序
1976年に最初の歯の移植(以下,移植)を行ってから約40年の歳月が流れた.当時は,深在性カリエスに対して矯正的挺出などによる保存方法は存在せず,歯肉縁下数ミリに及ぶケースは抜歯されることが一般的であったため,対合歯のない智歯が存在した場合に移植を行ってきた.
インプラント適用の場合と同様,重要なことは,どんなに努力しても本当にその歯を保存できないのか否か,すなわち,真に移植の適応症なのかを慎重にみきわめることである.移植であっても,安易な抜歯後に行われるとすれば,侵襲的,非保存的治療になることを銘記すべきなのである.
また当初は,保存不可能な歯を抜歯して智歯などの不要な歯と置換する移植がほとんどであったが,その後,遊離端欠損や長い中間欠損などの欠損歯列の症例において「ここに1本の歯があれば」と願うケースに数多く出会うようになり,海外ではあまりみられない欠損補綴の支台歯としての活用例が増加してきた.本書ではこのような例にも対応できるよう多くの症例を提示した.
近年,特にインプラントの普及に伴い,安易に抜歯が行われる傾向が強くなってきた.このことは,努力すれば保存できる歯が抜歯と診断され,インプラントもしくは他の処置を勧められたとして,セカンドオピニオンを求めて来院する患者が急増している日常臨床からも感じられる.また,経験の浅い臨床家に処置の模範を示さなければならないはずの内外の臨床雑誌,書籍,講演会などにおいてさえ,この傾向がみられるのは残念である.さらには広く行われている講習会,講演会の案内をみても,歯の保存のために努力する内容のものは少なく,抜歯後に行われるインプラントに関するものが多く,今後の歯科医療の方向はこれでよいのだろうかと不安を覚える.
歯科医療の最大の目標は何と言っても歯と歯列の保存であることに異論を挟む余地はない.本書では究極の保存治療である歯の移植・再植について,多くの長期経過を有する症例を提示した.このことにより,短期経過例からは把握できない移植・再植の本質に迫ることができたと考えている.
また,本書の特徴として,基礎理論の記載は必要最小限に絞り,臨床の実際の記載に重点をおいた.具体的には術式,術後管理をわかりやすく視覚的,具体的に示し,さまざまな例に対応できるよう多くの類似,参考症例をすぐに探せるよう構成を工夫した.日常臨床において読者が直面するケースに似た症例を,容易にみつけ出せるよう多種多様な症例を用意したため,事典的に活用できると考える.そして,自然にレベルアップをはかれるよう容易な症例から難症例へと段階的に提示することにも配慮した.
本書の内容をより幅広く,包括的にするため,4人の先生方にご執筆いただいた.
移植の際,上顎洞底挙上術を卓越した外科手技で安全に多く手がけておられる塚原宏泰先生,部分床義歯の鉤歯というきわめて難しい移植歯の活用を長期経過観察のもと適切に行っておられる仲村裕之先生,移植の適用の診断や予後確認にあたってCTを必要最小限の範囲で用いて堅実な治療を行っておられる猪狩寛晶先生と梅津 修先生に感謝申し上げます.
また,本書に掲載した症例における補綴物の作製をしていただいた歯科技工士の秋吉 洋氏,小川 英氏,日々の診療で私を支えてくれた医院のスタッフに感謝申し上げます.
本書は,実践的な内容を中心にまとめたが,『歯根膜による再生治療』(2009年医歯薬出版)をあわせてお読みいただければ,理論背景をなす基礎の知見も十分に得られるものと考えている.
最後に,一冊の本を書き終えて考えることは,まず第一に本の内容が読者にとって有益な内容となっているかどうかであるが,同時に,わかりやすい表現になっているかどうか,さらに,全体が理解しやすい構成になっているかどうかということである.本書は当初の予定より大幅に発行が遅れたが,脱稿後2年以上,推敲を重ね,内容の吟味,構成の工夫に多くの時間をかけた.その陰には担当編集者,デザイナー,イラストレーターの方々のご尽力があったことをここに記し,心からのお礼を申し上げたい.
2016年4月
下地 勲
1976年に最初の歯の移植(以下,移植)を行ってから約40年の歳月が流れた.当時は,深在性カリエスに対して矯正的挺出などによる保存方法は存在せず,歯肉縁下数ミリに及ぶケースは抜歯されることが一般的であったため,対合歯のない智歯が存在した場合に移植を行ってきた.
インプラント適用の場合と同様,重要なことは,どんなに努力しても本当にその歯を保存できないのか否か,すなわち,真に移植の適応症なのかを慎重にみきわめることである.移植であっても,安易な抜歯後に行われるとすれば,侵襲的,非保存的治療になることを銘記すべきなのである.
