まえがき第4版
2002年3月の初版発行以来版を重ね,このたび第4版発行の運びとなった.この間,医療や介護に関する制度が大きく変化するとともに,医療における栄養分野の顕著な発展がみられ,管理栄養士・栄養士業務にも大変な変化がみられた.とくに栄養評価判定に基づいた栄養管理をチーム医療によって実施することが制度化され,管理栄養士の臨床栄養分野における高い専門性が求められるようになった.また,管理栄養士の教育養成においては,この時代の流れを十分にとらえた教育が不可欠となっている.ますます,栄養評価判定に基づく栄養管理について学ぶべき知識は増大している.
たとえば,従来,経口食による食事療法について疾患別に理解しておけばよかったことが,最近では経腸栄養や静脈栄養についての専門的な知識を駆使して,総合的に栄養療法を考える必要性が生じている.これらの非経口的な栄養法についても栄養成分,投与技術などベッドサイドでの知識が求められる.栄養評価についても実際の栄養管理業務(評価→計画→実施→モニタリング)の流れに沿った,適切な栄養評価実施のための知識や技術が求められる.
今回の改訂では,管理栄養士養成において,このような臨床栄養分野の発展や変革に適応した教育が実施できるようにすることを目的に,管理栄養士業務の実際を系統的に把握し,かつアップデートな知識が得られるように必要な章を充実させることとした.おもな改訂箇所については,以下のとおりである.
1.〈Part1〉2章肝胆膵:非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD,NASH)を追加.
2.〈Part1〉3章内分泌・代謝:肥満症を「肥満症治療ガイドライン2006」に準拠.
3.〈Part1〉14章外科:執筆者に鷲澤先生を加え,内容の充実を図る.
4.〈Part2〉3章栄養法:知識の幅を広げるために,経静脈・経腸栄養法については鷲澤先生が執筆を担当.
5.〈Part2〉4章福祉・介護:最新情報に改訂.
6.〈Part2〉5章栄養評価:実際の栄養評価業務に準じるよう内容を充実.
7.〈Part2〉7章食物と薬剤の相互作用:内容を充実.
8.〈Part2〉8章臨床検査:必要な検査項目を追加.
9.〈付録〉おもな疾患の治療薬・略語一覧:見直し.静脈・経腸栄養剤一覧:最新のものを作成.
今後も,本書が時代の流れに沿ったものとなるよう,必要な改訂を加え,より充実した臨床栄養学の教科書として充実させていく所存である.本書が管理栄養士養成にとっての標準的な教科書として長く愛され,栄養士養成の教科書としても大いに活用されることを願うとともに,臨床の現場で働く管理栄養士・栄養士の参考図書としても活用されることを願ってやまない.
2007年3月
編集者一同
2002年3月の初版発行以来版を重ね,このたび第4版発行の運びとなった.この間,医療や介護に関する制度が大きく変化するとともに,医療における栄養分野の顕著な発展がみられ,管理栄養士・栄養士業務にも大変な変化がみられた.とくに栄養評価判定に基づいた栄養管理をチーム医療によって実施することが制度化され,管理栄養士の臨床栄養分野における高い専門性が求められるようになった.また,管理栄養士の教育養成においては,この時代の流れを十分にとらえた教育が不可欠となっている.ますます,栄養評価判定に基づく栄養管理について学ぶべき知識は増大している.
たとえば,従来,経口食による食事療法について疾患別に理解しておけばよかったことが,最近では経腸栄養や静脈栄養についての専門的な知識を駆使して,総合的に栄養療法を考える必要性が生じている.これらの非経口的な栄養法についても栄養成分,投与技術などベッドサイドでの知識が求められる.栄養評価についても実際の栄養管理業務(評価→計画→実施→モニタリング)の流れに沿った,適切な栄養評価実施のための知識や技術が求められる.
今回の改訂では,管理栄養士養成において,このような臨床栄養分野の発展や変革に適応した教育が実施できるようにすることを目的に,管理栄養士業務の実際を系統的に把握し,かつアップデートな知識が得られるように必要な章を充実させることとした.おもな改訂箇所については,以下のとおりである.
1.〈Part1〉2章肝胆膵:非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD,NASH)を追加.
2.〈Part1〉3章内分泌・代謝:肥満症を「肥満症治療ガイドライン2006」に準拠.
