●新たに9項目を追加し,姿勢調節障害の理学療法の基礎から臨床までを網羅した改訂第2版!
内容紹介
●『姿勢調節障害の理学療法』(2004年4月小社刊)の改訂第2版.
●改訂にあたっては,読者からの要望も考慮して下記の9項目を追加し,初版では6章19節であったものを,第2版では7部28章に拡充した.
●基礎では①姿勢調節にかかわる脊髄機構,評価では②座位姿勢評価を加えた.
●理学療法介入については,③末梢前庭障害の非薬物治療と前庭代償,④脳血管障害,⑤脳性まひ,⑥腰痛症・脊柱機能不全,⑦膝関節における関節症・スポーツ障害,⑧産業理学療法と範囲を拡げた.
●最後に⑨姿勢調節障害に対する理学療法介入のエビデンスを追加した.
●初版以来の項目についても新知見を取り入れるなどの手直しを加え,全体の構成から一部のタイトルを変更するなどの改訂を行った.
●理学療法では,姿勢や動作の観察・分析を基軸として,機能障害との関係を究明し回復を図るとともに,活動や参加に結びつける臨床思考過程を基盤とすることから,姿勢調節の機構と障害を理解することが不可欠である.本書は姿勢調節障害の基礎から臨床までを一連の流れで解説し,姿勢調節障害の理学療法の実践に必要な知識を網羅した内容となっている.
目次
第2部 姿勢調節の基礎
第3部 姿勢調節の病態
第4部 姿勢調節障害の評価
第5部 姿勢調節障害の理学療法介入
第6部 高齢者の姿勢調節障害と理学療法
第7部 姿勢調節障害に対する理学療法介入のエビデンス
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
奈良 勲【ならいさお】
1942年 鹿児島県に生まれる
1964年 鹿児島大学教育学部卒業
1969年 Loma Linda(アメリカ)大学理学療法学部卒業
1969年 Los Angeles整形外科病院理学療法士
1970年 カリフォルニア州理学療法士免許取得
Pacific Home Health Care Agency理学療法士
1971年 三愛会伊藤病院理学療法科主任
1974年 理学療法士免許取得
1976年 甲風会有馬温泉病院理学療法科科長
1979年 金沢大学医療技術短期大学部教授
1983年 金沢大学医学部にて博士号取得
1989年 日本理学療法士協会会長(~2003年)
1993年 広島大学医学部保健学科教授
2004年 広島大学大学院保健学研究科教授
2005年 広島大学名誉教授
神戸学院大学総合リハビリテーション学部教授
内山 靖【うちやまやすし】
1963年 静岡県浜松市に生まれる
1985年 国立療養所箱根病院附属リハビリテーション学院卒業
1985年 北里大学病院リハビリテーション部理学療法士
1986年 北里大学東病院リハ・社会医療部理学療法士
1989年 北里研究所メディカルセンター病院リハビリテーションセンター主任
1992年 放送大学教養学部「発達と教育専攻」卒業
1997年 日本大学大学院理工学研究科博士後期課程修了博士(工学)
1998年 群馬大学医学部保健学科助教授
2001年 群馬大学医学部保健学科教授
2007年 名古屋大学医学部保健学科教授
日本理学療法士協会副会長