やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第2版の序
 関節運動学的アプローチ(AKA)を上梓して以来,2つの大きな変革があった.すなわち,一つは技術の改良で,他は名称の変更である.初版においてAKAは未完成の技術であると述べたが,1990年から1994年にかけて急速に技術改良が進み,臨床的にも新たな知見が得られ,AKAは著しい発展を遂げた.
 名称に関していえば,関節運動学的アプローチの英語名であるarthrokinematic approachは,欧米では骨関節の徒手的治療法の一般名である.それゆえ,2002年にFederation Internationale de Medecine Manuelle(FIMM)の会員医師に,われわれの技術をarthrokinematic approachであると述べると,欧米で普及しているjoint mobilizationのことと誤解された.したがって,新しい技術であることを明確にするため「arthrokinematic approach-Hakata method」,省略形を「AKA-Hakata method」としてFIMMのworkshopで紹介し,海外ではこの名称で知られるようになった.それに伴って,日本語名は「関節運動学的アプローチ-博田法」とし,省略形を「AKA-博田法」に変更した.なお,ドイツ語では「Arthrokinematishe-Hakata Methode」,省略形は「AK-Hakata Methode」と訳された.
 技術的には1990年に,構成運動を利用した技術を,AKA-博田法の理論に則って修正する作業を開始し,基本形は約3年で完成した.副運動を利用した技術については,第1版で非化膿性関節炎として記載した痛みが,仙腸関節に多発することがわかり,これに対処するため技術の改良を迫られたのが1991年であった.仙腸関節炎の臨床像は1994年までに明らかとなり,診断基準と副運動技術による治療法が確定した.技術はなお改良が進んでいるが,最新の技術を第5,6章に記載した.
 このほか,新しい技術として関節神経学的治療法(articular neurological therapy:ANT)が加わった.この技術は,1991年に開発に着手した脳卒中の新しい運動療法技術と,2002年にAKA-博田法に関連して開発された関節圧迫法を,関節神経学に基づいて統合し体系づけたものである.これはAKA-博田法によってもなお不足する運動療法の欠陥を補う技術で,AKA-博田法とANTにより,神経,筋,骨,関節など運動系の病的状態に対して無効であった運動療法を再生させることに成功した.運動療法には他に骨運動の知識も必要で,新たに骨運動学の章を設けた.関節運動学も同様であるが,骨運動学および関節神経学の用語に関しては日本語がなく,英語からの訳がすべて適切であるか否かは,今後検討を要すると考えている.
 第4章で述べているように,AKA-博田法は本来すべて運動療法に属すべきものであるが,従来の分類に従えば,関節原性の痛みの診断・治療は徒手医学領域に入る.関節機能の障害によるこの痛みに関しては,第9,10章に詳述し,これと一般の診断病名との関連性については最終章で述べた.
 AKA-博田法とその関連技術であるANTはなお進歩している.そのため,執筆初期の原稿が数回にわたり修正されたこともあり,完成が予定より大幅に遅れ,医歯薬出版の関係者の方々に多大のご迷惑をおかけした.ここに深謝致します.
 最後に,写真撮影にご協力いただいた理学療法士の小松勝幸,寺地美幸,藤本康之,冨永智美各氏,骨運動のイラスト作成にご協力いただいた真砂恵一,田村実両理学療法士に感謝の意を表します.
 2007年9月 博田節夫

初版の序
 1979年4月のことである.著者の一人,宇都宮初夫氏が米国出張から帰国し,出張中に受講した関節モビリゼーション(joint mobilization)についての報告がなされた.講義ノートや文献によれば,関節モビリゼーションは関節包内運動を治療する方法と述べられていたが,それが従来の運動療法の欠陥を補う手段として不可欠と直観し,ひさびさの興奮を覚えた.当時ようやく関節運動学が体系づけられ,関節包内運動と骨運動の関係は新鮮で興味深いものであった.しかしながら,治療技術を調べていくうちに期待は失望に変わった.そこには医学的に受け入れられる技術はほとんどなく,すべては旧態依然とした矯正術の域にとどまっていた.その中で,Kaltenbornのいう関節面の滑り法,離開法および凹凸の法則は関節運動学に基づく方法として,理論的に肯定できた.これらの方法をもとに,新しい技術を考案し,医療の中で使用できる治療法を開発することが急務と考えられた.