また当初は,保存不可能な歯を抜歯して智歯などの不要な歯と置換する移植がほとんどであったが,その後,遊離端欠損や長い中間欠損などの欠損歯列の症例において「ここに1本の歯があれば」と願うケースに数多く出会うようになり,海外ではあまりみられない欠損補綴の支台歯としての活用例が増加してきた.本書ではこのような例にも対応できるよう多くの症例を提示した.
近年,特にインプラントの普及に伴い,安易に抜歯が行われる傾向が強くなってきた.このことは,努力すれば保存できる歯が抜歯と診断され,インプラントもしくは他の処置を勧められたとして,セカンドオピニオンを求めて来院する患者が急増している日常臨床からも感じられる.また,経験の浅い臨床家に処置の模範を示さなければならないはずの内外の臨床雑誌,書籍,講演会などにおいてさえ,この傾向がみられるのは残念である.さらには広く行われている講習会,講演会の案内をみても,歯の保存のために努力する内容のものは少なく,抜歯後に行われるインプラントに関するものが多く,今後の歯科医療の方向はこれでよいのだろうかと不安を覚える.
歯科医療の最大の目標は何と言っても歯と歯列の保存であることに異論を挟む余地はない.本書では究極の保存治療である歯の移植・再植について,多くの長期経過を有する症例を提示した.このことにより,短期経過例からは把握できない移植・再植の本質に迫ることができたと考えている.
また,本書の特徴として,基礎理論の記載は必要最小限に絞り,臨床の実際の記載に重点をおいた.具体的には術式,術後管理をわかりやすく視覚的,具体的に示し,さまざまな例に対応できるよう多くの類似,参考症例をすぐに探せるよう構成を工夫した.日常臨床において読者が直面するケースに似た症例を,容易にみつけ出せるよう多種多様な症例を用意したため,事典的に活用できると考える.そして,自然にレベルアップをはかれるよう容易な症例から難症例へと段階的に提示することにも配慮した.
本書の内容をより幅広く,包括的にするため,4人の先生方にご執筆いただいた.
移植の際,上顎洞底挙上術を卓越した外科手技で安全に多く手がけておられる塚原宏泰先生,部分床義歯の鉤歯というきわめて難しい移植歯の活用を長期経過観察のもと適切に行っておられる仲村裕之先生,移植の適用の診断や予後確認にあたってCTを必要最小限の範囲で用いて堅実な治療を行っておられる猪狩寛晶先生と梅津 修先生に感謝申し上げます.
また,本書に掲載した症例における補綴物の作製をしていただいた歯科技工士の秋吉 洋氏,小川 英氏,日々の診療で私を支えてくれた医院のスタッフに感謝申し上げます.
本書は,実践的な内容を中心にまとめたが,『歯根膜による再生治療』(2009年医歯薬出版)をあわせてお読みいただければ,理論背景をなす基礎の知見も十分に得られるものと考えている.
最後に,一冊の本を書き終えて考えることは,まず第一に本の内容が読者にとって有益な内容となっているかどうかであるが,同時に,わかりやすい表現になっているかどうか,さらに,全体が理解しやすい構成になっているかどうかということである.本書は当初の予定より大幅に発行が遅れたが,脱稿後2年以上,推敲を重ね,内容の吟味,構成の工夫に多くの時間をかけた.その陰には担当編集者,デザイナー,イラストレーターの方々のご尽力があったことをここに記し,心からのお礼を申し上げたい.
2016年4月
下地 勲
序文
Visual Contents
1章 どのようなケースから始めて,レベルアップしていけばよいか?