3.〈Part1〉14章外科:執筆者に鷲澤先生を加え,内容の充実を図る.
4.〈Part2〉3章栄養法:知識の幅を広げるために,経静脈・経腸栄養法については鷲澤先生が執筆を担当.
5.〈Part2〉4章福祉・介護:最新情報に改訂.
6.〈Part2〉5章栄養評価:実際の栄養評価業務に準じるよう内容を充実.
7.〈Part2〉7章食物と薬剤の相互作用:内容を充実.
8.〈Part2〉8章臨床検査:必要な検査項目を追加.
9.〈付録〉おもな疾患の治療薬・略語一覧:見直し.静脈・経腸栄養剤一覧:最新のものを作成.
今後も,本書が時代の流れに沿ったものとなるよう,必要な改訂を加え,より充実した臨床栄養学の教科書として充実させていく所存である.本書が管理栄養士養成にとっての標準的な教科書として長く愛され,栄養士養成の教科書としても大いに活用されることを願うとともに,臨床の現場で働く管理栄養士・栄養士の参考図書としても活用されることを願ってやまない.
2007年3月
編集者一同
Part1 病態生理と食事療法・栄養療法
1 胃・腸
消化器疾患の病態生理(佐藤)
1 胃炎
2 胃・十二指腸潰瘍
3 胃癌
4 下痢・便秘
5 過敏性腸症候群
6 炎症性腸疾患
6a 潰瘍性大腸炎
6b クローン病
7大腸癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 胃・十二指腸疾患
2 胃癌
3 下痢・便秘
3a 下痢
3b 便秘
4 過敏性腸症候群
5 炎症性腸疾患
5a 潰瘍性大腸炎
5b クローン病
6 大腸癌
2 肝・胆・膵
肝臓・胆・膵臓疾患の病態生理(本間)
1 肝炎
1a 急性ウイルス肝炎
1b 慢性肝炎
2 肝硬変症
3 肝癌
4 脂肪肝
5 胆石・胆炎
5a 胆石
5b 胆炎
6 膵炎
6a 急性膵炎
6b 慢性膵炎
7 膵癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 急性肝炎・慢性肝炎
2 肝硬変
3 脂肪肝
4 胆石症
5 胆炎・胆管炎
6 膵炎
3 内分泌・代謝
内分泌・代謝疾患の病態生理(本間)
1 肥満・るいそう
1a 肥満症
1b るいそう
2 高脂血症
3 糖尿病
4 痛風
5 甲状腺機能亢進症・低下症
5a 甲状腺機能亢進症
5b 甲状腺機能低下症
食事療法・栄養療法(小松)
1 肥満
2 るいそう
3 高脂血症
4 糖尿病
5 痛風
6 甲状腺機能亢進症・低下症
4 循環器
循環器疾患の病態生理(本間)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
食事療法・栄養療法(小松)
1 動脈硬化症
2 高血圧症
3 虚血性心疾患
4 うっ血性心不全
5 脳卒中
5 呼吸器
呼吸器疾患の病態生理(佐藤)
1 上気道炎
2 肺炎
3 気管支喘息
4 慢性閉塞性肺疾患
5 肺癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 肺炎
2 気管支喘息
3 慢性閉塞性肺疾患における栄養管理
6 腎臓
腎臓疾患の病態生理(佐藤)
1 糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 腎盂腎炎
4 腎不全
5 人工透析,腎移植
食事療法・栄養療法(小松)
1 糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 腎盂腎炎
4 急性腎不全
5 慢性腎不全
6 人工透析
7 糖尿病性腎症
7 血液
血液疾患の病態生理(佐藤)
1 鉄欠乏性貧血
2 その他の貧血:巨赤芽球性貧血など
食事療法・栄養療法(小松)
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
8 免疫・アレルギー
免疫・アレルギー疾患の病態生理(佐藤)
1 アレルギー疾患
2 自己免疫疾患
3 免疫不全症候群
食事療法・栄養療法(小松)
1 アレルギー疾患
1a 食物アレルギー
1b アトピー性皮膚炎
2 自己免疫疾患
2a 膠原病
3 免疫不全症候群
3a HIV感染
9 感染症
感染症の病態生理(佐藤)