 関節モビリゼーションの臨床応用はただちに大きな障壁に遭遇した.まず,慢性関節リウマチの治療に使用し,車椅子で受診した患者が歩いて帰っていった.しかし,翌日には関節痛が高度となり,入院せざるをえなくなった.このことから,そのままでは器質的関節疾患には使用できない技術と思われたが,その痛みに対する速効性は捨て難い魅力であった.したがって,除痛効果を利用して他の有痛性疾患を治療する試みを開始した.椎間関節モビリゼーションに次いで仙腸関節モビリゼーション技術を考案し,痛みが消失する症例が急速に増加していった.その間,この治療法は欧米の関節モビリゼーションと異なり,関節運動学に基づく関節包内運動の治療法であるとの意味を正確に表現するため,関節運動学的アプローチ(arthrokinematic approach,AKA)という名称を用いることとした.
 仙腸関節のAKA技術の開発は困難を極めた.その理由としては,仙腸関節の関節包内運動も骨運動も解明されていないことがあげられ,技術の考案,修正を重ね,ようやく安定した効果がえられるようになった.仙腸関節AKAが開発された結果,痛みの問題が解決し,器質的変化を伴った四肢の関節も治療可能となり,所期の目的であった関節疾患の治療が実用的になった.
 本書の執筆は1981年に企画され,AKAの開発に辛酸を共にしてきた仲間が分担することになった.当初関節モビリゼーションとして,欧米の技術を改良すれば足りると考えて出発したものが,関節運動学的アプローチとして大きく変貌し,技術の考案,修正が続き今日に至った.全9章のうち前半にはAKAの基礎を述べ,治療技術とその臨床応用は後半に配した.第2章の関節運動学は,米国においてはすでに理学療法の学生教育に必須であり,運動学の成書にも記載されている.しかし,わが国には関節運動学の片鱗すら紹介されていないため,AKAを理解するうえで必要な事項をやや詳細に述べるとともに,関節運動学の教材としても利用できるように配慮した.
 治療技術に関していえば,なお不完全なものが少数ある.仙腸関節のAKA技術はいくらか改良の余地があり,肩関節および股関節のAKA―抵抗運動の一部は修正を必要とする.しかしながら,本書を熱望する声は大きく,また,その臨床的な効果は劇的で,すでに多くの患者が苦痛から解放されているばかりか,痛みやしびれのある神経系疾患および骨関節疾患の診断にも不可欠の手段と考えられるので,あえて完成前の技術を世に出すことを決意した.今後さらに改良を加え,完全な関節運動学的アプローチを目ざして努力する所存である.
 本書の執筆にあたり,多くの方々のご助力をえた.国立療養所近畿中央病院附属リハビリテーション学院教官,井端康人氏には図の作製ならびに写真撮影に,同学院の学生諸君および国立大阪南病院理学療法士,作業療法士の諸氏には写真撮影にご協力をいただいた.心から感謝いたします.
