臨床工学講座
医用システム・制御工学
- 総頁数:152頁 / 2色
- 判型:B5判
- 発行年月:2013年1月
- ISBN978-4-263-73413-1
- 注文コード:734130
日本臨床工学技士教育施設協議会監修による全国で共通に使える標準教科書
内容紹介
●臨床工学技士の養成は1987年から始まったが,現在まで系統立った教科書は発行されておらず,科目によって他領域の教科書や単行本を使い分けているケースが多かった.2006年第20回国家試験から国試出題基準が大きく改訂されたことを受け,日本臨床工学技士教育施設協議会では2007年度から「教科書検討委員会」を設けて教科書作成事業にとりかかった.
●検討委員会等では,他の医療系教育課程で用いられている教科書を参考にしつつ,今後の臨床工学技士育成に必要な事項を網羅し,かつ教育レベルの向上に資することを目的とした教科書をめざした.その結果,『臨床工学講座』として,全国の教育施設で学ぶ学生たちのために,共通して使用できる標準教科書シリーズを発刊することとなった.
●本シリーズは国試対策用テキストにとどまることなく,臨床工学技士が本来身につけておくべき事項についてふれるとともに,ゆとり教育世代の高校卒業者にも理解できるような導入と内容の展開を心がけた.また随所に“Tips”などを挿入して,より理解しやすいような構成にした.
目次
第2章 システム工学の基本的な考え方
第3章 システムの設計と評価
第4章 システムの信頼性と安全
第5章 生体システム
第6章 制御とは
第7章 制御における関数の扱い
第8章 制御系の記述と伝達関数
第9章 制御系の応答
第10章 医療における制御
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
嶋津秀昭【しまづひであき】
1974年 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
東京医科歯科大学医用器材研究所専攻生修了
1975年 東京医科歯科大学医用器材研究所計測機器部門文部技官
1980年 北海道大学応用電気研究所メディカルトランスデューサ部門助手
1982年 杏林大学講師(医学部第2 生理学教室)
1992年 杏林大学助教授(医学部第2生理学教室)
1993年 杏林大学教授(保健学部生理学教室)
2006年 杏林大学教授(保健学部臨床工学科生理学・生体工学研究室)
現在に至る 医学博士
堀内邦雄【ほりうちくにお】
1981年 長野工業高等専門学校機械工学科卒業
1983年 電気通信大学電気通信学部機械工学科卒業
2000年 日本大学大学院理工学研究科博士後期課程
医療・福祉工学専攻修了 博士(工学)
1983年 テルモ株式会社入社
2006年 工学院大学グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科助教授
2007年 同 准教授
現在に至る
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