推薦の序
待望の新城博士の4冊目の本である.長年フットケアに携わってこられた博士の臨床経験の粋を集めた集大成といえる.
21世紀に入ってからフットケアの重要性が声を大に叫ばれるようになったのは周知のところである.新城博士は,1993年に1冊目の『糖尿病と足』を,2000年に2冊目の『糖尿病のフットケア』を,2004年には3冊目の『糖尿病フットケアガイド』を上梓した.医歯薬出版株式会社の一貫したフットケアに対する深いご理解のもとに,ここに博士の4冊目の本が完成した.御礼を申し上げたい.
本書はこれまでの3冊と異なり,2008年度診療報酬改定後に出版される本である点に,強いこだわり感を持って作成されたのではないかと思っている.なぜなら,2008年の保険請求に待望の糖尿病フットケア加算が新設されたからである.ここに,フットケア診療を保険請求できるための必要な講習を受講したフットケア専門コメディカルが日本に法律上誕生したのである.博士は,このフットケアの専門知識を持ったコメディカルの方々が,上手にフットケアができ,患者さんの足病変の発症阻止あるいは悪化への予防に大いに活躍することを誰よりも願っている医師であるからだ.
新城博士の豊富なフットケア臨床経験に比肩するものは,わが国,いや世界でも皆無であろう.これほど豊富な経験をお持ちの医師に,私はこれまでお眼にかかっていない.この豊富な経験は,実は,博士の心優しい患者さんへの気配りに端を発している.初診患者さんがたまたま足病変を発見されたとしよう.私は新城博士と同じ曜日なので,博士に応援を求めることになる.その時,博士はご自分の手を止めて,初診診察室の患者さんに「このあと拝見させていただきます」と挨拶に来られる.患者さんの安堵される気持ちはいかばかりか.豊富な知識に根付いた診療とともに,このような気配りがアウトカムに影響するのは想像に難くない.
糖尿病センター内のいろいろな症例検討会での新城博士の足病変スライドには,毎回圧倒される.だれもが,スライドから足病変の重要性を理解し,姿勢を正してフットケアに対する心構えを新たにする.フットケアに多くの医療職が携わることになったのはうれしいことであるが,足に問題をかかえる患者さんは,知識,手技だけで癒されるものではない.
正面から見据えたフットケア,つまりこの本に流れているフットケアの真髄が獲得できれば,それはすなわち,多くの患者さんから慕われる博士が皆さんに期待するフットケアであると,確信する.
2011年7月
東京女子医科大学糖尿病センター長 内潟安子
はじめに
欧米では「Foot Doctor」と称する専門職があり足全般の治療を行っています.また,歴史的に,医師職とは別に,高度の技能と知識を有し広くケアを行う「Podiatrist」という専門職があり,独立して開業し認知されています.
遅れながら日本でも「フットケア」の言葉が広く普及するようになりました.本邦での足に対する認識の向上と必要性の増大が背景にあります.「フットケア」を行う診療科も,形成外科,整形外科,糖尿病内科,循環器内科・外科・一般外科,皮膚科,リハビリ科その他があり,それぞれに特色があります.また,「フットケア」に関わる医療従事者は,医師はもとより,看護師,臨床検査技師,義肢装具士,リハビリに関する面では理学療法士,創傷治癒促進では栄養士など,その他多くの専門職の関与がみられます.「フットケア」に関する学会も幾つか設立され,会員数は増加しており,多くの研究報告や講演等を通して技術の向上,知識の普及がなされています.
これらの「フットケア」の拡がりと治療レベルの向上により,今や多くの足病変の治療が可能となっていますが,重篤化し生命の危機状態までに進行するケース,慢性に経過し手探りでのケアを続けざるをえないケースなどは増えています.高齢者,全身性の高度動脈硬化性病変例,末期腎症で透析例,癌を合併した例,栄養不良例といったハイリスク例に対応するために,集約的治療の必要性が高まり,病院内外・地域単位での取り組みがなされるようになっています.