(下地 勲)
I はじめに
1 移植の適応の前提
2 臨床導入の実際
II 意図的再植
Case 1 意図的再植の症例
III 外科的挺出
Case 2 外科的挺出の症例
IV 歯根未完成歯の移植
Case 3 歯根未完成歯の抜歯窩への移植例
V 歯根完成歯の移植
1 抜歯窩への直後移植
Case 4 歯根完成歯の抜歯窩への直後移植例
2 治癒期の抜歯窩への移植
Case 5 歯根完成歯による治癒期の抜歯窩への移植例
3 無歯顎堤部への移植
Case 6 無歯顎堤遊離端1歯欠損への移植例
2章 意図的再植
(下地 勲)
I はじめに
II 意図的再植の実際
1 意図的再植の目的と問題点
2 意図的再植の適応
1−適応の前提 2−適応症
3 意図的再植の成功率―移植との比較
意図的再植の成功率に関与する因子
4 意図的再植の術式と術後管理
1−再植歯の術前処置 2−術式 3−術後管理
5 意図的再植の症例
Case 1 意図的再植を他院より依頼された症例(通常の根管治療で治癒しなかった症例)
Case 2 根尖部の破折器具が除去できない症例
Case 3 根尖部の彎曲が強く,再根治が奏効しなかった症例
Case 4 根管内の穿孔を根管治療で封鎖できなかった症例
III 外傷歯の再植
1 外傷歯の分類
2 外傷歯の予後に関する因子
3 外傷歯の再植の特殊性
4 外傷歯に対する一般的な認識と今後の課題
5 保存液に関する新しい情報
Case 5 外傷歯の再植例(厳密には外科的挺出の症例)
3章 外科的挺出
(下地 勲)
I はじめに
外科的挺出が適応できる歯の条件
II 外科的挺出と矯正的挺出の使い分け
1 原則的には矯正的挺出を優先
2 外科的挺出が矯正的挺出より有利な場合
III 外科的挺出の適応と臨床の実際
1 外科的挺出の適応症
2 外科的挺出の術式,術後管理
1−術前処置 2−術式 3−術後管理
3 外科的挺出の症例
Case 1 5|の骨縁下カリエスと穿孔の症例
Case 2 外科的挺出が矯正的挺出より有利な症例
Case 3 全顎に及ぶ多数の骨縁下カリエスの症例
Case 4 キーティース3|3の骨縁下カリエスの症例
IV 外科的挺出の予後
1 文献的考察
2 筆者の臨床結果と考察
4章 歯根未完成歯の移植
(下地 勲)
I はじめに―成功の基準と特徴
II 移植後の歯髄治癒と歯髄壊死の診断
1 X線写真による診断
1−歯髄腔の閉鎖による診断 2−根尖孔の閉鎖による診断
3−根尖周囲の陰影による診断 4−炎症性歯根吸収による診断
2 歯髄診断器による診断
1−歯髄診断器による知覚反応検査(電気歯髄診)の信頼性
2−電気歯髄診の位置づけとPCOとの関連
III 歯根未完成歯の移植の症例
1 歯髄治癒を示す症例
Case 1 歯髄治癒に加えて遠心部歯周組織が改善された症例
Case 2 歯髄治癒と歯根成長を示す移植例
Case 3 歯髄治癒と歯根成長を示す小臼歯の症例
Case 4 歯根成長が十分でない歯髄治癒を示す長期経過症例
Case 5 歯髄腔の閉鎖が少ない歯髄治癒の症例
2 歯髄壊死の症例
Case 6 歯髄壊死が起こった症例
3 歯髄治癒から歯髄壊死に転じた症例
Case 7 移植15年後,歯髄治癒から歯髄壊死に転じた珍しい例
IV 移植後の歯髄治癒に影響を与える因子
1 歯根の発育段階
2 根尖孔の幅
3 移植歯の口腔外時間
4 その他の因子
V 歯髄腔閉鎖のメカニズム
1 歯冠部歯髄がいったん壊死に陥る場合
2 歯冠部歯髄が生存し続ける場合
VI 歯根未完成歯の移植時期
VII 歯根未完成歯移植と完成歯移植の比較
5章 歯根完成歯の移植
(下地 勲)
I はじめに
II 抜歯窩への直後移植
1 利点
2 直後移植を避けたい症例
Case 1 抜歯窩への直後移植(新鮮破折歯)の症例
Case 2 抜歯窩への直後移植(陳旧性破折歯)の症例
III 治癒期の抜歯窩への移植
1 適応症
2 適応について慎重な検討を要する症例
3 欠点
4 術式のポイント
Case 3 治癒期の抜歯窩への移植の症例
IV 無歯顎堤への移植
Case 4 上顎片側性無歯顎遊離端欠損への移植例
V 抜歯窩+無歯顎堤への移植
Case 5 抜歯窩+無歯顎堤への直後移植の組み合わせ症例
VI 抜歯直後移植と無歯顎堤への移植の違い
1 治癒の早さと形態
2 基礎の知見にみる2つの移植後の治癒像
1−細胞 2−線維 3−血管 4−神経
6章 歯の移植が有効な欠損歯列
I はじめに(下地 勲)
II 中間1歯欠損
Case 1 埋伏智歯の移植により中間1歯欠損を防止できた症例
III 遊離端1歯欠損
Case 2 歯の移植により遊離端1歯欠損を防止できた症例
IV 長い中間欠損
Case 3 無歯顎堤部への移植により長い中間欠損を防止できた症例
V 前遊離端欠損
Case 4 矯正的挺出と外科的挺出により遊離端欠損を防止できた症例
VI 遊離端欠損(特に片側遊離端欠損)
1 矯正治療のため要抜歯となった歯または歯根を活用
2 片側遊離端1歯(7番)欠損にも有効な歯の移植
Case 5 歯の移植により片側遊離端欠損(下顎)から歯列改変できた症例
VII 遊離端欠損+中間欠損
Case 6 分割歯根の移植により片側遊離端欠損+中間欠損を防止できた症例
VIII 部分床義歯への適応
1 部分床義歯の鉤歯としての移植(仲村裕之)
Case 7 可撤性義歯の鉤歯として24年間機能している歯の移植症例
Case 8 可撤性義歯の鉤歯として約21年間機能している歯の移植症例
Case 9 最後の咬合支持を歯の移植で死守している症例
2 移植歯を部分床義歯のサポートに活用した症例(下地 勲)
Case 10 移植歯をコーピングにして義歯の沈下を防止した症例
7章 歯の移植術式
(下地 勲)
I 歯根完成歯の移植
1 術前検査
1−移植歯の検査 2−受容床の検査
2 術式
1−局所麻酔 2−移植歯の処置 3−受容床の切開,剥離
4−移植歯の計測 5−ソケットの一次形成 6−ソケットの二次形成
7−移植歯の挿入 8−縫合 9−固定
3 術後管理
1−歯周組織治癒期(移植直後から固定除去までの3週間)
2−歯根吸収観察・対応期(移植直後3週間〜1年)
Case 1 症例でみる術式(治癒期の抜歯窩への移植)
II 歯根未完成歯の移植
1 術前検査
1−移植歯の検査 2−受容床の検査
2 術式
1−歯根未完成歯移植の術式の流れ
3 術後管理
1−術後管理の目標 2−術後管理のスケジュール
8章 むずかしい歯の移植の症例にどう対応するか?
