第3版の序
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法における対象者の人生を豊かにするために,質の高い作業療法が提供できるようになることである.そして,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,その理念を「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」として作らせていただいた.以上は,初版と第2版の序文で述べた内容の一部である.今回,第3版を作成させていただくことになったが,本書の目的と理念は変わらない.本書が作成された背景については初版の序文で述べているので確認されたい.
それでは,なぜ第3版を作成することになったかである.冒頭にも述べたが,現代社会には多様なニーズとサービスが存在する.さらには多様な価値観をもつ人々が共存・共生しなければならない.大切なことは自身の存在価値を認め,相手を思いやることである.そして,作業療法管理学は,作業療法士自身のキャリアマネジメントや人生設計にも関係することを知ってほしい.
第2版を作成したときは,新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で,人と人との接触は遮断・制限され,さまざまな行事が中止・延期された未曾有の状況であった.そのために国や自治体,さらには病院や学校などのさまざまな組織では,リーダーシップのあるリーダーが求められ,リスクマネジメントが遂行できるチームが求められた.現在は,パンデミック後の新たなる時代の入り口である.これまで普通と考えられていた終身雇用の働き方が変化し,AIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して仕事を行うことが当たり前となり,どこでも誰とでもつながる仮想空間環境があり,国際的競争にも巻き込まれるグローバル社会の時代である.これからは,組織に属する個人は,つねに自身のキャリア形成を考え,自らの人生を豊かにすることも忘れてはならないし,そのための正確な情報入手とその分析に基づく行動が求められるだろう.第3版では,作業療法士のキャリアマネジメントに関する内容を充実させ,さらに最新の社会保障制度についてアップデートした.
振り返ると,初版では作業療法管理学で基本となる組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどを解説し,さらに作業療法業務に関連する職業倫理,諸制度,臨床実習などについて解説した.そして,第2版では感染対策,ハラスメント防止などを加えて,作業療法の臨床現場に必要かつ役立つ内容とした.さらに,第3版では作業療法における教育,作業療法士の大学院進学,国際貢献,社会保障制度改定の最新情報,介護予防,就労・就学支援関連の充実などを,その分野のエキスパートの執筆者を迎えて完成させた.
ぜひ,本書を作業療法業務や作業療法教育にご活用いただきたい.そして,作業療法士の皆様に「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」が少しでも浸透すれば幸いである.本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2024年9月
編者 大庭潤平
第2版の序
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法対象者の人生を豊かにするために質の高い作業療法が提供できるようになることである.そして,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,その理念を「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」として作らせていただいた.以上は,初版の序文で述べた内容の一部である.今回,第2版を作成させていただくことになったが,本書の目的と理念は変わらない.本書が作成された背景については初版の序文で述べているので確認されたい.
それでは,なぜ第2版を作成することになったかである.冒頭にも述べたが,現代社会は多様なニーズとサービスが存在する.さらには多様な価値観をもつ人々が共存共生しなければならない.大切なことは自身の存在価値を認め,相手を思いやることである.2019年12月以降,中国で原因不明の肺炎患者が確認され,その後WHOが新型コロナウィルスを確認し,瞬く間に世界中に広がった.日本でも2020年1月に国内初めての新型コロナウイルス感染症患者が確認された.その影響で,人と人との接触は遮断・制限され,さまざまな行事は中止・延期された.東京オリンピック・パラリンピック2020も延期された.2021年には変異型ウイルスが猛威を振るい始め,賛否両論はあったが東京オリンピック・パラリンピック2020は開催された.パラリンピックでは,障害のある人もない人も一緒にスポーツを楽しみ,競い合った.私たちは,人のもつ可能性とスポーツという作業のすばらしさをあらためて思い知らされ,感動した.
そんななか,国や自治体,さらには病院や学校などのさまざまな組織では,リーダーシップのあるリーダーが求められ,リスクマネジメントが遂行できるチームが求められている.これを作業療法士の業務に当てはめれば,まさに作業療法管理学の必要性を感じざるを得ない.
初版では,管理学で基本となる組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどを解説し,さらに作業療法業務に関連する職業倫理,諸制度,臨床実習,キャリア開発などについて解説した.そして第2版では,感染対策,ハラスメント防止等を加えて,現代の作業療法現場に必要かつ役立つ内容とした.また初版の目次や内容を見直し,読みやすくわかりやすい文章にアップデートした.ぜひ本書を作業療法業務や作業療法教育にご活用いただきたい.そして,作業療法士の皆様に「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」が少しでも浸透すれば幸いである.
最後に,本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2021年10月
編者 大庭潤平
序文
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法対象者の人生を豊かにするために,個々の作業療法士が質の高い作業療法を提供できるようになることである.