1 急性熱性疾患
2 腸管感染症
3 慢性消耗性疾患
食事療法・栄養療法(小松)
1 急性熱性疾患
2 慢性消耗性疾患
2a 肺結核
10 骨・関節
骨・関節疾患の病態生理(佐藤)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
食事療法・栄養療法(小松)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
11 歯科
歯科疾患の病態生理(佐藤)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
食事療法・栄養療法(小松)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
12 栄養欠陥
低栄養の病態生理(佐藤)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素欠乏症および過剰症
食事療法・栄養療法(小松)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素
13 心身症
心身症の病態生理(本間)
1 神経性の摂食障害
1a 神経性食欲不振症
1b 神経性大食症
食事療法・栄養療法(小松)
1 神経性食欲不振症
14 外科
外科の病態生理(鷲澤)
1 胃の手術と術後後遺症
1a 胃・十二指腸潰瘍
1b 胃癌
2 肝・胆・膵の手術
3 短腸症候群
4 基礎疾患と外科手術
4a 糖尿病
4b 肝機能障害
4c 腎機能障害
4d 心機能障害
食事療法・栄養療法(鷲澤・小松)
1 術前の栄養ケアマネジメント
2 術中の栄養管理
3 術後の栄養ケアマネジメント
4 術後の栄養状態に影響する因子
5 疾患別の術後栄養管理
5a 胃術後の栄養管理
5b 短腸症候群
5c 人工肛門造設後
5d 食道手術
5e 消化器以外の術後
15 小児疾患
小児の特異性(新村)
小児の病態生理(新村)
1 栄養失調症
2 消化不良症・下痢症
3 周期性嘔吐症(自家中毒症・アセトン血性嘔吐症)
4 牛乳過敏症(牛乳アレルギー)
5 小児腎臓病
5a 遺伝性腎炎
5b 溶連菌感染後急性糸球体腎炎
5c 慢性腎炎
5d ネフローゼ症候群
5e 尿路感染症
6 小児糖尿病
7 先天性代謝異常症
7a フェニルケトン尿症
7b ヒスチジン血症
7c ホモシスチン尿症
7d メープルシロップ尿症
7e ガラクトース血症
食事療法・栄養療法(小松)
1 先天性代謝異常症
2 乳児下痢症
3 小児腎臓病
4 小児糖尿病
5 小児肥満
16 高齢者
高齢者の生理・病態(松月・小松)
1 高齢者の特異性
2 高齢者の症候と疾患
3 高齢者に多くみられる障害
4 高齢者の褥瘡
5 高齢者の栄養問題
食事療法・栄養療法(松月・小松)
1 高齢者の栄養管理
2 障害がある場合の栄養管理
3 褥瘡
4 介護保険制度と食生活支援サービス
Part2 新しい臨床栄養の基礎知識
1 臨床栄養学の意義と目的(小松)
1 臨床栄養学の目的
2 栄養療法により期待される効果
3 QOL(生活の質・人生の質)と臨床栄養
4 ターミナルケア(終末期医療)
2 医療と臨床栄養(小松)
1 チーム医療
2 入院時食事療養制度と診療報酬(栄養管理実施料・栄養食事指導料)
3 医の倫理と生命倫理
4 患者の権利
3 栄養法(鷲澤・小松)
1 栄養法の種類と選択
2 経静脈栄養法
3 経腸栄養法
4 経口栄養法
4 福祉・介護と臨床栄養(松月・小松)
1 障害の分類
2 わが国の介護福祉制度と栄養ケア
5 栄養評価(小松)
1 臨床栄養管理が重要になってきた背景と栄養士の役割
2 医療の現場で発生しやすい低栄養とは
3 栄養評価の目的
4 臨床診査
5 栄養評価指標として直接用いられる情報
6 栄養評価の実際
7 栄養評価のモニタリング
6 栄養ケアプラン(小松・松月)
1 栄養ケアプランとは
2 栄養ケアプランの作成
3 栄養教育
4 他の医療職種やサービスとの連携
7 食物と薬剤の相互作用(佐藤)
1 薬剤の吸収による効果と副作用
2 食物と医薬品の相互作用の例
3 薬剤による食物や栄養素摂取に与える影響