I はじめに―再生機能を引き出す(下地 勲)
II 骨増生による対応
1 移植後,骨欠損部に骨が増えるメカニズム
1−移植歯の歯根膜が再生機能を発揮するメカニズム
2−再生が起こるには「足場」としての構造的条件も必要
2 受容床の壁が1つだけ欠損している場合の対応
1−足場として自家骨を利用
Case 1 足場として受容床の自家骨を利用した症例
Case 2 足場として移植歯の自家骨を利用した症例1
Case 3 足場として移植歯の自家骨を利用した症例2
2−足場として肉芽組織を利用
Case 4 受容床の骨壁が1つだけ欠損―足場として肉芽組織を利用した症例
3 受容床の壁が2つ以上欠損している症例
Case 5 受容床の骨壁が頬舌的に根尖まで失われた症例
Case 6 受容床の歯槽骨と付着歯肉が根尖付近まで失われた症例
Case 7 重度の歯周炎で自然脱落した歯の歯槽骨がほとんど消失(付着ゼロ)した症例
III 可能な角度で埋入後,整直する対応
Case 8 受容床が狭すぎたため移植歯を深く傾斜埋入した後,矯正により整直した症例
Case 9 受容床が狭すぎたため移植歯を傾斜埋入した後,自然移動で整直した症例
IV 上顎洞底の低い症例への対応(塚原宏泰)
1 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植法―上顎洞への対応
Case 10 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への移植症例1
2 歯の移植の場合,どの術式を選択すべきか―ラテラルウィンドウかソケットリフトか
3 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植の診断および術前準備のポイント
4 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植の術式
Case 11 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への移植症例2
5 ソケットリフトを用いた歯の移植の術後管理
Case 12 ソケットリフトを用いた3歯の移植
6 Case 10〜12のまとめ
9章 インプラントが必要な欠損歯列ー移植適用が困難な場合
(下地 勲)
I はじめに
なぜ,どのようにインプラントを導入したのか?
II インプラントが特に有効な欠損歯列
1 片側遊離端欠損
Case 1 下顎片側遊離端欠損へのインプラント(天然歯を救うための対応)
2 長い中間欠損
Case 2 下顎の長い中間欠損へのインプラント(顎堤が狭すぎて移植が困難な症例)
3 中間1歯欠損
Case 3 中間1歯欠損へのインプラント(6|の保護)
III 歯の移植とインプラントの共存
Case 4 歯の移植とインプラントの共存例1
Case 5 歯の移植とインプラントの共存例2
10章 歯の移植と矯正治療
(下地 勲)
I はじめに
1 移植より移動が優先
2 矯正治療で抜去される歯の活用
II 歯の移動か歯の移植か?―処置方針の選択
1−歯の移植=歯根膜の再生機能を活用
2−歯の移動=歯根膜の恒常性維持機能を活用
1 矯正移動
Case 1 移植と矯正的移動により左右臼歯部の咬合支持を獲得した症例
Case 2 移植でなく矯正的移動を行った症例
2 自然移動
Case 3 移植でなく自然移動を促した症例
III 矯正治療で抜去した歯を移植に活用
1 歯根完成歯
Case 4 矯正治療(上顎前突)で抜去した歯を移植した症例
Case 5 矯正治療(下顎前突)で抜去した歯を移植した症例
2 歯根未完成歯
Case 6 移植と矯正を組み合わせた症例(54|5 |5先欠の珍しいケース)
Case 7 移植と矯正を組み合わせた症例(54|45先欠の珍しいケース)
3 矯正を前提とする移植の問題点
