序
私たち歯科業界が,厳しい社会環境の中で,それでも大きな存在価値を認めていただいているのは,「健康を通して心豊かに生きる人生が提供できる」ということにあります.
その価値は,極めて尊い.
デンタルタイアップでは,歯科業界では馴染みがなかった「経営」というキーワードを,歯科業界に投げかけ続けています.最初は,ただの小石の一粒であったかもしれないものが,水面に小さな波紋が生じ,時間と共にその輪が少しずつ広がっているように見えます.
歯科医院においては,組織や人の尊重がみられ,互いの理解のうえで認め,尊重し合う体制から,本当の意味での「経営」が理解されつつあるようにも感じます.
本書は,デンタルタイアップが二〇一二年二月一二日に東京で開催した復興支援研修会「今だから考えなくてはならない.組織の中で働くとは生きるとは.歯科学と経営学の融合から,なすべきことを創造する」で講演いただいた先生方の素晴らしい講演内容を,そのままの形で社会に提供したいと考えました.
感動の研修会でした.
生き方そのものを心から揺さぶられる内容でした.当研修会にご参加いただきましたみなさまからも多くの讃辞と前向きなご質問をいただきました(質問につきましては,http://dental-tie-up.net/pdf/magazine/syoseki%20shitumon-kaitou.pdfをご参照ください).
会場にお見えになられなかった方々にも,この感激を感じていただき,志高き歯科医療をチーム一丸となって地域に提供していただきたいと思い,この度その研修会の内容をまとめました.
歯科学は,個々の患者さんを救う学問です.
経営学は組織としての体制を作り,個々の力を引き出す学問です.
今こそ,互いの学問を融合させ,地域を支援していきましょう.
今だからできること.
私たちの歯科医療を真摯に提供し続けるのみです.
私たち歯科業界が,厳しい社会環境の中で,それでも大きな存在価値を認めていただいているのは,「健康を通して心豊かに生きる人生が提供できる」ということにあります.
その価値は,極めて尊い.
デンタルタイアップでは,歯科業界では馴染みがなかった「経営」というキーワードを,歯科業界に投げかけ続けています.最初は,ただの小石の一粒であったかもしれないものが,水面に小さな波紋が生じ,時間と共にその輪が少しずつ広がっているように見えます.
歯科医院においては,組織や人の尊重がみられ,互いの理解のうえで認め,尊重し合う体制から,本当の意味での「経営」が理解されつつあるようにも感じます.
本書は,デンタルタイアップが二〇一二年二月一二日に東京で開催した復興支援研修会「今だから考えなくてはならない.組織の中で働くとは生きるとは.歯科学と経営学の融合から,なすべきことを創造する」で講演いただいた先生方の素晴らしい講演内容を,そのままの形で社会に提供したいと考えました.
感動の研修会でした.
生き方そのものを心から揺さぶられる内容でした.当研修会にご参加いただきましたみなさまからも多くの讃辞と前向きなご質問をいただきました(質問につきましては,http://dental-tie-up.net/pdf/magazine/syoseki%20shitumon-kaitou.pdfをご参照ください).
会場にお見えになられなかった方々にも,この感激を感じていただき,志高き歯科医療をチーム一丸となって地域に提供していただきたいと思い,この度その研修会の内容をまとめました.
歯科学は,個々の患者さんを救う学問です.
経営学は組織としての体制を作り,個々の力を引き出す学問です.
今こそ,互いの学問を融合させ,地域を支援していきましょう.
今だからできること.
私たちの歯科医療を真摯に提供し続けるのみです.
挨拶
「人財として人を育てる」−松下幸之助の考えと松下政経塾の人財育成−
(古山和宏)
1.松下幸之助が語る経営の三つの考え
2.経営理念とは
1−松下政経塾は,なぜできたのか
2−趣意書に書かれていること
3−理念は簡単にはつくれない
3.人間を磨き,志を磨く
1−松下幸之助の一言
2−建塾への道のり
3−人間を知ろうとする気持ち
4.人として
1−真実は現場にあり
2−ハガネのような心を育てる
ビデオ 松下政経塾塾長講話(昭和五九年収録)
5.指導者の心得
1−「運」と「愛敬」
2−松下政経塾の人材採用条件とは
6.松下幸之助の考える人生の成功者とは
1−与えられた天分を一〇〇%生かし切る
7.「感謝の心」と「謙虚な姿勢」
8.松下政経塾の塾頭として
「困難な状況でのリーダーの役割」−逆転の戦略思考−
(井上善海)
1.何を第一に優先させるのか
2.転職三回
3.“想定外”は失敗から学ぶしかない
4.戦略思考とは
5.視点を変えてみると見えないものが見えてくる
6.現在は「激動期」か
7.危険・事故・災害の記憶
8.戦略は環境適応
9.軍事戦略と企業戦略の違い
10.経営者に求められる能力
1−人を動かす「リーダーシップ」
2−人を育てる「マネジメント」
(1)ドラッカーのマネジメントを知るには