 1990年4月 博田節夫
 第2版の序
 初版の序
第1章 関節運動学
 1 総論
  1)関節運動学の基礎
   1 関節の解剖学
   2 滑膜関節の構造と機能
   3 滑膜関節の分類
    a.運動様式による分類 b.形態による分類 c.運動軸による分類 d.骨数による分類
  2)関節運動学
   1 関節運動の要素
    a.関節面の形状 b.関節の位置
   2 関節包内運動
    a.副運動 b.構成運動
   3 骨運動と関節包内運動
    凹凸の法則(convex-concave rule)
 2 上肢の関節
  1)肩複合体
   1 胸鎖関節(sternoclavicular joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   2 肩鎖関節(acromioclavicular joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   3 肩甲上腕関節(glenohumeral joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
  2)肘関節
   1 腕尺関節(humeroulnar joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   2 腕橈関節(humeroradial joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
  3)前腕の関節
   1 上橈尺関節(proximal radioulnar joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動
   2 下橈尺関節(distal radioulnar joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動
  4)手関節
   1 関節の構造
    a.橈骨手根関節(radiocarpal joint) b.手根間関節(intercarpal) c.手根中央関節(midcarpal joint) d.豆状骨関節(pisiform joint)
   2 関節包内運動
   3 しまりの位置と最大ゆるみの位置
  5)手指の関節
   1 手根中手関節(carpometacarpal joint:CM joint)
    [第2〜5手根中手関節]
     a.関節の構造 b.関節包内運動
    [母指の手根中手関節]
     a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   2 中手間関節(intermetacarpal joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動
   3 中手指節関節(metacarpophalangeal joint:MP joint)
    [第2〜5中手指節関節]
     a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
    [母指の中手指節関節]
     a.関節の構造 b.関節包内運動
   4 指節間関節(interphalangeal joint:IP joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
 3 下肢の関節
  1)股関節(hip joint)
   a.関節の構造 b.靱帯の構造 c.関節包内運動 d.しまりの位置と最大ゆるみの位置
  2)膝関節(knee joint)
   1 脛骨大腿関節(tibiofemoral joint)
    a.関節面の構造 b.関節包の構造 半月板の構造 d.半月板の働き e.靱帯の構造と機能 f.関節包内運動 g.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   2 膝蓋大腿関節(patellofemoral joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
   3 脛腓関節(tibiofibular joint)
    a.関節の構造 b.関節包内運動 c.しまりの位置と最大ゆるみの位置
  3)足関節と足部
   1 足根部の関節
    a.距腿関節(ankle joint) b.距骨下関節(subtalar joint) c.横足根関節(transverse tarsal joint) d.楔舟関節(cuneonavicular joint) e.楔立方関節(cuneocuboid joint),楔間関節(intercuneiform joint)