11章 歯の移植におけるCTの活用
I はじめに(下地 勲)
II 診断および治療方針立案におけるCTの活用(猪狩寛晶)
Case 1 歯の移植により遊離端欠損および中間欠損を回避した症例
Case 2 歯の移植と歯の移動により臼歯部の咬合支持を確保した症例
III 治療の評価と経過観察におけるCTの活用(梅津 修)
Case 3 顎堤の幅と高さが不足している症例
Case 4 顎堤の高さが不足している症例
まとめ
12章 歯の移植後のトラブルと対応
(下地 勲)
I はじめに
II 歯根吸収
1 歯根吸収の種類
2 歯根吸収の発生メカニズム
3 各歯根吸収の関係と大まかな流れ
III 歯根吸収の診断と対応
1 表面歯根吸収
2 炎症性歯根吸収
1−診断 2−X線写真による診断の限界
3−予防を前提にした移植の方法 4−対応
Case 1 炎症性歯根吸収の症例
3 置換性歯根吸収
1−診断 2−診断の留意点と限界 3−予防を前提にした移植の方法
4−対応 5−一時性置換性歯根吸収
Case 2 置換性歯根吸収の症例
Case 3 一時性置換性歯根吸収の症例
4 炎症性歯根吸収と置換性歯根吸収の相互移行
Case 4 置換性歯根吸収から炎症性歯根吸収へ移行した症例
IV 歯根吸収と骨吸収のメカニズムとの関連
V 付着の部分的非獲得
1 付着の部分的非獲得とは
2 細菌性因子の関与
1−移植歯 2−受容側 3−術中の感染予防対策
Case 5 細菌性因子が関与した歯周病罹患歯を移植歯として利用した症例
3 物理的因子などの関与
1−移植歯自体が有する問題点と予防策 2−固定用材料による問題点と予防策
Case 6 物理的因子などが関与したと思われる付着の部分的非獲得の症例
13章 歯の移植に関するQ&A
(下地 勲)
移植歯の歯内療法の時期に関する Q&A
Q1:移植歯が生活歯の場合,抜髄は移植前と後のどちらがよいか?
移植歯を抜去する際に行う「歯を動揺させる処置」に関するQ&A
Q2:移植歯を抜去する際,術前に「歯を動揺させる処置」を行ったほうがよいか?
Andreasenの基礎研究の結果に対する Q&A
Q3:歯根未完成歯の移植後,歯髄壊死を起こした場合,移植後8週間で80%以上が診断可能であるといわれるが,具体的にはどのような所見で判断すればよいのであろうか?
Q4:さまざまな研究により,破骨細胞による歯根吸収を防御しているのは歯根膜の最内層であることがわかっているが,移植歯を抜去した際,肉眼的に歯根膜が大きく剥がれ,その存在を確認することが困難な場合でも,ある程度の最内層は存在していると考えてよいのであろうか?
Q5:歯根未完成歯の移植後に歯髄腔の閉鎖(PCO)が生じて治癒が起こった後,一定の期間を経て根尖病変が生じる場合があるが,根管治療は行えるのか?
術式に関する Q&A
Q6:ソケットは,移植歯の歯根の大きさにぴったりと合わせて形成したほうがよいか?
Q7:移植歯に咬合圧を与える時期は,移植後に経過した期間によって決定するのか,移植歯の動揺度を基準に決定するのか?
Q8:移植歯の動揺に関しては,どのような点を目安に評価すればよいのか?
Q9:移植後,X線写真で経過観察していくときに気をつけてみなければいけない点は何か?
Q10:水酸化カルシウム製剤は具体的には何を使うのか?
Q11:有髄歯と失活歯を移植する場合,それぞれ気をつける点は何か?
Q12:移植後にMTMや矯正をしたいとき,移植後,どれくらいの期間が経過した時点で開始すればよいか?
Q13:根尖近くが彎曲している移植歯を抜去したとき,根尖2〜3mmが欠けてしまう場合がある.このような場合,そのまま移植してよいのか,それとも移植をあきらめたほうがよいのか?
本書で使用された覚えておきたい英語一覧
参考文献
索引
Visual Contents
1章 どのようなケースから始めて,レベルアップしていけばよいか?