(2)マネジメントスタイル
(3)人材育成の三つの方法
3−コミュニケーション能力とは
11 .組織を動かすには
「経営理論を取り入れた歯科医院の変革」−歯科医院を変革させる戦略経営−
(小原啓子)
1.人生の苦悩は成長の証
1−若いときには,守られている
2−人生は,窮地を迎えることがある
2.経営とは何なのか
1−「経営学」は人生を変える
2−組織とは,いったい何なのか
3.人生の節目は必ず来る
1−一生一緒に働くなど無理なこと
2−組織の中での役割の変化
3−歯科医院の中での仕事の変化
4−悩めるときに,しっかり悩む
4.理念の重み
1−理念を創る苦しみ
2−社会の厳しさに比べたら
3−歯科医院は本当に多いのか
4−歯科医院での理念とは
5.組織という歯科医院の中で
1−感謝の言葉を言おう
2−歯科医院を選ぶ基準
3−守るべきルール
4−組織は戦略に従う
5−とことん話し合う
6−5Sをしよう
7−歯科医院を強くする
8−表の実力・裏の実力
9−新人育成で失敗しない体制を作ろう
10−組織は変わる
11−地域に認められれば,数字は変わる
「理念が育んだスタッフの意識改革」−理念公開から仕事意識の変化・新人育成まで−
(伊藤尚史)
1 伊藤歯科クリニック変革の過程
1−混乱期
2.理念公開
1−変革開始 理念公開
2−ブレーンストーミング
3.変革開始
1−対立するスタッフへの対処
2−スタッフの移り変わり
4.変革
1−視える化・5S
2−マニュアル
3−スタッフルーム
4−情報
5−整理
6−5Sの神髄「躾」
7−整頓
8−視える化
5.役割分担と組織作り
1−チーフの任命
2−予算の設定
3−共有の時間
4−新人教育
5−ドメインの絞り込み
6−予約ルールの策定
7−歯科衛生士業務
8−連携による変化
9−リスク管理
10−労働管理
6.まとめ
「人財として人を育てる」−松下幸之助の考えと松下政経塾の人財育成−
(古山和宏)
1.松下幸之助が語る経営の三つの考え
2.経営理念とは
1−松下政経塾は,なぜできたのか
2−趣意書に書かれていること
3−理念は簡単にはつくれない
3.人間を磨き,志を磨く
1−松下幸之助の一言
2−建塾への道のり
3−人間を知ろうとする気持ち
4.人として
1−真実は現場にあり
2−ハガネのような心を育てる
ビデオ 松下政経塾塾長講話(昭和五九年収録)
5.指導者の心得
1−「運」と「愛敬」
2−松下政経塾の人材採用条件とは
6.松下幸之助の考える人生の成功者とは
1−与えられた天分を一〇〇%生かし切る
7.「感謝の心」と「謙虚な姿勢」
8.松下政経塾の塾頭として
「困難な状況でのリーダーの役割」−逆転の戦略思考−
(井上善海)
1.何を第一に優先させるのか
2.転職三回
3.“想定外”は失敗から学ぶしかない
4.戦略思考とは
5.視点を変えてみると見えないものが見えてくる
6.現在は「激動期」か
7.危険・事故・災害の記憶
8.戦略は環境適応
9.軍事戦略と企業戦略の違い
10.経営者に求められる能力
1−人を動かす「リーダーシップ」
2−人を育てる「マネジメント」
(1)ドラッカーのマネジメントを知るには
(2)マネジメントスタイル
(3)人材育成の三つの方法
3−コミュニケーション能力とは
11 .組織を動かすには
「経営理論を取り入れた歯科医院の変革」−歯科医院を変革させる戦略経営−
(小原啓子)
1.人生の苦悩は成長の証
1−若いときには,守られている
2−人生は,窮地を迎えることがある
2.経営とは何なのか
1−「経営学」は人生を変える
2−組織とは,いったい何なのか
3.人生の節目は必ず来る
1−一生一緒に働くなど無理なこと
2−組織の中での役割の変化
3−歯科医院の中での仕事の変化
4−悩めるときに,しっかり悩む
4.理念の重み
1−理念を創る苦しみ
2−社会の厳しさに比べたら
3−歯科医院は本当に多いのか
4−歯科医院での理念とは
5.組織という歯科医院の中で
1−感謝の言葉を言おう
2−歯科医院を選ぶ基準
3−守るべきルール
4−組織は戦略に従う
5−とことん話し合う
6−5Sをしよう
7−歯科医院を強くする
8−表の実力・裏の実力
9−新人育成で失敗しない体制を作ろう
10−組織は変わる
11−地域に認められれば,数字は変わる
「理念が育んだスタッフの意識改革」−理念公開から仕事意識の変化・新人育成まで−
(伊藤尚史)
1 伊藤歯科クリニック変革の過程
1−混乱期
2.理念公開
1−変革開始 理念公開
2−ブレーンストーミング
3.変革開始
1−対立するスタッフへの対処
2−スタッフの移り変わり
4.変革
1−視える化・5S
2−マニュアル
3−スタッフルーム
4−情報
5−整理
6−5Sの神髄「躾」
7−整頓
8−視える化
5.役割分担と組織作り
1−チーフの任命
2−予算の設定
3−共有の時間
4−新人教育
5−ドメインの絞り込み
6−予約ルールの策定
7−歯科衛生士業務
8−連携による変化
9−リスク管理
10−労働管理
6.まとめ