   2 中足部の関節
    a.足根中足関節(tarsometatarsal joint:TM joint) b.中足間関節(intermetatarsal joint)
   3 足指の関節
    a.中足指節関節(metatarsophalangeal joint:MP joint) b.指節間関節(interphalangeal joint:IP joint)
 4 体幹の関節
  1)脊柱と椎骨の運動
   1 運動節における骨運動
    a.基本面と基本軸 b.骨運動の特徴
   2 運動節における関節包内運動
  2)各関節の骨運動と関節包内運動
   1 頸椎の運動
    a.環椎後頭関節(atlantooccipital joint) b.環軸関節(atlantoaxial joint) c.第2頸椎以下の運動
   2 胸椎の運動
   3 肋椎関節
    a.肋骨頭関節 b.肋横突関節 c.肋骨の骨運動と関節包内運動 d.運動の触知
   4 胸肋関節
   5 腰椎の運動
   6 仙腸関節
    a.仙腸関節の形状 b.仙腸関節の位置 c.仙腸関節の骨運動 d.骨運動と関節包内運動 e.下肢の運動と仙腸関節の運動
第2章 骨運動学
 1 基本的事項
  1)運動自由度(degree of freedom)
  2)骨運動
   1 振り子運動(swing)
   2 回旋(spin)
   3 付随回旋の起こり方
    a.弧上の振り子運動に伴う回旋 b.関節の構造的要因による回旋
 2 各関節における運動
  1)肩甲上腕関節(glenohumeral joint)
  2)肘関節(elbow joint)
  3)近位および遠位橈尺関節(proximal and distal radioulnar joint)
  4)橈骨手根関節(radiocarpal joint)および手根中央関節(midcarpal joint)
  5)母指手根中手関節(carpometacarpal joint of the thumb:1st.CM joint)
  6)中手指節関節(metacarpophalangeal joint:MCP joint)
  7)指節間関節(interphalangeal joint:IP joint)
  8)股関節(hip joint)
  9)脛骨大腿関節(tibiofemoral joint)
  10)距腿関節(talocrural joint)
第3章 関節包内運動の異常
 1 原因
  1)関節包内の因子
   1 器質的変化
    a.関節面の癒合 b.関節面の破壊・変形 c.関節包・靱帯の断裂・ゆるみ d.関節包・靱帯の癒着・短縮 e.炎症
   2 機能的変化
  2)関節包外の因子
    a.骨の異常 b.筋・腱の異常 c.神経系の異常 d.筋・軟部組織の過緊張
 2 症状
  1)関節包内運動の過剰
  2)関節包内運動の減少
  3)関節機能障害
 3 評価
  1)関節包内運動
   1 四肢の関節
    a.関節面の変化 b.関節包・靱帯の変化 c.関節機能異常 d.関節包外の変化
   2 体幹の関節
   3 評価時の注意
  2)骨運動
   1 関節機能異常
   2 関節拘縮
 4 治療
  1)関節機能異常,無菌性関節炎
  2)関節拘縮
   1 関節包・靱帯の癒着,短縮
   2 筋・腱の短縮
第4章 基本原理
 1 技術の基本
  1)副運動技術
   1 離開法
   2 滑り法
   3 軸回旋法
  2)構成運動技術
   1 他動構成運動
    a.他動構成運動―伸張なし b.他動構成運動―伸張あり
   2 抵抗構成運動
 2 強さと回数
 3 臨床応用
  1)副運動技術
  2)構成運動技術
  3)診断的利用
   1 痛みの診断
   2 神経学的診断の補助
    a.痛み b.筋力低下 c.筋萎縮 d.感覚鈍麻 e.感覚異常
   3 筋力テストでの利用
 4 技術習得法および指導法
 5 AKA―博田法の位置づけ
 6 AKA―博田法と関節モビリゼーションの差異
第5章 副運動技術
 1 体幹の関節
  1)左(右)仙腸関節
   1 上部離開法(superior distraction:sd)
   2 下部離開法(inferior distraction:id)
   3 上方滑り法(upward gliding:ug)
    a.左仙腸関節 b.右仙腸関節 c.左(右)仙腸関節(別法)
   4 下方滑り法(downward gliding:dg)別法
   5 仙腸関節技術の組み合わせ
    a.基本的組み合わせ b.急性腰痛 c.慢性腰痛 d.頸肩腕痛(急性,慢性)
  2)椎間関節 滑り法