わが国で1965年に『理学療法士及び作業療法士法』が制定されてから53年が経過し,作業療法士免許取得者は80,000人を超えた.現在,作業療法士の養成校は190校を超え,入学定員数は約7,500人となっている.また,社会保障制度変革をはじめとする社会情勢の変化や対象者のニーズや権利に対する意識の変化に伴い,作業療法の現場では,人材育成,医療安全管理,経営管理などの必要性が高まり,これまで療法に専念していた作業療法士らも組織の管理運営に責任を負う時代になっている.そのようななか,2017年に厚生労働省の「理学療法士・作業療法士養成施設カリキュラム等改善検討会」において,組織や業務の管理運営に関する科目として「作業療法管理学」の設置が検討され,2020年から「作業療法管理学」が作業療法養成教育課程に位置付けられることが決まった.
本書は,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」という理念のもと編集させていただいた.第1〜5章では,作業療法における管理学の位置づけ,組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどの作業療法の管理運営に関するポイントを解説した.第6〜8章では,作業療法業務の実際について解説した.第9〜13章では,作業療法の職域や職業倫理,作業療法を取り巻く諸制度,作業療法臨床実習,作業療法士のキャリア開発等について解説した.また,各章に学習のねらいと学習課題を設けることで作業療法管理学の教本として活用しやすいようにした.コラムは,臨床経験10年未満(コラム執筆時)の作業療法士の方々にお願いして,作業療法を学ぶ学生や経験の浅い作業療法士の作業療法実践に役立つ体験談を執筆していただいたので,ぜひご一読いただきたい.
本書の出版にあたって,作業療法における臨床・管理運営・教育の経験豊かな作業療法士の方々にご協力いただいた.作業療法学生はもとより,新人作業療法士教育や指導者養成など,作業療法の実務の管理・運営に役立てば幸いである.
最後に,本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2018年7月
編者 大庭潤平
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法における対象者の人生を豊かにするために,質の高い作業療法が提供できるようになることである.そして,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,その理念を「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」として作らせていただいた.以上は,初版と第2版の序文で述べた内容の一部である.今回,第3版を作成させていただくことになったが,本書の目的と理念は変わらない.本書が作成された背景については初版の序文で述べているので確認されたい.
それでは,なぜ第3版を作成することになったかである.冒頭にも述べたが,現代社会には多様なニーズとサービスが存在する.さらには多様な価値観をもつ人々が共存・共生しなければならない.大切なことは自身の存在価値を認め,相手を思いやることである.そして,作業療法管理学は,作業療法士自身のキャリアマネジメントや人生設計にも関係することを知ってほしい.
第2版を作成したときは,新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で,人と人との接触は遮断・制限され,さまざまな行事が中止・延期された未曾有の状況であった.そのために国や自治体,さらには病院や学校などのさまざまな組織では,リーダーシップのあるリーダーが求められ,リスクマネジメントが遂行できるチームが求められた.現在は,パンデミック後の新たなる時代の入り口である.これまで普通と考えられていた終身雇用の働き方が変化し,AIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して仕事を行うことが当たり前となり,どこでも誰とでもつながる仮想空間環境があり,国際的競争にも巻き込まれるグローバル社会の時代である.これからは,組織に属する個人は,つねに自身のキャリア形成を考え,自らの人生を豊かにすることも忘れてはならないし,そのための正確な情報入手とその分析に基づく行動が求められるだろう.第3版では,作業療法士のキャリアマネジメントに関する内容を充実させ,さらに最新の社会保障制度についてアップデートした.
振り返ると,初版では作業療法管理学で基本となる組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどを解説し,さらに作業療法業務に関連する職業倫理,諸制度,臨床実習などについて解説した.そして,第2版では感染対策,ハラスメント防止などを加えて,作業療法の臨床現場に必要かつ役立つ内容とした.さらに,第3版では作業療法における教育,作業療法士の大学院進学,国際貢献,社会保障制度改定の最新情報,介護予防,就労・就学支援関連の充実などを,その分野のエキスパートの執筆者を迎えて完成させた.
ぜひ,本書を作業療法業務や作業療法教育にご活用いただきたい.そして,作業療法士の皆様に「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」が少しでも浸透すれば幸いである.本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2024年9月
編者 大庭潤平
第2版の序
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法対象者の人生を豊かにするために質の高い作業療法が提供できるようになることである.そして,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,その理念を「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」として作らせていただいた.以上は,初版の序文で述べた内容の一部である.今回,第2版を作成させていただくことになったが,本書の目的と理念は変わらない.本書が作成された背景については初版の序文で述べているので確認されたい.
それでは,なぜ第2版を作成することになったかである.冒頭にも述べたが,現代社会は多様なニーズとサービスが存在する.さらには多様な価値観をもつ人々が共存共生しなければならない.大切なことは自身の存在価値を認め,相手を思いやることである.2019年12月以降,中国で原因不明の肺炎患者が確認され,その後WHOが新型コロナウィルスを確認し,瞬く間に世界中に広がった.日本でも2020年1月に国内初めての新型コロナウイルス感染症患者が確認された.その影響で,人と人との接触は遮断・制限され,さまざまな行事は中止・延期された.東京オリンピック・パラリンピック2020も延期された.2021年には変異型ウイルスが猛威を振るい始め,賛否両論はあったが東京オリンピック・パラリンピック2020は開催された.パラリンピックでは,障害のある人もない人も一緒にスポーツを楽しみ,競い合った.私たちは,人のもつ可能性とスポーツという作業のすばらしさをあらためて思い知らされ,感動した.