8 臨床検査(佐藤・本間)
臨床検査の基礎知識
1 末梢血液検査
2 血液生化学検査
2a 糖代謝
2b 血清たんぱくと分画
2c 血清脂質
2d 電解質
2e その他
3 尿検査
4 糞便検査
5 細菌検査
6 免疫学的検査
7 臓器機能検査
7a 腎機能検査
7b 肝機能検査
7c 膵機能検査
8 腫瘍マーカー
9 動脈血ガス分析
10 生理学的検査
付録
1 おもな疾患の治療薬一覧
2 略語一覧
3 日本人の食事摂取基準(2005年版)
4 静脈・経腸栄養剤一覧
参考文献
索引
1 胃・腸
消化器疾患の病態生理(佐藤)
1 胃炎
2 胃・十二指腸潰瘍
3 胃癌
4 下痢・便秘
5 過敏性腸症候群
6 炎症性腸疾患
6a 潰瘍性大腸炎
6b クローン病
7大腸癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 胃・十二指腸疾患
2 胃癌
3 下痢・便秘
3a 下痢
3b 便秘
4 過敏性腸症候群
5 炎症性腸疾患
5a 潰瘍性大腸炎
5b クローン病
6 大腸癌
2 肝・胆・膵
肝臓・胆・膵臓疾患の病態生理(本間)
1 肝炎
1a 急性ウイルス肝炎
1b 慢性肝炎
2 肝硬変症
3 肝癌
4 脂肪肝
5 胆石・胆炎
5a 胆石
5b 胆炎
6 膵炎
6a 急性膵炎
6b 慢性膵炎
7 膵癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 急性肝炎・慢性肝炎
2 肝硬変
3 脂肪肝
4 胆石症
5 胆炎・胆管炎
6 膵炎
3 内分泌・代謝
内分泌・代謝疾患の病態生理(本間)
1 肥満・るいそう
1a 肥満症
1b るいそう
2 高脂血症
3 糖尿病
4 痛風
5 甲状腺機能亢進症・低下症
5a 甲状腺機能亢進症
5b 甲状腺機能低下症
食事療法・栄養療法(小松)
1 肥満
2 るいそう
3 高脂血症
4 糖尿病
5 痛風
6 甲状腺機能亢進症・低下症
4 循環器
循環器疾患の病態生理(本間)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
食事療法・栄養療法(小松)
1 動脈硬化症
2 高血圧症
3 虚血性心疾患
4 うっ血性心不全
5 脳卒中
5 呼吸器
呼吸器疾患の病態生理(佐藤)
1 上気道炎
2 肺炎
3 気管支喘息
4 慢性閉塞性肺疾患
5 肺癌
食事療法・栄養療法(小松)
1 肺炎
2 気管支喘息
3 慢性閉塞性肺疾患における栄養管理
6 腎臓
腎臓疾患の病態生理(佐藤)
1 糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 腎盂腎炎
4 腎不全
5 人工透析,腎移植
食事療法・栄養療法(小松)
1 糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 腎盂腎炎
4 急性腎不全
5 慢性腎不全
6 人工透析
7 糖尿病性腎症
7 血液
血液疾患の病態生理(佐藤)
1 鉄欠乏性貧血
2 その他の貧血:巨赤芽球性貧血など
食事療法・栄養療法(小松)
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
8 免疫・アレルギー
免疫・アレルギー疾患の病態生理(佐藤)
1 アレルギー疾患
2 自己免疫疾患
3 免疫不全症候群
食事療法・栄養療法(小松)
1 アレルギー疾患
1a 食物アレルギー
1b アトピー性皮膚炎
2 自己免疫疾患
2a 膠原病
3 免疫不全症候群
3a HIV感染
9 感染症
感染症の病態生理(佐藤)
1 急性熱性疾患
2 腸管感染症
3 慢性消耗性疾患
食事療法・栄養療法(小松)
1 急性熱性疾患
2 慢性消耗性疾患
2a 肺結核
10 骨・関節
骨・関節疾患の病態生理(佐藤)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
食事療法・栄養療法(小松)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
11 歯科