   1 左(右)T5/6椎間関節
   2 左(右)C7/T1椎間関節
  3)尾骨関節 滑り法
  4)肋椎関節 滑り法
   1 左(右)第1肋椎関節
   2 左(右)第7肋椎関節
   3 左(右)第3肋椎関節
  5)胸鎖関節,胸肋関節 滑り法
   1 左(右)胸鎖関節
   2 左(右)第2胸肋関節
   3 左(右)胸鎖関節と左(右)胸肋関節の別法
 2 上肢の関節
  1)左(右)肩鎖関節 滑り法
  2)左(右)肩甲上腕関節
   1 下方滑り法
   2 前後滑り法
   3 離開法
  3)左(右)肘関節
   1 左(右)腕尺関節 滑り法
   2 左(右)腕橈関節 離開法
   3 左(右)橈尺関節 滑り法
  4)左(右)手関節,手根骨の関節
   1 左(右)橈舟関節 滑り法
   2 左(右)橈月関節 滑り法
   3 左(右)舟大菱形関節 滑り法
   4 左(右)舟小菱形関節 滑り法
   5 左(右)第2手根中手(CM)関節 滑り法
  5)左および右手指の関節
   1 第2中手指節(MCP)関節
   2 第2近位指節間(PIP)関節
   3 第2遠位指節間(DIP)関節
 3 下肢の関節
  1)左(右)股関節 離開法
  2)左(右)膝関節
   1 軸回旋法
   2 滑り法
  3)足関節,足根骨の関節
   1 左および右距腿関節 滑り法
   2 左(右)距舟関節 滑り法
   3 左(右)距骨下関節 滑り法
   4 左(右)踵立方関節 滑り法
   5 左および右第2足根中足(TM)関節 滑り法
   6 左および右第1中足指節(MTP)関節
    a.軸回旋法 b.滑り法
   7 第1指節間関節
    a.軸回旋法 b.滑り法
第6章 構成運動技術
 1 一般的事項
  1)各技術と治療目的
  2)技術の要点
 2 各関節の技術
  1)他動構成運動
   1 上肢の関節
    a.左(右)肩関節 b.左(右)肘関節 c.前 腕 d.左(右)手関節 e.左(右)手指
   2 下肢の関節
    a.左(右)股関節 b.左(右)膝関節 c.左(右)足関節 d.左右足指の関節
  2)抵抗構成運動
   1 上肢の関節
    a.左(右)肩関節 b.左(右)肘関節 c.左(右)手関節 d.左(右)手指
   2 下肢の関節
    a.左(右)股関節 b.左(右)膝関節 c.左(右)足関節 d.左右足指の関節
第7章 関節神経学的治療
 1 関節神経学
 2 技術
  1)一般原則
  2)体幹の関節
   1 椎間関節(intervertebral joint)
    a.左(右)C7/T1椎間関節 b.左(右)T1/2椎間関節 c.左(右)T2/3〜T11/12椎間関節 d.左(右)L1/2椎間関節 e.左(右)L5/S1椎間関節
   2 左(右)仙腸関節(sacroiliac joint)
   3 左(右)胸鎖関節(sternoclavicular joint)
   4 左(右)第2〜5胸肋関節(sternocostal joint)
   5 胸郭圧迫(thoracic compression)
   6 骨盤圧迫(pelvic compression)
  3)四肢関節
   1 肩関節側方牽引
   2 肩関節下方牽引
 3 臨床的意義
  1)協調性の改善
   1 C7/T1椎間関節
   2 胸郭圧迫
   3 骨盤圧迫
   4 肩関節側方牽引
   5 肩関節下方牽引
  2)筋収縮力の増大
   1 T1/25椎間関節
   2 T2/3〜T5/6椎間関節
   3 胸鎖関節
   4 第2〜5胸肋関節
   5 L1/2椎間関節
   6 L5/S1椎間関節
   7 仙腸関節
  3)軟部組織の弛緩
   1 T1/2〜T5/6椎間関節
   2 胸鎖関節,胸肋関節
   3 L1/2およびL5/S1椎間関節
   4 仙腸関節
  4)ダイアスキシスおよび高次脳機能の改善
第8章 運動療法の修正
 1 伝統的運動療法の欠点
 2 伝統的運動療法の修正
  1)関節可動域の維持
  2)関節可動域増大
  3)筋力増強
  4)筋持久力増大
  5)協調性の改善
  6)神経筋再教育
 3 AKAの特徴と欠点
 4 ANTの利用
 5 関節拘縮の治療
  1)一般原則
   1 AKA単独
   2 ANT
  2)各関節の治療
   1 肩関節(肩甲上腕関節)
   2 肘関節
   3 手関節
   4 第1中手指節(MCP)関節
   5 第2中手指節(MCP)関節
   6 股関節
   7 膝関節
   8 足関節(距腿関節)
   9 第1中足指節(MTP)関節
   10 第2中足指節(MTP)関節
  3)治療効果
   1 仮性拘縮
   2 真性拘縮
 6 麻痺の治療