そんななか,国や自治体,さらには病院や学校などのさまざまな組織では,リーダーシップのあるリーダーが求められ,リスクマネジメントが遂行できるチームが求められている.これを作業療法士の業務に当てはめれば,まさに作業療法管理学の必要性を感じざるを得ない.
初版では,管理学で基本となる組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどを解説し,さらに作業療法業務に関連する職業倫理,諸制度,臨床実習,キャリア開発などについて解説した.そして第2版では,感染対策,ハラスメント防止等を加えて,現代の作業療法現場に必要かつ役立つ内容とした.また初版の目次や内容を見直し,読みやすくわかりやすい文章にアップデートした.ぜひ本書を作業療法業務や作業療法教育にご活用いただきたい.そして,作業療法士の皆様に「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」が少しでも浸透すれば幸いである.
最後に,本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2021年10月
編者 大庭潤平
序文
現代社会には,多様なニーズと多様なサービスが存在する.そして,人々は自らの人生が豊かになることを望んでいる.本書の目的は,作業療法対象者の人生を豊かにするために,個々の作業療法士が質の高い作業療法を提供できるようになることである.
わが国で1965年に『理学療法士及び作業療法士法』が制定されてから53年が経過し,作業療法士免許取得者は80,000人を超えた.現在,作業療法士の養成校は190校を超え,入学定員数は約7,500人となっている.また,社会保障制度変革をはじめとする社会情勢の変化や対象者のニーズや権利に対する意識の変化に伴い,作業療法の現場では,人材育成,医療安全管理,経営管理などの必要性が高まり,これまで療法に専念していた作業療法士らも組織の管理運営に責任を負う時代になっている.そのようななか,2017年に厚生労働省の「理学療法士・作業療法士養成施設カリキュラム等改善検討会」において,組織や業務の管理運営に関する科目として「作業療法管理学」の設置が検討され,2020年から「作業療法管理学」が作業療法養成教育課程に位置付けられることが決まった.
本書は,臨床実践および作業療法教育に役立つ作業療法管理学の入門書として,「作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる」という理念のもと編集させていただいた.第1〜5章では,作業療法における管理学の位置づけ,組織マネジメント,医療安全,医療サービスなどの作業療法の管理運営に関するポイントを解説した.第6〜8章では,作業療法業務の実際について解説した.第9〜13章では,作業療法の職域や職業倫理,作業療法を取り巻く諸制度,作業療法臨床実習,作業療法士のキャリア開発等について解説した.また,各章に学習のねらいと学習課題を設けることで作業療法管理学の教本として活用しやすいようにした.コラムは,臨床経験10年未満(コラム執筆時)の作業療法士の方々にお願いして,作業療法を学ぶ学生や経験の浅い作業療法士の作業療法実践に役立つ体験談を執筆していただいたので,ぜひご一読いただきたい.
本書の出版にあたって,作業療法における臨床・管理運営・教育の経験豊かな作業療法士の方々にご協力いただいた.作業療法学生はもとより,新人作業療法士教育や指導者養成など,作業療法の実務の管理・運営に役立てば幸いである.
最後に,本書に協力いただきました皆様,ご助言・ご指導をいただきました皆様に深謝申し上げます.
2018年7月
編者 大庭潤平
第1章 作業療法におけるマネジメント
I 作業療法とマネジメント(大庭潤平)
1.作業療法マネジメント
2.作業療法管理学とは
3.作業療法管理のシステムアプローチ
II マネジメントとは(大庭潤平)
1.マネジメントとは
2.マネジメントに必要な資源
3.マネジメントを推進する4つの力
III マネジメントプロセスの機能とPDCAサイクル(大庭潤平)
1.マネジメントプロセスの機能
2.PDCAサイクルとは
IV 作業療法における目標管理(大庭潤平)
1.目標管理とは
2.目標管理のねらい
3.目標設定の原則
4.作業療法における目標管理
学習課題
コラム(1) “やってみる”の大切さ(淺井康紀)
第2章 組織の成り立ちとマネジメント
I 組織とは(早坂友成)
1.作業療法と組織
2.組織マネジメント
3.組織管理者の心得
II 組織と個人(早坂友成)
1.働く場の環境設定
2.意欲と機会
3.組織と集団
III 病院組織の特徴と組織のなかでの作業療法士の役割(岩谷清一)
1.病院組織の主な特徴
2.病院組織の部門・委員会
3.作業療法士の役割
IV 作業療法部門組織(岩谷清一)