「フットケア」の内容でみると,創傷治療を主とするものは外科系の色合いが強く,その基本は血流障害の是正や改善が必須です.Skin Perfusion Pressure;SPP(下肢皮膚灌流圧)が40mmHg以上か否かが臨床的な問題です.創傷治癒後の社会復帰に際しては履き物やリハビリの指導が重要となります.また,定期的な足の点検での病変の早期発見・早期治療と再発防止が必要です.予防的見地からは,糖尿病発症前から,すなわちメタボリック症候群や生活習慣病例へ積極的に関わることです.また,日本整形外科学会で提唱している「ロコモティブ症候群」の該当者も対象となります.糖尿病発症後は,足病変の内的因子の改善と外的因子への取り組みが基本であり,内的因子としては,足病変の構成因子としての神経障害・血流障害・感染症対策,また外的因子としては,生活環境で足への影響を及ぼす履き物や作業内容などへの対策を講じることです.糖尿病患者の治療および予防的対策に「フットケア」は欠かせません.
本書は,筆者が臨床で遭遇した種々の経験のなかでのノウハウを記載しました.経験例が乏しく,しかし重要な病変例については文献を引用しています.本書には患者さんからの多くの教えが詰まっています.これから取り組まれる方をはじめ,フットケア外来を行っている方,内科的保存的治療は非常に重要であるため,外科系の先生方にも参考となると思われます.職種の枠や診療科・病院・地域の垣根を超えた連携を目指し,多くの読者に,本書での臨床知見が参考になれば幸いです.
2011年7月
新城孝道
待望の新城博士の4冊目の本である.長年フットケアに携わってこられた博士の臨床経験の粋を集めた集大成といえる.
21世紀に入ってからフットケアの重要性が声を大に叫ばれるようになったのは周知のところである.新城博士は,1993年に1冊目の『糖尿病と足』を,2000年に2冊目の『糖尿病のフットケア』を,2004年には3冊目の『糖尿病フットケアガイド』を上梓した.医歯薬出版株式会社の一貫したフットケアに対する深いご理解のもとに,ここに博士の4冊目の本が完成した.御礼を申し上げたい.
本書はこれまでの3冊と異なり,2008年度診療報酬改定後に出版される本である点に,強いこだわり感を持って作成されたのではないかと思っている.なぜなら,2008年の保険請求に待望の糖尿病フットケア加算が新設されたからである.ここに,フットケア診療を保険請求できるための必要な講習を受講したフットケア専門コメディカルが日本に法律上誕生したのである.博士は,このフットケアの専門知識を持ったコメディカルの方々が,上手にフットケアができ,患者さんの足病変の発症阻止あるいは悪化への予防に大いに活躍することを誰よりも願っている医師であるからだ.
新城博士の豊富なフットケア臨床経験に比肩するものは,わが国,いや世界でも皆無であろう.これほど豊富な経験をお持ちの医師に,私はこれまでお眼にかかっていない.この豊富な経験は,実は,博士の心優しい患者さんへの気配りに端を発している.初診患者さんがたまたま足病変を発見されたとしよう.私は新城博士と同じ曜日なので,博士に応援を求めることになる.その時,博士はご自分の手を止めて,初診診察室の患者さんに「このあと拝見させていただきます」と挨拶に来られる.患者さんの安堵される気持ちはいかばかりか.豊富な知識に根付いた診療とともに,このような気配りがアウトカムに影響するのは想像に難くない.
糖尿病センター内のいろいろな症例検討会での新城博士の足病変スライドには,毎回圧倒される.だれもが,スライドから足病変の重要性を理解し,姿勢を正してフットケアに対する心構えを新たにする.フットケアに多くの医療職が携わることになったのはうれしいことであるが,足に問題をかかえる患者さんは,知識,手技だけで癒されるものではない.
正面から見据えたフットケア,つまりこの本に流れているフットケアの真髄が獲得できれば,それはすなわち,多くの患者さんから慕われる博士が皆さんに期待するフットケアであると,確信する.
2011年7月
東京女子医科大学糖尿病センター長 内潟安子
はじめに
欧米では「Foot Doctor」と称する専門職があり足全般の治療を行っています.また,歴史的に,医師職とは別に,高度の技能と知識を有し広くケアを行う「Podiatrist」という専門職があり,独立して開業し認知されています.
