化の化学的原理
エナメル質
象牙質
無機質の性状
エナメル質からその下層の象牙質に達する病変の再石灰化
おわりに
14章 機械的摩耗:ブラッシングと歯磨剤による摩耗……(翻訳/添田 弥)
はじめに
ブラッシングと摩耗
ブラッシングテクニック
毛の硬さ
ブラッシング圧
ブラッシング時間
ブラッシング回数
歯磨剤の摩耗性
in vitroとin vivoでの歯磨剤の摩耗性に関する研究
歯磨剤摩耗度に関する規格
欧州製歯磨剤の清掃能と摩耗
まとめ
15章 Tooth wearにおける酸蝕,咬耗,摩耗の相互作用と予防への実行可能なアプローチ……(翻訳/村尾宏池)
はじめに
臨床的および疫学的研究
咬耗
摩耗
酸蝕
動物実験
in vitroでの研究
防御因子と予防法
16章 口腔内における摩耗:摩擦学(Tribology)的特徴……(翻訳/萩原芳幸)
はじめに
Wear
二体摩耗
三体摩耗
疲労性摩耗
摩擦化学的摩耗
擬着摩耗
潤滑
歯科用材料の摩耗
鑑別診断
17章 ペリクルの厚さの変化:これはtooth wearの一因子なのか?……(翻訳/高橋 登)
はじめに
材料と方法
飲料の摂取により生じるペリクルの厚さの変化
歯面におけるペリクルの厚さ
透過型電子顕微鏡
オージェ電子分光法
結果
飲料の摂取による口蓋側ペリクルの厚さの変化
各歯面におけるペリクルの厚さ
考察
18章 唾液と比較した清涼飲料のエナメル質へのぬれとエナメル質の脱灰……(翻訳/亀田行雄)
はじめに
材料と方法
エナメル質,唾液と清涼飲料
酸性度と緩衝能
表面張力
接触角
微小硬度
結果と考察
19章 Tooth wearに罹患した歯列に対する修復処置……(翻訳/村尾宏池)
はじめに
従来の固定式歯冠修復
可撤式義歯(アンレー型/オーバーレー型)
最小限の切削による接着修復
歯頚部のtooth wear
前歯部のtooth wear
臼歯部(歯列全体に及ぶ)のtooth wear
おわりに
20章 歯ブラシ:利点vs硬組織,および軟組織への影響……(翻訳/添田 弥)
はじめに
口腔衛生の利点
電動歯ブラシ
硬組織および軟組織への影響
in vitroでのエナメル質と象牙質への影響
in vivoでの歯頚部摩耗
in vitroでの軟組織への影響
in vivoでの歯肉への影響
電動歯ブラシと歯肉摩耗
歯肉病変の形態学と組織学
歯肉摩耗の診断
染色を用いた臨床研究
ブラッシング圧
ブラッシング圧とプラーク除去効果
ブラッシング圧と歯肉摩耗
ブラッシング圧のコントロール
毛の硬さと毛先の端を丸めること
歯磨剤の摩耗性
全身への影響
おわりに
Part 3 象牙質知覚過敏(監訳/小林千尋)
21章 象牙質知覚過敏:定義,発生率,好発部位,病因……(翻訳/和達礼子)
はじめに
象牙質知覚過敏の定義
象牙質知覚過敏の発生率
象牙質知覚過敏の好発部位
象牙質知覚過敏の病因
歯肉退縮
エナメル質の喪失
象牙質知覚過敏の発症
結論
22章 歯磨剤と象牙細管との相互作用:in situでのブラッシングされた象牙質の透過性,ならびにin vitroでのアパタイトと象牙質の化学的反応性および溶解性に及ぼす安定化フッ化スズ歯磨剤の作用……(翻訳/和達礼子)
はじめに
材料および方法
in vitroにおけるpHサイクリングによるフッ化第一スズとアパタイト中の無機質との反応生成物-化学的比較研究
in vitroにおけるアパタイトおよび象牙質の酸脱灰に対する感受性におけるフッ素の反応性の影響
in vivoにおける安定化フッ化第一スズおよび無水フッ化第一スズゲルの象牙質透過性低下作用の比較
結果
in vitroでのアパタイト無機質とフッ化第一スズの反応生成物-化学合成研究
in vitroにおけるアパタイトおよび象牙質の酸脱灰感受性に対するフッ素の反応性の作用
in vivoにおける象牙質透過性の低下に関する安定化フッ化第一スズおよび無水フッ化第一スズゲルの比較
考察
23章 組織傷害と炎症に対する歯髄侵害受容器の応答……(翻訳/山本 寛)
はじめに
歯髄侵害受容器の機能的特徴
象牙質の感受性のメカニズム
組織傷害と炎症に対する歯髄神経の形態的応答
歯髄と象牙質の痛みにおける炎症反応の役割
中枢神経系での痛みインパルス伝達の変化
24章 痛みとその評価の生化学的,生理学的および精神心理学的様相……(翻訳/山本 寛)
はじめに
末梢から脳への痛みの求心路
侵害受容神経
受容器
侵害受容器から脊髄後角までの侵害受容
後根の形態学
ダイナミックレンジ
脊髄視床路と脊髄網様体路
下行性の抑制
痛みのゲートコントロール説
神経伝達物質
痛みのステージ
組織傷害
一次痛覚過敏
二次痛覚過敏
痛みの心理学
急性痛
慢性痛
痛みの評価
まとめ
謝辞
25章 象牙質知覚過敏に伴って生じる疼痛の評価法の現状と将来……(翻訳/片倉伸郎)
はじめに
臨床試験での象牙質知覚過敏の評価
主観的評価
客観的評価
転帰測定
考察
結論
26章 象牙質知覚過敏に関する臨床試験の計画立案とその遂行……(翻訳/片倉伸郎)
はじめに
象牙質知覚過敏研究の臨床的成果に影響する薬力学的考慮事項
治療域
応答の誘発
接触痛閾値
偽薬反応の評価
27章 象牙質知覚過敏の治療戦略……(翻訳/曽根田兼司)317
はじめに
象牙質知覚過敏の発生機序
象牙質知覚過敏
形態学
感受性
臨床的特徴
知覚過敏の原因
象牙質知覚過敏の治療法
予防
象牙細管の閉塞
神経の興奮性の調節
要約
28章 象牙質知覚過敏の有望な治療術式:ホームケア用品……(翻訳/曽根田兼司)329
はじめに
ストロンチウム塩
塩化カリウム
その他の成分
結論
29章 象牙質知覚過敏に対する次世代のホームケア製品の研究……(翻訳/杉山栄一)343
はじめに
方法
in vitroの研究
臨床研究
データ分析
結果
in vitroの結果
臨床結果
考察
結論
謝辞
30章 象牙質知覚過敏に対する有望な治療方法:治療室で用いる製品……(翻訳/杉山栄一)355
はじめに
重合しない治療薬
バーニッシュ,沈着物
硬化・重合反応する治療薬
従来型のグラスアイオノマーセメント類
レジン強化型グラスアイオノマー類
接着性レジンプライマー
接着性レジンボンディングシステム
マウスガードの使用
イオン導入法
レーザー
結論
謝辞
索引