1.作業療法部門の労務管理とは
2.作業療法部門における管理者とスタッフの役割
学習課題
コラム(2) 頼りになる先輩(花谷明日香)
Topics 作業療法の質の評価ツール(QUEST)(大庭潤平)
第3章 情報のマネジメント
I 情報とは(稲富宏之)
1.情報という身近な言葉
2.情報という言葉の広い意味と狭い意味
3.情報で行動が変わる
II 情報の取り扱いの注意事項(稲富宏之)
1.医療施設で扱う情報の実情
2.守秘義務
3.個人情報
4.権利尊重
III チーム医療・多職種連携とコミュニケーション(稲富宏之)
1.チーム医療・多職種連携とその目的
2.コミュニケーションのエラーを防ぐには
3.他職種への伝え方
IV 診療情報と記録の仕方(柴田八衣子)
1.診療情報と診療記録
2.作業療法士の診療記録の法的根拠
3.診療記録の意義と基本原則・注意点
4.診療記録の構成要素と記載すべき内容
5.SOAP記録を書く
学習課題
第4章 作業療法と医療サービス
I サービスとは何か(高畑進一)
1.サービスという言葉の意味と定義
2.サービスを提供する仕事
3.具体的に提供されるサービス
II サービスの基本的特性と構成(高畑進一)
1.サービスの基本的特性
2.サービスの構成要素と構造
III 医療におけるサービスの特徴(高畑進一)
1.専門職(プロ)チームによって提供される
2.社会保障制度として提供される
3.医療サービスは,提供機関の連携によって提供される
4.医療サービスの利用者と結果が影響する範囲は広い
IV 作業療法におけるサービスのマネジメント―質の高い医療サービス提供のために―(高畑進一)
1.医療の質を左右する要因と医療の質の評価
2.作業療法におけるサービスのマネジメント
3.作業療法におけるサービスは,何をマネジメントするのか
学習課題
コラム(3) 作業療法が人生を変える!?(見須裕香)
第5章 医療安全のマネジメント
I 医療におけるリスクマネジメントと医療事故(長尾 徹)
1.医療安全は入学時から継続するテーマ
2.医療安全における4つのキーワード
3.ハインリッヒの法則
4.日本作業療法士協会が記すもの
II ヒューマンエラー(危険予知トレーニングの方法)(長尾 徹)
1.ヒューマンエラーという厄やっ介かい者
2.失敗学の活用
3.危険予知トレーニング
III 作業療法におけるリスクマネジメント(長尾 徹)
1.医療法に示されている事故の報告内容と作業療法士が関わった事故
2.訪問活動中の事故
3.事故防止マニュアルの活用
IV インシデント・アクシデント報告書の書き方(長尾 徹)
1.インシデント・アクシデント報告書の必要性
2.インシデント(ヒヤリハット)報告
3.報告内容
V 感染対策(井澤幸子・淺井康紀)
1.感染対策の必要性
2.感染対策の基礎知識
3.標準予防策(Standard Precaution)
4.感染経路別予防策(transmission-based precaution)
5.感染を拡大させないために
学習課題
コラム(4) まずは「ほう・れん・そう」(末吉謙斗)
第6章 作業療法業務のマネジメント(1) 人・物・経済性のマネジメント
I 人のマネジメント―新人教育と人材育成―(東川哲朗)
1.新人教育
2.新人教育のグループでの担当
3.学びの場(事例検討会・研修会など)
4.作業療法部門におけるサービス提供
5.実際の現場―作業療法技術編―
6.実際の現場―社会人教育編―
7.リーダーシップの段階性
II モノ(物)のマネジメント―環境整備と物品管理―(山下剛正)
1.「モノ」のマネジメントとは
2.施設・設備管理のポイント
3.物品管理のポイント
4.環境管理のポイント(5S活動の紹介)
III 経済性のマネジメント(山下剛正)
1.作業療法業務の経済性
2.収入のポイント
3.支出のポイント
4.収支のバランスと組織の方針や目標
学習課題
コラム(5) 他職種との+αなコミュニケーション(浦田康平)
第7章 作業療法業務のマネジメント(2) 情報・時間・ストレスのマネジメント
I 情報のマネジメント(宇田 薫)
1.情報は動かすことを意識する
2.情報を「収集する(得る)」ための準備
3.情報を「収集する(得る)」から「把握(理解)する」へ
4.情報を「提供・発信する」
5.情報を「共有する」
6.情報を少しでも精度高く扱う
7.臨床現場での例
II タイムマネジメントとストレスマネジメント(柴田八衣子)
1.タイムマネジメントとストレスマネジメント
2.ストレッサーとストレス反応
3.ストレスの受け止め方と対処方法
4.タイムマネジメントの必要性
5.作業療法業務のタイムマネジメント
学習課題
コラム(6) 私の休日の過ごし方(井上紳也)
第8章 作業療法業務のマネジメント(3) 実践からの学び
I 作業療法部門の業務管理(峯下隆守)
1.ある作業療法部門の業務管理のための組織