遅れながら日本でも「フットケア」の言葉が広く普及するようになりました.本邦での足に対する認識の向上と必要性の増大が背景にあります.「フットケア」を行う診療科も,形成外科,整形外科,糖尿病内科,循環器内科・外科・一般外科,皮膚科,リハビリ科その他があり,それぞれに特色があります.また,「フットケア」に関わる医療従事者は,医師はもとより,看護師,臨床検査技師,義肢装具士,リハビリに関する面では理学療法士,創傷治癒促進では栄養士など,その他多くの専門職の関与がみられます.「フットケア」に関する学会も幾つか設立され,会員数は増加しており,多くの研究報告や講演等を通して技術の向上,知識の普及がなされています.
これらの「フットケア」の拡がりと治療レベルの向上により,今や多くの足病変の治療が可能となっていますが,重篤化し生命の危機状態までに進行するケース,慢性に経過し手探りでのケアを続けざるをえないケースなどは増えています.高齢者,全身性の高度動脈硬化性病変例,末期腎症で透析例,癌を合併した例,栄養不良例といったハイリスク例に対応するために,集約的治療の必要性が高まり,病院内外・地域単位での取り組みがなされるようになっています.
「フットケア」の内容でみると,創傷治療を主とするものは外科系の色合いが強く,その基本は血流障害の是正や改善が必須です.Skin Perfusion Pressure;SPP(下肢皮膚灌流圧)が40mmHg以上か否かが臨床的な問題です.創傷治癒後の社会復帰に際しては履き物やリハビリの指導が重要となります.また,定期的な足の点検での病変の早期発見・早期治療と再発防止が必要です.予防的見地からは,糖尿病発症前から,すなわちメタボリック症候群や生活習慣病例へ積極的に関わることです.また,日本整形外科学会で提唱している「ロコモティブ症候群」の該当者も対象となります.糖尿病発症後は,足病変の内的因子の改善と外的因子への取り組みが基本であり,内的因子としては,足病変の構成因子としての神経障害・血流障害・感染症対策,また外的因子としては,生活環境で足への影響を及ぼす履き物や作業内容などへの対策を講じることです.糖尿病患者の治療および予防的対策に「フットケア」は欠かせません.
本書は,筆者が臨床で遭遇した種々の経験のなかでのノウハウを記載しました.経験例が乏しく,しかし重要な病変例については文献を引用しています.本書には患者さんからの多くの教えが詰まっています.これから取り組まれる方をはじめ,フットケア外来を行っている方,内科的保存的治療は非常に重要であるため,外科系の先生方にも参考となると思われます.職種の枠や診療科・病院・地域の垣根を超えた連携を目指し,多くの読者に,本書での臨床知見が参考になれば幸いです.
2011年7月
新城孝道
I なぜフットケアが重要か
1 足病変の発生機序
1)足病変を起こしやすい人
2)糖尿病患者に見られる三大閉塞性動脈硬化症
3)糖尿病における関節と骨の症状
4)足病変の診断と対策
5)切断の病理,壊疽の病理
2 フットケアの内容
1)Wound Care
2)感染症治療
3)血行改善
4)スキンケア・ネイルケア
5)整形・形成外科的治療(切断)
6)靴の加工,装具(義肢装具,靴型装具)作製
7)フィンガーケア
8)リハビリテーション(杖,車椅子,筋力増強)
9)ロコモティブシンドローム対策
II 治療環境をどのように整備するか
1 フットケア外来
1)外来診察室
2)感染予防対策
3)臭いへの対応
2 生活環境
1)履き物の選択と靴の観察
2)靴の加工,中敷き・靴型装具の作製
3)足病変の予防と再発防止の指導
(1)足病変(足潰瘍・壊疽)を経験したことがない患者
(2)足病変を治療中の患者
(3)足病変治療後の患者
(4)予防および治療が困難な患者
III どこから診るか
1 診察のポイント
1)問診(主訴)