歯科疾患の病態生理(佐藤)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
食事療法・栄養療法(小松)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
12 栄養欠陥
低栄養の病態生理(佐藤)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素欠乏症および過剰症
食事療法・栄養療法(小松)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素
13 心身症
心身症の病態生理(本間)
1 神経性の摂食障害
1a 神経性食欲不振症
1b 神経性大食症
食事療法・栄養療法(小松)
1 神経性食欲不振症
14 外科
外科の病態生理(鷲澤)
1 胃の手術と術後後遺症
1a 胃・十二指腸潰瘍
1b 胃癌
2 肝・胆・膵の手術
3 短腸症候群
4 基礎疾患と外科手術
4a 糖尿病
4b 肝機能障害
4c 腎機能障害
4d 心機能障害
食事療法・栄養療法(鷲澤・小松)
1 術前の栄養ケアマネジメント
2 術中の栄養管理
3 術後の栄養ケアマネジメント
4 術後の栄養状態に影響する因子
5 疾患別の術後栄養管理
5a 胃術後の栄養管理
5b 短腸症候群
5c 人工肛門造設後
5d 食道手術
5e 消化器以外の術後
15 小児疾患
小児の特異性(新村)
小児の病態生理(新村)
1 栄養失調症
2 消化不良症・下痢症
3 周期性嘔吐症(自家中毒症・アセトン血性嘔吐症)
4 牛乳過敏症(牛乳アレルギー)
5 小児腎臓病
5a 遺伝性腎炎
5b 溶連菌感染後急性糸球体腎炎
5c 慢性腎炎
5d ネフローゼ症候群
5e 尿路感染症
6 小児糖尿病
7 先天性代謝異常症
7a フェニルケトン尿症
7b ヒスチジン血症
7c ホモシスチン尿症
7d メープルシロップ尿症
7e ガラクトース血症
食事療法・栄養療法(小松)
1 先天性代謝異常症
2 乳児下痢症
3 小児腎臓病
4 小児糖尿病
5 小児肥満
16 高齢者
高齢者の生理・病態(松月・小松)
1 高齢者の特異性
2 高齢者の症候と疾患
3 高齢者に多くみられる障害
4 高齢者の褥瘡
5 高齢者の栄養問題
食事療法・栄養療法(松月・小松)
1 高齢者の栄養管理
2 障害がある場合の栄養管理
3 褥瘡
4 介護保険制度と食生活支援サービス
Part2 新しい臨床栄養の基礎知識
1 臨床栄養学の意義と目的(小松)
1 臨床栄養学の目的
2 栄養療法により期待される効果
3 QOL(生活の質・人生の質)と臨床栄養
4 ターミナルケア(終末期医療)
2 医療と臨床栄養(小松)
1 チーム医療
2 入院時食事療養制度と診療報酬(栄養管理実施料・栄養食事指導料)
3 医の倫理と生命倫理
4 患者の権利
3 栄養法(鷲澤・小松)
1 栄養法の種類と選択
2 経静脈栄養法
3 経腸栄養法
4 経口栄養法
4 福祉・介護と臨床栄養(松月・小松)
1 障害の分類
2 わが国の介護福祉制度と栄養ケア
5 栄養評価(小松)
1 臨床栄養管理が重要になってきた背景と栄養士の役割
2 医療の現場で発生しやすい低栄養とは
3 栄養評価の目的
4 臨床診査
5 栄養評価指標として直接用いられる情報
6 栄養評価の実際
7 栄養評価のモニタリング
6 栄養ケアプラン(小松・松月)
1 栄養ケアプランとは
2 栄養ケアプランの作成
3 栄養教育
4 他の医療職種やサービスとの連携
7 食物と薬剤の相互作用(佐藤)
1 薬剤の吸収による効果と副作用
2 食物と医薬品の相互作用の例
3 薬剤による食物や栄養素摂取に与える影響
8 臨床検査(佐藤・本間)
臨床検査の基礎知識
1 末梢血液検査
2 血液生化学検査
2a 糖代謝
2b 血清たんぱくと分画
2c 血清脂質
2d 電解質
2e その他
3 尿検査
4 糞便検査
5 細菌検査
6 免疫学的検査
7 臓器機能検査
7a 腎機能検査
7b 肝機能検査
7c 膵機能検査
8 腫瘍マーカー
9 動脈血ガス分析
10 生理学的検査
付録
1 おもな疾患の治療薬一覧
2 略語一覧
3 日本人の食事摂取基準(2005年版)
4 静脈・経腸栄養剤一覧
参考文献
索引