2.目標設定について
3.人事考課について
4.臨床業務のマネジメント―OJTを参考として―
II 人材育成のマネジメント―新人作業療法士が知っておきたい心得―(東川哲朗)
1.新卒者・若年者に必要な態度
2.人件費とコスト意識
3.作業療法士はサービス業
4.リスク管理
5.作業療法士の付加価値
III 連携のマネジメント(宇田 薫)
1.「連携」と「連絡」の違い
2.「作業療法の専門性を発揮する連携」と「チームの一員としての連携」
3.つねにマネジメントを心がける
IV 地域で活動する作業療法士のマネジメント(西上忠臣)
1.若者活動スペースちゃんくすの対象者
2.市の委託事業:財源と活動の対象者と目的を明確にすること
3.まちづくりの活動:当事者の作業がまちづくりの視点にも有効だと根づかせる活動
4.地域のなかで作業に焦点を当てて活動するために
V 行政機関で働く作業療法士の地域住民の生活を支えるマネジメント(高橋明子)
1.行政職員として働く作業療法士
2.地域住民を支える≒すべての領域に関わる
3.さまざまな支援・アプローチのかたち
4.作業療法士だからできること
VI 災害時の作業療法士の役割(内田正剛)
1.災害が人々に及ぼす影響
2.災害時の作業療法士の役割
3.作業療法マネジメントとして
学習課題
コラム(7) 作業療法士はアイデアマン(淺井康紀)
第9章 作業療法の役割と職域
I 作業療法の法律と定義(大庭潤平)
1.作業療法の法的根拠(法律)
2.作業療法の定義
II 作業療法士数と職域(大庭潤平)
1.わが国における作業療法士数の推移
2.作業療法士の職域(就業状況)
III 職能団体の意義と役割(苅山和生)
1.日本作業療法士協会・都道府県作業療法士会・日本作業療法士連盟
2.職能団体の役割
IV これから期待される作業療法の領域(大庭潤平)
1.『作業療法ガイドライン』からみた作業療法の領域
2.これから期待される作業療法の領域
学習課題
コラム(8) ともに成長できる仲間の「存在」(崎本史生)
第10章 作業療法士の職業倫理
I 倫理とは(藤原瑞穂)
1.倫理(ethic)とは
2.倫理的課題
3.倫理的課題の検討に向けて
II 作業療法士の職業倫理と研究倫理(藤原瑞穂)
1.職業倫理
2.作業療法士の法的責任
3.研究倫理
III 患者・対象者(児)の権利と尊厳(加藤雅子)
1.医療の提供者として
2.歴史的背景
3.患者の利益
IV ハラスメントとハラスメント防止(大庭潤平)
1.ハラスメント
2.ハラスメントの種類
3.パワー・ハラスメントの6類型
4.ハラスメント防止のために講ずるべき措置
学習課題
第11章 作業療法を取り巻く諸制度(1)
I 社会保障制度(梶原幸信)
1.日本の社会保障制度
2.社会保障制度の財源
II 医療保険制度(梶原幸信)
1.保険医療機関
2.病院の種類
3.施設基準
4.診療報酬
III 介護保険制度(梶原幸信)
1.介護保険の概要
2.介護保険サービスの種類
3.介護保険下におけるリハビリテーション
IV 障害者福祉制度(梶原幸信)
1.障害者福祉制度の概要
2.障害者福祉サービスの種類
3.障害者福祉サービスとリハビリテーション
学習課題
コラム(9) 作業療法士になって考える「臨床の疑問」との向き合い方(崎本史生)
第12章 作業療法を取り巻く諸制度(2)
I 地域包括ケアシステム(佐藤孝臣)
1.地域包括ケアシステムとは
2.地域包括ケアシステムでの作業療法士の役割
3.これからの作業療法士に求められる技術
II 介護予防(遠藤千冬)
1.介護予防の目的
2.地域支援事業
3.介護予防・日常生活支援総合事業
III 就労支援(遠藤千冬)
1.働くことの意義とディーセント・ワーク
2.障害者就労の現状
3.就労支援に関係する制度
4.医療機関で行う就労支援
コラム(10) 産業保健における作業療法士の可能性(遠藤千冬)
IV 就学支援(遠藤千冬)
1.インクルーシブ教育
2.学校教育と作業療法
3.作業療法士の学校教育への関与
4.保育所等訪問
5.学校を理解して支援する
学習課題
第13章 教育学―作業療法教育―
I 教育の原理と教育心理(藤原瑞穂)
1.教育の原理:教育から学習への視点
2.教育心理:発達の概念を中心に
II 教育方法論と教育評価(藤原瑞穂)
1.教育方法
2.教育評価
III 作業療法教育(吉川ひろみ)
1.作業療法士教育に必要不可欠な内容
2.作業療法の教育観
3.継続的専門能力開発
学習課題
第14章 作業療法臨床実習の理解と管理体制
I 作業療法教育課程の理解―基礎・専門科目と臨床実習の関係―(丹羽 敦)
1.作業療法教育課程の変遷にみる「臨床実習」
2.教育課程の流れと「臨床実習」
II 作業療法臨床実習の目的と到達目標および評価(丹羽 敦)
1.作業療法教育における教育目標と「臨床実習」
2.作業療法臨床実習の目的と到達目標