(下地 勲)
I はじめに
1 移植の適応の前提
2 臨床導入の実際
II 意図的再植
Case 1 意図的再植の症例
III 外科的挺出
Case 2 外科的挺出の症例
IV 歯根未完成歯の移植
Case 3 歯根未完成歯の抜歯窩への移植例
V 歯根完成歯の移植
1 抜歯窩への直後移植
Case 4 歯根完成歯の抜歯窩への直後移植例
2 治癒期の抜歯窩への移植
Case 5 歯根完成歯による治癒期の抜歯窩への移植例
3 無歯顎堤部への移植
Case 6 無歯顎堤遊離端1歯欠損への移植例
2章 意図的再植
(下地 勲)
I はじめに
II 意図的再植の実際
1 意図的再植の目的と問題点
2 意図的再植の適応
1−適応の前提 2−適応症
3 意図的再植の成功率―移植との比較
意図的再植の成功率に関与する因子
4 意図的再植の術式と術後管理
1−再植歯の術前処置 2−術式 3−術後管理
5 意図的再植の症例
Case 1 意図的再植を他院より依頼された症例(通常の根管治療で治癒しなかった症例)
Case 2 根尖部の破折器具が除去できない症例
Case 3 根尖部の彎曲が強く,再根治が奏効しなかった症例
Case 4 根管内の穿孔を根管治療で封鎖できなかった症例
III 外傷歯の再植
1 外傷歯の分類
2 外傷歯の予後に関する因子
3 外傷歯の再植の特殊性
4 外傷歯に対する一般的な認識と今後の課題
5 保存液に関する新しい情報
Case 5 外傷歯の再植例(厳密には外科的挺出の症例)
3章 外科的挺出
(下地 勲)
I はじめに
外科的挺出が適応できる歯の条件
II 外科的挺出と矯正的挺出の使い分け
1 原則的には矯正的挺出を優先
2 外科的挺出が矯正的挺出より有利な場合
III 外科的挺出の適応と臨床の実際
1 外科的挺出の適応症
2 外科的挺出の術式,術後管理
1−術前処置 2−術式 3−術後管理
3 外科的挺出の症例
Case 1 5|の骨縁下カリエスと穿孔の症例
Case 2 外科的挺出が矯正的挺出より有利な症例
Case 3 全顎に及ぶ多数の骨縁下カリエスの症例
Case 4 キーティース3|3の骨縁下カリエスの症例
IV 外科的挺出の予後
1 文献的考察
2 筆者の臨床結果と考察
4章 歯根未完成歯の移植
(下地 勲)
I はじめに―成功の基準と特徴
II 移植後の歯髄治癒と歯髄壊死の診断
1 X線写真による診断
1−歯髄腔の閉鎖による診断 2−根尖孔の閉鎖による診断
3−根尖周囲の陰影による診断 4−炎症性歯根吸収による診断
2 歯髄診断器による診断
1−歯髄診断器による知覚反応検査(電気歯髄診)の信頼性
2−電気歯髄診の位置づけとPCOとの関連
III 歯根未完成歯の移植の症例
1 歯髄治癒を示す症例
Case 1 歯髄治癒に加えて遠心部歯周組織が改善された症例
Case 2 歯髄治癒と歯根成長を示す移植例
Case 3 歯髄治癒と歯根成長を示す小臼歯の症例
Case 4 歯根成長が十分でない歯髄治癒を示す長期経過症例
Case 5 歯髄腔の閉鎖が少ない歯髄治癒の症例
2 歯髄壊死の症例
Case 6 歯髄壊死が起こった症例
3 歯髄治癒から歯髄壊死に転じた症例
Case 7 移植15年後,歯髄治癒から歯髄壊死に転じた珍しい例
IV 移植後の歯髄治癒に影響を与える因子
1 歯根の発育段階
2 根尖孔の幅
3 移植歯の口腔外時間
4 その他の因子
V 歯髄腔閉鎖のメカニズム
1 歯冠部歯髄がいったん壊死に陥る場合
2 歯冠部歯髄が生存し続ける場合
VI 歯根未完成歯の移植時期
VII 歯根未完成歯移植と完成歯移植の比較
5章 歯根完成歯の移植
(下地 勲)
I はじめに
II 抜歯窩への直後移植
1 利点
2 直後移植を避けたい症例
Case 1 抜歯窩への直後移植(新鮮破折歯)の症例
Case 2 抜歯窩への直後移植(陳旧性破折歯)の症例
III 治癒期の抜歯窩への移植
1 適応症
2 適応について慎重な検討を要する症例
3 欠点
4 術式のポイント
Case 3 治癒期の抜歯窩への移植の症例
IV 無歯顎堤への移植
Case 4 上顎片側性無歯顎遊離端欠損への移植例
V 抜歯窩+無歯顎堤への移植
Case 5 抜歯窩+無歯顎堤への直後移植の組み合わせ症例
VI 抜歯直後移植と無歯顎堤への移植の違い
1 治癒の早さと形態
2 基礎の知見にみる2つの移植後の治癒像
1−細胞 2−線維 3−血管 4−神経
6章 歯の移植が有効な欠損歯列
