内容紹介
食生活の変貌にともない,その重要性がより増してきている中で,生化学の教科書から追いやられた“栄養”とくに“食”の問題にスポットをあて記述.オーソドックスな栄養学の総説ではなく,食卓にのぼる食品について解説したエッセイ風読み物.
目次
2.食物繊維
3.n-3不飽和脂肪酸
4.抗酸化ビタミン
5.食品中のプリン化合物と高尿酸血症
6.鉄欠乏性貧血―まだ鉄は足りない
7.高血圧症では食塩が悪者にされている
8.骨粗鬆症
9.肥満の分子生物学入門
10.筋肉をつくる食事
11.癌予防を考える食生活
12.高齢者の食事
13.現代人の食べ物―患者さんの食事への質問に備えて
MEMO
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
三浦義彰(医学博士)
1915 東京都に生まれる
1941 東京帝国大学医学部医学科卒業
1942~45 海軍短期現役軍医.主として航空医学の研究に従事
1950~60 東京大学医学部助手,助教授.主として核酸代謝の研究に従事
1960~81 千葉大学教授(医学部生化学).主としてDNA合成開始機構の研究
1981~89 共立女子学園非常勤講師.サントリー(株)医学顧問
1981~ 日仏會舘評議員
小野直美(医学博士)
1957 千葉県柏市に生まれる
1982 千葉大学医学部卒業
1991 島根医科大学講師(内科)
1993~ 佐々木研究所附属杏雲堂病院消化器科医長
橋本洋子(管理栄養士)
1967 青森県八戸市に生まれる
1989 共立女子大学家政学部管理栄養士専攻科卒業
1990~91 Seattle Pacific University留学.スポーツ栄養学専攻
1997~ 共立女子学園短期大学非常勤講師
2001~ 秋草学園短期大学(所沢)地域保育学科専任講師
三浦,小野(斉田),橋本の共著
・新しい健康読本.裳華房,1996.
・別冊・医学のあゆみ.食卓の生化学.医歯薬出版,1998.
三浦,橋本の共著
・スポーツ栄養.杏林書院,1993(初版),1997(改訂).
・食の科学.羊土社,1999.
・はじめての生化学.杏林書院,2000.