3.作業療法臨床実習の学生評価と方法
III 作業療法臨床実習の指導体制(管理・運営)と指導方法(丹羽 敦)
1.作業療法臨床実習の指導体制(管理・運営)
2.診療参加型臨床実習の指導方法
IV 作業療法臨床実習で求められる学生の資質(態度)(丹羽 敦)
学習課題
コラム(11) 今の私を支える臨床実習での経験(澤 晃平)
第15章 作業療法士のキャリア開発
I 臨床と実践知と研究(藤原瑞穂)
1.専門職の学び
2.実践と研究
II 作業療法士の資格認定制度(認定作業療法士・専門作業療法士)(西出康晴)
1.資格認定制度:認定作業療法士と専門作業療法士
2.自己研鑽・資格取得の勧め
III 新しい生涯学修制度―登録作業療法士について―(竹中佐江子)
1.新しい生涯学修制度
2.登録作業療法士制度と今後の展望
IV 大学院進学(高橋香代子)
1.大学院の種類
2.大学院進学のタイミング
3.大学院の選び方
4.大学院での過ごし方
5.大学院の先に
V 国際貢献―作業療法士として活躍する―(上 梓)
1.世界作業療法士連盟(WFOT)の活動に参加する
2.海外の作業療法士免許の取得を目指す
3.JICA海外協力隊に参加する
4.障害分野NGO連絡会(JANNET)・国際医療技術財団(JIMTEF)などのNGOの活動を知る
VI 学会・研修会(淺井康紀)
1.学会とは
2.研修会とは
3.学会に参加しよう
4.学会で発表してみよう
VII ワークライフバランス(大浦由紀)
1.ライフステージに合わせた働き方の選択
2.個々の希望に合ったワークライフバランスを実現するために
3.豊かな生活を実現するためのキャリア発達
学習課題
コラム(12) 作業療法士としての自分,母としての自分(長田佑里絵)
コラム(13) 家族ができて変わった,私の作業療法観(菊地理仁)
巻末表
索引
I 作業療法とマネジメント(大庭潤平)
1.作業療法マネジメント
2.作業療法管理学とは
3.作業療法管理のシステムアプローチ
II マネジメントとは(大庭潤平)
1.マネジメントとは
2.マネジメントに必要な資源
3.マネジメントを推進する4つの力
III マネジメントプロセスの機能とPDCAサイクル(大庭潤平)
1.マネジメントプロセスの機能
2.PDCAサイクルとは
IV 作業療法における目標管理(大庭潤平)
1.目標管理とは
2.目標管理のねらい
3.目標設定の原則
4.作業療法における目標管理
学習課題
コラム(1) “やってみる”の大切さ(淺井康紀)
第2章 組織の成り立ちとマネジメント
I 組織とは(早坂友成)
1.作業療法と組織
2.組織マネジメント
3.組織管理者の心得
II 組織と個人(早坂友成)
1.働く場の環境設定
2.意欲と機会
3.組織と集団
III 病院組織の特徴と組織のなかでの作業療法士の役割(岩谷清一)
1.病院組織の主な特徴
2.病院組織の部門・委員会
3.作業療法士の役割
IV 作業療法部門組織(岩谷清一)
1.作業療法部門の労務管理とは
2.作業療法部門における管理者とスタッフの役割
学習課題
コラム(2) 頼りになる先輩(花谷明日香)
Topics 作業療法の質の評価ツール(QUEST)(大庭潤平)
第3章 情報のマネジメント
I 情報とは(稲富宏之)
1.情報という身近な言葉
2.情報という言葉の広い意味と狭い意味
3.情報で行動が変わる
II 情報の取り扱いの注意事項(稲富宏之)
1.医療施設で扱う情報の実情
2.守秘義務
3.個人情報
4.権利尊重
III チーム医療・多職種連携とコミュニケーション(稲富宏之)
1.チーム医療・多職種連携とその目的
2.コミュニケーションのエラーを防ぐには
3.他職種への伝え方
IV 診療情報と記録の仕方(柴田八衣子)
1.診療情報と診療記録
2.作業療法士の診療記録の法的根拠
3.診療記録の意義と基本原則・注意点
4.診療記録の構成要素と記載すべき内容
5.SOAP記録を書く
学習課題
第4章 作業療法と医療サービス
I サービスとは何か(高畑進一)
1.サービスという言葉の意味と定義
2.サービスを提供する仕事
3.具体的に提供されるサービス
II サービスの基本的特性と構成(高畑進一)
1.サービスの基本的特性
2.サービスの構成要素と構造
III 医療におけるサービスの特徴(高畑進一)
1.専門職(プロ)チームによって提供される
2.社会保障制度として提供される
3.医療サービスは,提供機関の連携によって提供される
4.医療サービスの利用者と結果が影響する範囲は広い
IV 作業療法におけるサービスのマネジメント―質の高い医療サービス提供のために―(高畑進一)
1.医療の質を左右する要因と医療の質の評価
2.作業療法におけるサービスのマネジメント
3.作業療法におけるサービスは,何をマネジメントするのか
学習課題
コラム(3) 作業療法が人生を変える!?(見須裕香)