I はじめに(下地 勲)
II 中間1歯欠損
Case 1 埋伏智歯の移植により中間1歯欠損を防止できた症例
III 遊離端1歯欠損
Case 2 歯の移植により遊離端1歯欠損を防止できた症例
IV 長い中間欠損
Case 3 無歯顎堤部への移植により長い中間欠損を防止できた症例
V 前遊離端欠損
Case 4 矯正的挺出と外科的挺出により遊離端欠損を防止できた症例
VI 遊離端欠損(特に片側遊離端欠損)
1 矯正治療のため要抜歯となった歯または歯根を活用
2 片側遊離端1歯(7番)欠損にも有効な歯の移植
Case 5 歯の移植により片側遊離端欠損(下顎)から歯列改変できた症例
VII 遊離端欠損+中間欠損
Case 6 分割歯根の移植により片側遊離端欠損+中間欠損を防止できた症例
VIII 部分床義歯への適応
1 部分床義歯の鉤歯としての移植(仲村裕之)
Case 7 可撤性義歯の鉤歯として24年間機能している歯の移植症例
Case 8 可撤性義歯の鉤歯として約21年間機能している歯の移植症例
Case 9 最後の咬合支持を歯の移植で死守している症例
2 移植歯を部分床義歯のサポートに活用した症例(下地 勲)
Case 10 移植歯をコーピングにして義歯の沈下を防止した症例
7章 歯の移植術式
(下地 勲)
I 歯根完成歯の移植
1 術前検査
1−移植歯の検査 2−受容床の検査
2 術式
1−局所麻酔 2−移植歯の処置 3−受容床の切開,剥離
4−移植歯の計測 5−ソケットの一次形成 6−ソケットの二次形成
7−移植歯の挿入 8−縫合 9−固定
3 術後管理
1−歯周組織治癒期(移植直後から固定除去までの3週間)
2−歯根吸収観察・対応期(移植直後3週間〜1年)
Case 1 症例でみる術式(治癒期の抜歯窩への移植)
II 歯根未完成歯の移植
1 術前検査
1−移植歯の検査 2−受容床の検査
2 術式
1−歯根未完成歯移植の術式の流れ
3 術後管理
1−術後管理の目標 2−術後管理のスケジュール
8章 むずかしい歯の移植の症例にどう対応するか?
I はじめに―再生機能を引き出す(下地 勲)
II 骨増生による対応
1 移植後,骨欠損部に骨が増えるメカニズム
1−移植歯の歯根膜が再生機能を発揮するメカニズム
2−再生が起こるには「足場」としての構造的条件も必要
2 受容床の壁が1つだけ欠損している場合の対応
1−足場として自家骨を利用
Case 1 足場として受容床の自家骨を利用した症例
Case 2 足場として移植歯の自家骨を利用した症例1
Case 3 足場として移植歯の自家骨を利用した症例2
2−足場として肉芽組織を利用
Case 4 受容床の骨壁が1つだけ欠損―足場として肉芽組織を利用した症例
3 受容床の壁が2つ以上欠損している症例
Case 5 受容床の骨壁が頬舌的に根尖まで失われた症例
Case 6 受容床の歯槽骨と付着歯肉が根尖付近まで失われた症例
Case 7 重度の歯周炎で自然脱落した歯の歯槽骨がほとんど消失(付着ゼロ)した症例
III 可能な角度で埋入後,整直する対応
Case 8 受容床が狭すぎたため移植歯を深く傾斜埋入した後,矯正により整直した症例
Case 9 受容床が狭すぎたため移植歯を傾斜埋入した後,自然移動で整直した症例
IV 上顎洞底の低い症例への対応(塚原宏泰)
1 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植法―上顎洞への対応
Case 10 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への移植症例1
2 歯の移植の場合,どの術式を選択すべきか―ラテラルウィンドウかソケットリフトか
3 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植の診断および術前準備のポイント
4 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への歯の移植の術式
Case 11 ソケットリフトを用いた上顎臼歯部への移植症例2
5 ソケットリフトを用いた歯の移植の術後管理
Case 12 ソケットリフトを用いた3歯の移植
6 Case 10〜12のまとめ
9章 インプラントが必要な欠損歯列ー移植適用が困難な場合
(下地 勲)
I はじめに
なぜ,どのようにインプラントを導入したのか?