  1)治療原則
   1 脊髄以下の麻痺
   2 脳卒中
第9章 関節機能の障害と痛み
 1 AKA―博田法による分類
  1)関節機能異常
   1 一次性関節機能異常
    a.外傷性 b.関節包・靱帯の過緊張
   2 二次性関節機能異常
  2)単純性関節炎
  3)関節炎特殊型
 2 関節機能障害の症状
  1)痛 み
   1 運動痛
   2 関連痛
    a.四肢の関節 b.体幹の関節
   3 圧痛
  2)運動制限
  3)感覚異常
  4)筋・軟部組織の過緊張,低緊張,凝り
  5)筋力低下,筋萎縮
  6)腫脹,発赤
  7)皮膚変色,皮膚硬化,爪の変色
  8)その他
 3 診断,評価
  1)部位診断
  2)仙腸関節原性の痛みの診断
   1 問診
   2 検査
   3 診断基準
    a.仙腸関節機能異常 b.単純性仙腸関節炎 c.仙腸関節炎特殊型
  3)鑑別診断
   1 神経障害
   2 動脈閉塞
   3 骨折,脊椎炎
  4)関節機能障害の好発部位
   1 体幹の関節
   2 四肢の関節
  5)X線像と痛み
 4 治療
  1)一般原則
  2)急性期治療
   1 関節機能異常
   2 急性関節炎
  3)慢性期治療
   1 関節機能異常
    a.一次性関節機能異常 b.二次性関節機能異常
   2 慢性関節炎
  4)多関節治療
  5)禁忌
第10章 痛みの部位と治療関節
 1 治療原則
  1)仙腸関節技術
   1 急性腰痛および急性腰・下肢痛
   2 慢性腰痛および慢性腰・下肢痛
   3 頭,顔面,頸部,背部および上肢の痛み
  2)上肢の治療
  3)治療効果の判定
 2 各部位の痛み
  1)頭部
  2)顔面
  3)頸部
  4)背部
  5)前胸部
  6)腰部
  7)腹部
  8)上肢
   1 上肢全長
    a.背側 b.掌側
   2 上肢各部
    a.肩 b.上腕 c.肘 d.前腕 e.手関節部 f.手
  9)下肢
   1 下肢全長
   2 下肢各部
    a.股関節部 b.大腿 c.膝 d.下腿 e.足関節f.足部
   3 治療上の注意
第11章 有痛性疾患の治療
 1 頭部,顔面の痛み
 2 頸部痛,頸・上肢痛
  1)頸部捻挫
   1 むちうち損傷
   2 その他の頸部捻挫
   3 寝ちがえ
  2)変形性頸椎症
  3)頸・肩凝り
  4)頸肩腕症候群
  5)頸椎後縦靱帯骨化症
 3 上肢の痛み,しびれ
  1)肩関節周囲炎
   1 五十肩
    a.急性期の治療 b.慢性期の治療
   2 他の肩関節周囲炎
   3 肩関節石灰沈着症
   4 腱板損傷
  2)スポーツによる肩痛
  3)外傷性肩痛
  4)スポーツによる肘痛
  5)上腕骨外顆炎
  6)変形性肘関節症
  7)尺骨神経麻痺
  8)手関節部腱鞘炎
  9)手根管症候群
  10)Colles骨折
  11)Dupuytren拘縮
  12)ばね指
  13)Heberden結節
  14)肩手症候群
 4 胸,背,腹部痛
  1)肋間神経痛
  2)背筋痛
  3)胸壁挫傷
  4)心臓神経痛
  5)心臓ペースメーカー
  6)腹部痛
  7)月経痛
 5 腰痛,腰・下肢痛
  1)急性腰痛
   1 仙腸関節捻挫
    a.大ぎっくり腰 b.小ぎっくり腰
   2 無菌性仙腸関節炎
   3 尾骨痛
  2)慢性関節原性腰痛
   1 慢性仙腸関節機能異常
   2 慢性単純性仙腸関節炎
   3 慢性仙腸関節炎特殊型
  3)各種疾患と仙腸関節機能障害
   1 坐骨神経痛
   2 変形性腰椎症
   3 腰椎分離症,辷り症
   4 脊椎圧迫骨折後の腰痛
   5 骨粗鬆症
   6 産前,産後の腰痛
   7 腰椎椎間板ヘルニア,脊柱管狭窄症
 6 下肢痛
  1)股関節痛
   1 変形性股関節症
   2 臼蓋形成不全
   3 股関節高度脱臼
   4 股関節術後の痛み
    a.Chiari骨盤骨切り術,回転骨切り術 b.股関節全置換術 c.大腿骨頭置換術
   5 大腿骨頭無腐性壊死
  2)運動後の下肢痛
  3)膝関節痛
   1 膝関節捻挫
    a.急性期の治療 b.慢性期の治療
   2 膝関節炎,変形性膝関節症
    a.膝関節炎 b.変形性関節症
   3 半月板損傷
  4)足関節部痛,足部痛
   1 足関節捻挫
   2 アキレス腱炎
   3 扁平足の痛み,中足骨痛
   4 外反母趾
 7 その他の疾患の痛み
  1)関節リウマチ
  2)切断肢の痛み
  3)脊髄損傷,脊髄炎
  4)ギラン・バレー症候群
  5)ポリオ後症候群
  6)脳の疾患
   1 脳卒中片麻痺
   2 脳性麻痺
   3 パーキンソン病
 和文索引
 欧文索引