第5章 医療安全のマネジメント
I 医療におけるリスクマネジメントと医療事故(長尾 徹)
1.医療安全は入学時から継続するテーマ
2.医療安全における4つのキーワード
3.ハインリッヒの法則
4.日本作業療法士協会が記すもの
II ヒューマンエラー(危険予知トレーニングの方法)(長尾 徹)
1.ヒューマンエラーという厄やっ介かい者
2.失敗学の活用
3.危険予知トレーニング
III 作業療法におけるリスクマネジメント(長尾 徹)
1.医療法に示されている事故の報告内容と作業療法士が関わった事故
2.訪問活動中の事故
3.事故防止マニュアルの活用
IV インシデント・アクシデント報告書の書き方(長尾 徹)
1.インシデント・アクシデント報告書の必要性
2.インシデント(ヒヤリハット)報告
3.報告内容
V 感染対策(井澤幸子・淺井康紀)
1.感染対策の必要性
2.感染対策の基礎知識
3.標準予防策(Standard Precaution)
4.感染経路別予防策(transmission-based precaution)
5.感染を拡大させないために
学習課題
コラム(4) まずは「ほう・れん・そう」(末吉謙斗)
第6章 作業療法業務のマネジメント(1) 人・物・経済性のマネジメント
I 人のマネジメント―新人教育と人材育成―(東川哲朗)
1.新人教育
2.新人教育のグループでの担当
3.学びの場(事例検討会・研修会など)
4.作業療法部門におけるサービス提供
5.実際の現場―作業療法技術編―
6.実際の現場―社会人教育編―
7.リーダーシップの段階性
II モノ(物)のマネジメント―環境整備と物品管理―(山下剛正)
1.「モノ」のマネジメントとは
2.施設・設備管理のポイント
3.物品管理のポイント
4.環境管理のポイント(5S活動の紹介)
III 経済性のマネジメント(山下剛正)
1.作業療法業務の経済性
2.収入のポイント
3.支出のポイント
4.収支のバランスと組織の方針や目標
学習課題
コラム(5) 他職種との+αなコミュニケーション(浦田康平)
第7章 作業療法業務のマネジメント(2) 情報・時間・ストレスのマネジメント
I 情報のマネジメント(宇田 薫)
1.情報は動かすことを意識する
2.情報を「収集する(得る)」ための準備
3.情報を「収集する(得る)」から「把握(理解)する」へ
4.情報を「提供・発信する」
5.情報を「共有する」
6.情報を少しでも精度高く扱う
7.臨床現場での例
II タイムマネジメントとストレスマネジメント(柴田八衣子)
1.タイムマネジメントとストレスマネジメント
2.ストレッサーとストレス反応
3.ストレスの受け止め方と対処方法
4.タイムマネジメントの必要性
5.作業療法業務のタイムマネジメント
学習課題
コラム(6) 私の休日の過ごし方(井上紳也)
第8章 作業療法業務のマネジメント(3) 実践からの学び
I 作業療法部門の業務管理(峯下隆守)
1.ある作業療法部門の業務管理のための組織
2.目標設定について
3.人事考課について
4.臨床業務のマネジメント―OJTを参考として―
II 人材育成のマネジメント―新人作業療法士が知っておきたい心得―(東川哲朗)
1.新卒者・若年者に必要な態度
2.人件費とコスト意識
3.作業療法士はサービス業
4.リスク管理
5.作業療法士の付加価値
III 連携のマネジメント(宇田 薫)
1.「連携」と「連絡」の違い
2.「作業療法の専門性を発揮する連携」と「チームの一員としての連携」
3.つねにマネジメントを心がける
IV 地域で活動する作業療法士のマネジメント(西上忠臣)
1.若者活動スペースちゃんくすの対象者
2.市の委託事業:財源と活動の対象者と目的を明確にすること
3.まちづくりの活動:当事者の作業がまちづくりの視点にも有効だと根づかせる活動
4.地域のなかで作業に焦点を当てて活動するために
V 行政機関で働く作業療法士の地域住民の生活を支えるマネジメント(高橋明子)
1.行政職員として働く作業療法士
2.地域住民を支える≒すべての領域に関わる
3.さまざまな支援・アプローチのかたち
4.作業療法士だからできること
VI 災害時の作業療法士の役割(内田正剛)
1.災害が人々に及ぼす影響
2.災害時の作業療法士の役割
3.作業療法マネジメントとして
学習課題
コラム(7) 作業療法士はアイデアマン(淺井康紀)
第9章 作業療法の役割と職域
I 作業療法の法律と定義(大庭潤平)
1.作業療法の法的根拠(法律)
2.作業療法の定義
II 作業療法士数と職域(大庭潤平)
1.わが国における作業療法士数の推移
2.作業療法士の職域(就業状況)
III 職能団体の意義と役割(苅山和生)
1.日本作業療法士協会・都道府県作業療法士会・日本作業療法士連盟
2.職能団体の役割
IV これから期待される作業療法の領域(大庭潤平)
1.『作業療法ガイドライン』からみた作業療法の領域