II インプラントが特に有効な欠損歯列
1 片側遊離端欠損
Case 1 下顎片側遊離端欠損へのインプラント(天然歯を救うための対応)
2 長い中間欠損
Case 2 下顎の長い中間欠損へのインプラント(顎堤が狭すぎて移植が困難な症例)
3 中間1歯欠損
Case 3 中間1歯欠損へのインプラント(6|の保護)
III 歯の移植とインプラントの共存
Case 4 歯の移植とインプラントの共存例1
Case 5 歯の移植とインプラントの共存例2
10章 歯の移植と矯正治療
(下地 勲)
I はじめに
1 移植より移動が優先
2 矯正治療で抜去される歯の活用
II 歯の移動か歯の移植か?―処置方針の選択
1−歯の移植=歯根膜の再生機能を活用
2−歯の移動=歯根膜の恒常性維持機能を活用
1 矯正移動
Case 1 移植と矯正的移動により左右臼歯部の咬合支持を獲得した症例
Case 2 移植でなく矯正的移動を行った症例
2 自然移動
Case 3 移植でなく自然移動を促した症例
III 矯正治療で抜去した歯を移植に活用
1 歯根完成歯
Case 4 矯正治療(上顎前突)で抜去した歯を移植した症例
Case 5 矯正治療(下顎前突)で抜去した歯を移植した症例
2 歯根未完成歯
Case 6 移植と矯正を組み合わせた症例(54|5 |5先欠の珍しいケース)
Case 7 移植と矯正を組み合わせた症例(54|45先欠の珍しいケース)
3 矯正を前提とする移植の問題点
11章 歯の移植におけるCTの活用
I はじめに(下地 勲)
II 診断および治療方針立案におけるCTの活用(猪狩寛晶)
Case 1 歯の移植により遊離端欠損および中間欠損を回避した症例
Case 2 歯の移植と歯の移動により臼歯部の咬合支持を確保した症例
III 治療の評価と経過観察におけるCTの活用(梅津 修)
Case 3 顎堤の幅と高さが不足している症例
Case 4 顎堤の高さが不足している症例
まとめ
12章 歯の移植後のトラブルと対応
(下地 勲)
I はじめに
II 歯根吸収
1 歯根吸収の種類
2 歯根吸収の発生メカニズム
3 各歯根吸収の関係と大まかな流れ
III 歯根吸収の診断と対応
1 表面歯根吸収
2 炎症性歯根吸収
1−診断 2−X線写真による診断の限界
3−予防を前提にした移植の方法 4−対応
Case 1 炎症性歯根吸収の症例
3 置換性歯根吸収
1−診断 2−診断の留意点と限界 3−予防を前提にした移植の方法
4−対応 5−一時性置換性歯根吸収
Case 2 置換性歯根吸収の症例
Case 3 一時性置換性歯根吸収の症例
4 炎症性歯根吸収と置換性歯根吸収の相互移行
Case 4 置換性歯根吸収から炎症性歯根吸収へ移行した症例
IV 歯根吸収と骨吸収のメカニズムとの関連
V 付着の部分的非獲得
1 付着の部分的非獲得とは
2 細菌性因子の関与
1−移植歯 2−受容側 3−術中の感染予防対策
Case 5 細菌性因子が関与した歯周病罹患歯を移植歯として利用した症例
3 物理的因子などの関与
1−移植歯自体が有する問題点と予防策 2−固定用材料による問題点と予防策
Case 6 物理的因子などが関与したと思われる付着の部分的非獲得の症例
13章 歯の移植に関するQ&A
(下地 勲)
移植歯の歯内療法の時期に関する Q&A
Q1:移植歯が生活歯の場合,抜髄は移植前と後のどちらがよいか?
移植歯を抜去する際に行う「歯を動揺させる処置」に関するQ&A
Q2:移植歯を抜去する際,術前に「歯を動揺させる処置」を行ったほうがよいか?
Andreasenの基礎研究の結果に対する Q&A
Q3:歯根未完成歯の移植後,歯髄壊死を起こした場合,移植後8週間で80%以上が診断可能であるといわれるが,具体的にはどのような所見で判断すればよいのであろうか?
Q4:さまざまな研究により,破骨細胞による歯根吸収を防御しているのは歯根膜の最内層であることがわかっているが,移植歯を抜去した際,肉眼的に歯根膜が大きく剥がれ,その存在を確認することが困難な場合でも,ある程度の最内層は存在していると考えてよいのであろうか?
Q5:歯根未完成歯の移植後に歯髄腔の閉鎖(PCO)が生じて治癒が起こった後,一定の期間を経て根尖病変が生じる場合があるが,根管治療は行えるのか?
術式に関する Q&A
Q6:ソケットは,移植歯の歯根の大きさにぴったりと合わせて形成したほうがよいか?
Q7:移植歯に咬合圧を与える時期は,移植後に経過した期間によって決定するのか,移植歯の動揺度を基準に決定するのか?
Q8:移植歯の動揺に関しては,どのような点を目安に評価すればよいのか?
Q9:移植後,X線写真で経過観察していくときに気をつけてみなければいけない点は何か?
Q10:水酸化カルシウム製剤は具体的には何を使うのか?
Q11:有髄歯と失活歯を移植する場合,それぞれ気をつける点は何か?
Q12:移植後にMTMや矯正をしたいとき,移植後,どれくらいの期間が経過した時点で開始すればよいか?
Q13:根尖近くが彎曲している移植歯を抜去したとき,根尖2〜3mmが欠けてしまう場合がある.このような場合,そのまま移植してよいのか,それとも移植をあきらめたほうがよいのか?
本書で使用された覚えておきたい英語一覧
参考文献
索引




