A.患者さんの訴えがある場合
(1)痛み
(2)麻痺,痺れ感
(3)不定愁訴
B.患者さんの訴えがない場合
(1)皮膚の乾燥・亀裂
(2)爪の異常
(3)浮腫
(4)静脈瘤
(5)皮膚の変色
2)身体所見(全身)
(1)目視での身体評価
(2)目視での歩行観察
3)足の所見
(1)血流障害の見方
(2)関節の見方
(3)足のX線の撮り方,見方
4)足病変部の見方
5)見逃してはならない特殊な病態(悪性疾患)
(1)瘢痕癌
(2)疣贅癌
(3)扁平上皮癌
(4)Kaposi's sarcoma
(5)悪性黒色腫
(6)Lymphoma
2 診断・治療方針決定のための検査方法と評価
1)下肢血流検査
2)画像検査;X-P,MRI,CT-3D Angiography
3)姿勢の評価
(1)写真撮影による身体評価
(2)Podo-Scannerの利用
4)歩行の検査
(1)目視による方法
(2)ビデオ歩行解析
5)足底圧測定
IV 何を治療し,どうケアするか
1 循環障害
1)末梢循環障害の分類と鑑別
2)末梢循環障害の治療
2 神経障害
1)糖尿病神経障害の分類
(1)知覚神経障害
(2)運動神経障害
(3)自律神経障害
(4)単神経麻痺
2)糖尿病神経障害の鑑別診断
3)糖尿病神経障害の診断方法と評価
(1)感覚検査
(2)客観的検査
(3)異物の識別能の評価
4)神経障害の治療
(1)多発性神経障害
(2)足の疼痛に対する治療
3 感染症
1)総説
(1)背景・定義
(2)感染症に関するガイドライン
(3)感染症の検査と治療の流れ
2)白癬症
(1)フットケアにおける白癬症に関する調査
(2)フットケアからみた白癬症対策
3)日常診療で注意すべき感染性病変
4)重症感染症
4 爪(ネイルケア)
1)爪の変形,爪周囲炎
2)ネイルケアの実際
V この症例をどのように治療するのか
1 とくに注意が必要な足病変
1)透析・末期腎症患者
2)切断患者
(1)手足切断
(2)切断後の問題
2 Case Study フットケア症例による治療・ケアの実際
症例A 感染性足病変,60歳代,女性,糖尿病
症例B 靴ずれより足壊疽,40歳代,男性,糖尿病神経障害
症例C 足趾間・足底部に潰瘍病変,50歳代,男性,糖尿病透析患者
症例D 足底角質増殖部より悪化した足壊疽,50歳代,男性,糖尿病神経障害,網膜症
症例E 左踵外側潰瘍,50歳代,男性,糖尿病神経障害,網膜症,腎症
症例F 靴内異物での損傷例,70歳代,女性,糖尿病
症例G 左足底の難治性潰瘍例,60歳代,男性,糖尿病
症例H 履き物による障害例,30歳代,女性,糖尿病
症例I 足趾血流障害,腐骨例,50歳代,男性,糖尿病
症例J 踵部潰瘍から悪化した足底潰瘍,50歳代,男性,糖尿病透析患者
VI 糖尿病フットケアと運動器障害
1 糖尿病足病変とロコモティブシンドローム
1)ロコモティブシンドロームとは
2)糖尿病患者へのロコモティブシンドロームへの影響
3)QOLを上げる,維持するためには
2 フットケアとリハビリテーション
1)糖尿病足病変治療とリハビリテーション
(1)外来で指導できるリハビリテーション
(2)関連他科との連携・集約的治療
・足病変予防のためのチェックポイント(1)〜(4)
・足病変予防のためのチェックポイント(5)〜(8)
1 足病変の発生機序
1)足病変を起こしやすい人
2)糖尿病患者に見られる三大閉塞性動脈硬化症
3)糖尿病における関節と骨の症状
4)足病変の診断と対策
5)切断の病理,壊疽の病理
2 フットケアの内容
1)Wound Care
2)感染症治療
3)血行改善
4)スキンケア・ネイルケア
5)整形・形成外科的治療(切断)
6)靴の加工,装具(義肢装具,靴型装具)作製
7)フィンガーケア
8)リハビリテーション(杖,車椅子,筋力増強)
9)ロコモティブシンドローム対策
