摂食・嚥下障害検査の趨勢となりつつある嚥下内視鏡検査が“見てわかる”!
内容紹介
●摂食・嚥下障害の診断において,造影設備等が不要で,診療所,在宅での検査が容易な嚥下内視鏡検査(VE)が近年注目を集めています.本書では約60分の動画で,内視鏡の基本的な操作法,診断のポイントとなる所見を解説しました.機器の使い方を身につけられるのはもちろんのこと,適宜,嚥下造影検査(VF)の画像とも対照しながら解説することで,的確な診断ができるような構成となっています.
目次
2 嚥下内視鏡のセット(野原幹司)
3 消毒(武原 格)
4 嚥下内視鏡検査に必要な解剖(野原幹司)
5 VFとの比較,VEの問題点(戸原 玄)
6 内視鏡の操作の仕方(野原幹司)
7 健常者の内視鏡所見と観察ポイント(野原幹司)
8 典型症例と対応(戸原 玄)
9 見逃してはいけない器質的疾患と使用にあたっての注意事項(武原 格)
付 VEに関するQ&A
書評
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書評:植松 宏 先生 (『歯界展望』2010年11月号掲載 PDFファイル:約504KB)著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
戸原 玄【とはらはるか】
1997年 東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
1998年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系専攻高齢者歯科学分野大学院(〜2002年)
1999年 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座研究生(〜2000年)
2001年 ジョンズホプキンス大学医学部リハビリテーション科研究生(〜2002年)
2003年 東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科医員(〜2004年)
2005年 東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科助手,東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食リハビリテーション外来外来医長(〜2007年)
2008年 日本大学歯学部摂食機能療法学講座准教授(〜現在)
武原 格【たけはらいたる】
1994年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
1996年 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学教室助手(〜2004年)
2002年 ペンシルバニア大学リハビリテーション科留学
2005年 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学教室講師(〜現在)
2006年 東京慈恵会医科大学第三病院リハビリテーション科診療医長
2007年 東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科診療医長(〜現在)
野原幹司【のはらかんじ】
1997年 大阪大学歯学部歯学科卒業
2001年 大阪大学大学院歯学研究科修了
博士号取得(歯学),大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部医員
2002年 大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部助手(2007年より助教)兼医長(〜現在)