2.これから期待される作業療法の領域
学習課題
コラム(8) ともに成長できる仲間の「存在」(崎本史生)
第10章 作業療法士の職業倫理
I 倫理とは(藤原瑞穂)
1.倫理(ethic)とは
2.倫理的課題
3.倫理的課題の検討に向けて
II 作業療法士の職業倫理と研究倫理(藤原瑞穂)
1.職業倫理
2.作業療法士の法的責任
3.研究倫理
III 患者・対象者(児)の権利と尊厳(加藤雅子)
1.医療の提供者として
2.歴史的背景
3.患者の利益
IV ハラスメントとハラスメント防止(大庭潤平)
1.ハラスメント
2.ハラスメントの種類
3.パワー・ハラスメントの6類型
4.ハラスメント防止のために講ずるべき措置
学習課題
第11章 作業療法を取り巻く諸制度(1)
I 社会保障制度(梶原幸信)
1.日本の社会保障制度
2.社会保障制度の財源
II 医療保険制度(梶原幸信)
1.保険医療機関
2.病院の種類
3.施設基準
4.診療報酬
III 介護保険制度(梶原幸信)
1.介護保険の概要
2.介護保険サービスの種類
3.介護保険下におけるリハビリテーション
IV 障害者福祉制度(梶原幸信)
1.障害者福祉制度の概要
2.障害者福祉サービスの種類
3.障害者福祉サービスとリハビリテーション
学習課題
コラム(9) 作業療法士になって考える「臨床の疑問」との向き合い方(崎本史生)
第12章 作業療法を取り巻く諸制度(2)
I 地域包括ケアシステム(佐藤孝臣)
1.地域包括ケアシステムとは
2.地域包括ケアシステムでの作業療法士の役割
3.これからの作業療法士に求められる技術
II 介護予防(遠藤千冬)
1.介護予防の目的
2.地域支援事業
3.介護予防・日常生活支援総合事業
III 就労支援(遠藤千冬)
1.働くことの意義とディーセント・ワーク
2.障害者就労の現状
3.就労支援に関係する制度
4.医療機関で行う就労支援
コラム(10) 産業保健における作業療法士の可能性(遠藤千冬)
IV 就学支援(遠藤千冬)
1.インクルーシブ教育
2.学校教育と作業療法
3.作業療法士の学校教育への関与
4.保育所等訪問
5.学校を理解して支援する
学習課題
第13章 教育学―作業療法教育―
I 教育の原理と教育心理(藤原瑞穂)
1.教育の原理:教育から学習への視点
2.教育心理:発達の概念を中心に
II 教育方法論と教育評価(藤原瑞穂)
1.教育方法
2.教育評価
III 作業療法教育(吉川ひろみ)
1.作業療法士教育に必要不可欠な内容
2.作業療法の教育観
3.継続的専門能力開発
学習課題
第14章 作業療法臨床実習の理解と管理体制
I 作業療法教育課程の理解―基礎・専門科目と臨床実習の関係―(丹羽 敦)
1.作業療法教育課程の変遷にみる「臨床実習」
2.教育課程の流れと「臨床実習」
II 作業療法臨床実習の目的と到達目標および評価(丹羽 敦)
1.作業療法教育における教育目標と「臨床実習」
2.作業療法臨床実習の目的と到達目標
3.作業療法臨床実習の学生評価と方法
III 作業療法臨床実習の指導体制(管理・運営)と指導方法(丹羽 敦)
1.作業療法臨床実習の指導体制(管理・運営)
2.診療参加型臨床実習の指導方法
IV 作業療法臨床実習で求められる学生の資質(態度)(丹羽 敦)
学習課題
コラム(11) 今の私を支える臨床実習での経験(澤 晃平)
第15章 作業療法士のキャリア開発
I 臨床と実践知と研究(藤原瑞穂)
1.専門職の学び
2.実践と研究
II 作業療法士の資格認定制度(認定作業療法士・専門作業療法士)(西出康晴)
1.資格認定制度:認定作業療法士と専門作業療法士
2.自己研鑽・資格取得の勧め
III 新しい生涯学修制度―登録作業療法士について―(竹中佐江子)
1.新しい生涯学修制度
2.登録作業療法士制度と今後の展望
IV 大学院進学(高橋香代子)
1.大学院の種類
2.大学院進学のタイミング
3.大学院の選び方
4.大学院での過ごし方
5.大学院の先に
V 国際貢献―作業療法士として活躍する―(上 梓)
1.世界作業療法士連盟(WFOT)の活動に参加する
2.海外の作業療法士免許の取得を目指す
3.JICA海外協力隊に参加する
4.障害分野NGO連絡会(JANNET)・国際医療技術財団(JIMTEF)などのNGOの活動を知る
VI 学会・研修会(淺井康紀)
1.学会とは
2.研修会とは
3.学会に参加しよう
4.学会で発表してみよう
VII ワークライフバランス(大浦由紀)
1.ライフステージに合わせた働き方の選択
2.個々の希望に合ったワークライフバランスを実現するために
3.豊かな生活を実現するためのキャリア発達
学習課題
コラム(12) 作業療法士としての自分,母としての自分(長田佑里絵)
コラム(13) 家族ができて変わった,私の作業療法観(菊地理仁)
巻末表
索引