II 治療環境をどのように整備するか
1 フットケア外来
1)外来診察室
2)感染予防対策
3)臭いへの対応
2 生活環境
1)履き物の選択と靴の観察
2)靴の加工,中敷き・靴型装具の作製
3)足病変の予防と再発防止の指導
(1)足病変(足潰瘍・壊疽)を経験したことがない患者
(2)足病変を治療中の患者
(3)足病変治療後の患者
(4)予防および治療が困難な患者
III どこから診るか
1 診察のポイント
1)問診(主訴)
A.患者さんの訴えがある場合
(1)痛み
(2)麻痺,痺れ感
(3)不定愁訴
B.患者さんの訴えがない場合
(1)皮膚の乾燥・亀裂
(2)爪の異常
(3)浮腫
(4)静脈瘤
(5)皮膚の変色
2)身体所見(全身)
(1)目視での身体評価
(2)目視での歩行観察
3)足の所見
(1)血流障害の見方
(2)関節の見方
(3)足のX線の撮り方,見方
4)足病変部の見方
5)見逃してはならない特殊な病態(悪性疾患)
(1)瘢痕癌
(2)疣贅癌
(3)扁平上皮癌
(4)Kaposi's sarcoma
(5)悪性黒色腫
(6)Lymphoma
2 診断・治療方針決定のための検査方法と評価
1)下肢血流検査
2)画像検査;X-P,MRI,CT-3D Angiography
3)姿勢の評価
(1)写真撮影による身体評価
(2)Podo-Scannerの利用
4)歩行の検査
(1)目視による方法
(2)ビデオ歩行解析
5)足底圧測定
IV 何を治療し,どうケアするか
1 循環障害
1)末梢循環障害の分類と鑑別
2)末梢循環障害の治療
2 神経障害
1)糖尿病神経障害の分類
(1)知覚神経障害
(2)運動神経障害
(3)自律神経障害
(4)単神経麻痺
2)糖尿病神経障害の鑑別診断
3)糖尿病神経障害の診断方法と評価
(1)感覚検査
(2)客観的検査
(3)異物の識別能の評価
4)神経障害の治療
(1)多発性神経障害
(2)足の疼痛に対する治療
3 感染症
1)総説
(1)背景・定義
(2)感染症に関するガイドライン
(3)感染症の検査と治療の流れ
2)白癬症
(1)フットケアにおける白癬症に関する調査
(2)フットケアからみた白癬症対策
3)日常診療で注意すべき感染性病変
4)重症感染症
4 爪(ネイルケア)
1)爪の変形,爪周囲炎
2)ネイルケアの実際
V この症例をどのように治療するのか
1 とくに注意が必要な足病変
1)透析・末期腎症患者
2)切断患者
(1)手足切断
(2)切断後の問題
2 Case Study フットケア症例による治療・ケアの実際
症例A 感染性足病変,60歳代,女性,糖尿病
症例B 靴ずれより足壊疽,40歳代,男性,糖尿病神経障害
症例C 足趾間・足底部に潰瘍病変,50歳代,男性,糖尿病透析患者
症例D 足底角質増殖部より悪化した足壊疽,50歳代,男性,糖尿病神経障害,網膜症
症例E 左踵外側潰瘍,50歳代,男性,糖尿病神経障害,網膜症,腎症
症例F 靴内異物での損傷例,70歳代,女性,糖尿病
症例G 左足底の難治性潰瘍例,60歳代,男性,糖尿病
症例H 履き物による障害例,30歳代,女性,糖尿病
症例I 足趾血流障害,腐骨例,50歳代,男性,糖尿病
症例J 踵部潰瘍から悪化した足底潰瘍,50歳代,男性,糖尿病透析患者
VI 糖尿病フットケアと運動器障害
1 糖尿病足病変とロコモティブシンドローム
1)ロコモティブシンドロームとは
2)糖尿病患者へのロコモティブシンドロームへの影響
3)QOLを上げる,維持するためには
2 フットケアとリハビリテーション
1)糖尿病足病変治療とリハビリテーション
(1)外来で指導できるリハビリテーション
(2)関連他科との連携・集約的治療
・足病変予防のためのチェックポイント(1)〜(4)
・足病変予防のためのチェックポイント(5)〜(8)








